新潟市農業特区 米づくり就農体験記

新米ぜんきょうさんのブログ

ビニールハウスつくり

2017-04-06 03:06:03 | 日記
老朽化したパイプハウス

平成29年4月4日

20年も使用していればパイプも腐ります。もう2、3年がいいところですね。新しいものをつくると80万円かかります。


まず、弥彦山からの強風からハウスを守るため、網をかけて防護します。


ハウスの内側からも鉄パイプで補強します。鉄パイプもさび錆です!


鉄パイプに上がりながらの網掛け作業終了。落ちたら大けがです!まさに命がけ作業。


ハウスのパイプが強風で曲がったり、雪の影響でパイプが切れ、継ぎ足しの状態です。


ビニールをかけるための黒ひもです。これを大根に縛って反対側のハウスに目がけて投げます。そして黒ひもでビニールを留めます。



ビニールをハウスに巻く作業です。



ビニールハウスの完成です。PM3時頃が風が止み天井のビニールかけにベストな時間。天井に上がり、大けがすることなく無事終了しました。


ちなみに84歳の両親です。農家に定年はありません。



パイプハウスの老朽化や高齢化での作業で、もう田植え準備にかける経費と労力はありません。田んぼへの直巻きを依頼した方が得策と考えます。






20年ぶりの就農体験

2017-04-01 19:54:16 | 日記
田植えの準備



3月31日実家に行き、後期高齢者の父親と認知症の母親と一緒に田植えの準備に入りました。
実際に植える田んぼは31反なので、育苗箱約700個必要となります。


まず、育苗箱の下に敷く新聞紙を切る作業から始めます。


このようなすじまき機を使います。


土を用意します。


土をすじまき機のタンクに入れます。


育苗箱を流しながら土を平らにならします。


土の入った箱を26段に積み重ねます。


この作業を3人で行います。作業時間約6時間。真っ暗になり久々の肉体労働で、もう”へろへろ”!!
すじの袋もぐったりしている様子です!



後ほどコシヒカリのすじまきをしますが、労力はこの倍です。さすがに農家の仕事はきついです。しかし、
今年は試験的に1/3ほど、直範という手法で直接田んぼに種まきをする予定です。もう田植えなんかする
光景はみられなくなるでしょう。新潟市は後継者不足から耕作地の集約化を進めていますので米農家の人口
は減りますが、米農家の収入は増え、仕事量や経費もかなり軽減されます。

新潟市では株式会社の参入や大規模化により、兼業農家の時代は確実に終わりますね。