虹の国へ-日々を楽しんだり嘆いたりしちゃったりして-

平成21年度3次隊青年海外協力隊として
南アフリカ共和国での活動記録

アフリカーンス消滅(?)

2011-02-23 18:14:40 | 南ア-学校-
今日は、アフリカーンスの話。

アフリカーンスとは、
南アの白人たちが主として使用している言語。

南アにある全11の公用語のなかで、
白人たちが日常的に使用するのは、英語をのぞくとこの言葉だけ。

アパルトヘイト時代は、
英語とアフリカーンスが公用語として使われていました。

その名残からか、
アパルトヘイト撤廃後も
黒人たちの学校でアフリカーンスが授業として行われています。

しかし、今年巡回しているいくつかの学校で、
一斉にアフリカーンスの授業を取りやめています。

校長先生に理由を尋ねると、
「教師の数が足りないから」
「算数やSiSwatiの授業時間を確保するため」などとまちまち。

私のホストマザーが校長をしている学校では、
かなり前から行われていませんが、

あまりに揃った対応に、変なことを勘繰りたくなる私。

よくよく聞くと、
サーキットオフィスから
算数科とSiSwatiにもっと力をおくべきとお達しが来たからのようです。

まあ現在の社会環境で、
アフリカーンスを使用することを強要される場面はほとんどありません。
(一部の旧白人居住区ではアフリカーンス以外の言葉では応対しない官庁もあるそう
ですが。それは例外として。)

アフリカーンスを話せる黒人は、これから減っていくのでしょうか。

私のいる間に、めまぐるしい変化はないでしょうが、
十年、二十年と経つうちに、大きな変化になるかもしれません。

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