(サンケイスポーツ)
全国高校総合体育大会最終日(4日、代々木第一体育館)安定した着地で、世界の白井をうならせた。個人総合初Vを成し遂げた谷川は、「全国大会で1位になったことがなかった。一度は経験してみたかった」と大舞台での頂点をかみしめた。
床運動で16?700点を刻んだ白井の演技をみて、「個人総合で勝てないと思った」と一時は白旗をあげたが、6種目トータルでライバルを上回った。オールラウンダーの実力をみせつけた。
同じ高校出身で、10月の世界選手権(中国?南寧)代表の野々村笙吾(20)=順大=にあこがれる。卒業後の進路も野々村と同じ順大を志望しており、「この世代で協力して、五輪で戦っていくことが目標」と話した。2年後のリオデジャネイロ五輪、2020年東京五輪へ、体操王国ニッポンに頼れる存在が現れた。