ちいさなさえずり

柏崎と刈羽の現在の鳥を柏崎の人が柏崎から発信していく。

ビンズイ

2016-12-09 06:18:25 | 鳥多与里

   スズメ目  セキレイ科   Anthus hodgsoni

 夏期比較的高い山の針葉樹などで繁殖し冬に低地に降りて来ます。柏崎の最高峰米山(993m)でも繁殖していないと思います。今回は上軽井川の池の端のスギ林と落葉広葉樹が混じる林にいました。生息するのは針葉樹ばかりと思い込んでいましたが混交林にも来るようです。冬越しの地へ渡って行く途中に柏崎の林に立ち寄ったものと思います。柏崎で見ることができるのは10月の中頃から下旬頃までかと思います。

 この頃はホオジロの仲間も渡ります。ホオジロを含め、ミヤマホオジロ、アオジやカシラダカなどです。林やブッシュなどにはホオジロの仲間が沢山います。同じ仲間のオオジュリンはアシ原に特化して生きていますし、鳴き声もチーッと分かりやすいので識別は容易化と思います。しかし、他のホオジロ属はビンズイと同じ大きさに見えるため識別は難しいかもしれません。ビンズイとホオジロ属は同じような林にいます。アオジは低くブッシュへ、カシラダカは高い木の上へ群れで、ホオジロはアオジと同じようなブッシュへアオジより高く、開けた場所から林に入る時それぞれ入ります。ミヤマホオジロも低いところにいます。ビンズイは、ホオジロより高く、カシラダカより低い木へ向かって入ります。鳴き声も決め手ですが、覚えるには慣れが必要と思います。そんなこともあって柏崎では観察されていなかったのかもしれません。

 

 撮影日は総て(2016.10.02) 

 

 


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