ちいさなさえずり

柏崎と刈羽の現在の鳥を柏崎の人が柏崎から発信していく。

アオゲラ

2017-08-30 06:33:13 | 鳥多与里

 スズメ目 キツツキ科 Picus awokera

 アカゲラとともに柏崎周辺では馴染みのあるキツツキです。柏崎の山間地の集落では、かつて両種を区別せずにケラツツキと呼んでいました。しかし、近年はアカゲラ、アオゲラを呼び分けています。秋に、このアオゲラが集落に入ってくることもよく知っていました。このように両種を識別していましたが、呼び名はケラツツキひとつでした。

 アオゲラと呼ばれていますが、実際の色彩は緑色に見えます。青と緑は、信号機の色でも混同していますが。いずれにしろ緑色のアオゲラというキツツキです。アカゲラより一回り大きいです。

 秋に里の人家近くに来るし、“PIU PIU”と特徴のある声で鳴くことから、前出のとおり多くの人に知られています。この声を聞いて秋を感ずる人も少なくありません。冬に入ると、秋まで近くの山野で過ごしていた鳥たちも里や南へ旅立ちます。そのため林から鳥の鳴き声が消えます。そんな中、この鳥の“PIU PIU”や“ケィッ ケィッ”は目立ちます。晩秋、冬の音です。

 また、この鳥のことは、山間地で住居や作業小屋などの板張りの外面をクチバシで突き穴を開けることでも知られています。アオゲラにとっては、巣作りや餌探しの穴開けですが、住む人にとっては大きな迷惑です。

 柏崎では、このアオゲラに加えてアカゲラ、オオアカゲラやコゲラの4種のキツツキが見られます。

 

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