KIKU-Qolumn

とかく、あまり人生を重く見ず、捨て身になって何事も一心になすべし。福澤諭吉

三石の食生活

2006-12-28 | Weblog
俺の健康科学の祖、
三石巌が1993年に書いた本。
三石の“現役”生活が多く語られている。
引用する。

「ストレスとかコルチゾールとか、糖新生とか、尿素窒素とか、尿酸とか、CHOとか、CHONとか、CHONSとか、なじみのないことばがでてきた。こいつはごめんだというなら、あなたは前世紀の人間だよ。あなたがきらっていることになるのは二十世紀の知識なんだからな。」

おれもたまに遣わせていただいている言い回しだが、
ほぼ一世紀を生きた人間にのみ出てくる発想だな。
歴史を経てきた重みがある。
健康を科学的に語れるようになったのは、
二十世紀に入ってからだと。

三石の食生活は凄まじい。
ベースに特製科学ドリンクがある。
①ミキサーに牛乳をいれる
 →タンパク質とガンマリノレン酸とラクトフェリン
②バナナをいれる
 →カリウム、マグネシウム、葉酸
③温泉卵をいれる
④配合タンパクをいれる
 →大豆タンパクと乳タンパク、タウリン添加
⑤顆粒状栄養補完食品類
 →VC、VB、レシチン、オリゴ糖、ペクチン、核酸など
⑥さらにVCを追加
⑦ミキサーで攪拌
⑧これに、植物性スカベンジャー、イチョウ緑葉エキス、
 VE、VA、ミネラルの粒と一緒に胃に流し込む

まねできるか?
これを90過ぎのおじいちゃんが毎日やるわけだ。
科学は理屈だ。
キーワードで語る理屈である。
この科学ドリンクは理屈のカタマリである。

三石は“科学的な論考”を生涯やってのけた。
残念ながら、俺が上京する前に
たかが95歳でスキーに興じた後に死んでしまったが…
敬意をはらいたい。

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