一話追加。
納品作業が完了しましたので、何事も無ければ連休明けにはお手元にお届けできるかと。ご参加ありがとうございました。
以下、次回予告(予定は未定)
店の奥、木曽原の作業スペースに山積みされた箱。
二人は、呆然とその箱達を眺めていた。
「ブライダルブーケが、いくつも重なるなんて……メデタイ……んでしょうね」
そう、なのだ。
ブライダルブーケを生花で、と言うのが最近の流行らしい。
明日の吉日に向け、この小さな花屋にも、ブーケの依頼が入っていた。
それも、いくつもの。
懇意にしているホテルからの依頼を断りきれなかったのだ。
「花選び……二人じゃ厳しいですよ……ね、手伝ってもらいましょう、ね?」
エアの悲鳴のような訴えに、木曽原は頷くしかなかった。
ブーケに使用する花は特別だ。
傷付いていない物、花びらが整っている物、それを、沢山の花の中から選別しなければならない。一箱に200本のバラ。その中で、ブーケに使える物は二本有れば良いところ。しかも、一晩で選別しブーケに仕上げなければならない。
とにかく、これは、根気の要る仕事なのだ。
以下、次回予告(予定は未定)
店の奥、木曽原の作業スペースに山積みされた箱。
二人は、呆然とその箱達を眺めていた。
「ブライダルブーケが、いくつも重なるなんて……メデタイ……んでしょうね」
そう、なのだ。
ブライダルブーケを生花で、と言うのが最近の流行らしい。
明日の吉日に向け、この小さな花屋にも、ブーケの依頼が入っていた。
それも、いくつもの。
懇意にしているホテルからの依頼を断りきれなかったのだ。
「花選び……二人じゃ厳しいですよ……ね、手伝ってもらいましょう、ね?」
エアの悲鳴のような訴えに、木曽原は頷くしかなかった。
ブーケに使用する花は特別だ。
傷付いていない物、花びらが整っている物、それを、沢山の花の中から選別しなければならない。一箱に200本のバラ。その中で、ブーケに使える物は二本有れば良いところ。しかも、一晩で選別しブーケに仕上げなければならない。
とにかく、これは、根気の要る仕事なのだ。
納品してきました。問題無ければ、もうすぐお手元に届くかと思います。
次の依頼予定。……。あくまで、予定。
■
――うおおおぉぉぉぉん
轟く咆哮に、周囲に居た者は皆飛びあがった。がらがらと、またどこかで何かが崩れる音。
「何ですか? アレ?」
朝市へ買い付けに訪れていた鈴木エアと木曽原シュウ。二人が目にしたのは、巨大な……。いや、現実を直視するならば、の話なのだけれども。そう、巨大な……
「……ドブネズミ」
木曽原の呟きに、エアは激しく首を振る。そんなはずは無い。ネズミが市場を踏みつけるほど巨大なはずは無いではないか、と。けれども。二人の目の前には、居るのだ。
どーんどーんと。
今度は尻尾が二度舞った。衝撃で、市場の二号館はくしゃりとつぶれ去る。
『えーん、ごめんなさいですぅ』
エアを庇いながら立ち尽くす木曽原に、小さな声が聞こえてきた。足元に、小さな花が見える。
『餌用に開発された、私、バイオフラワーなんですぅ』
つまり、この花びらを食べたネズミが、ああなってしまったのだ、と。
『でも大丈夫、僕の花びらを食べれば、元に戻るよ』
隣の花からは、励ましの声。つまり、元に戻す花も存在するのだ。気楽に言うけれども、と。木曽原は顔をしかめた。あんな巨大なものに、どうやって花びらを食べさせるというのか。
次の依頼予定。……。あくまで、予定。
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――うおおおぉぉぉぉん
轟く咆哮に、周囲に居た者は皆飛びあがった。がらがらと、またどこかで何かが崩れる音。
「何ですか? アレ?」
朝市へ買い付けに訪れていた鈴木エアと木曽原シュウ。二人が目にしたのは、巨大な……。いや、現実を直視するならば、の話なのだけれども。そう、巨大な……
「……ドブネズミ」
木曽原の呟きに、エアは激しく首を振る。そんなはずは無い。ネズミが市場を踏みつけるほど巨大なはずは無いではないか、と。けれども。二人の目の前には、居るのだ。
どーんどーんと。
今度は尻尾が二度舞った。衝撃で、市場の二号館はくしゃりとつぶれ去る。
『えーん、ごめんなさいですぅ』
エアを庇いながら立ち尽くす木曽原に、小さな声が聞こえてきた。足元に、小さな花が見える。
『餌用に開発された、私、バイオフラワーなんですぅ』
つまり、この花びらを食べたネズミが、ああなってしまったのだ、と。
『でも大丈夫、僕の花びらを食べれば、元に戻るよ』
隣の花からは、励ましの声。つまり、元に戻す花も存在するのだ。気楽に言うけれども、と。木曽原は顔をしかめた。あんな巨大なものに、どうやって花びらを食べさせるというのか。
ご依頼ありがとうございます。
現在執筆中です。
今回の依頼は月曜には受付を終了します。
次の依頼は、バトル……系?を予定してます。
と言うような事を、異界に書いた方が良いと、気が付いたのは土曜の午後。
現在執筆中です。
今回の依頼は月曜には受付を終了します。
次の依頼は、バトル……系?を予定してます。
と言うような事を、異界に書いた方が良いと、気が付いたのは土曜の午後。