きーらいむ☆コレクション

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10月 ボストン出張ついでに観光(田舎編)

2012-05-26 12:28:46 | 旅行

友人のAZちゃん(AちゃんとかぶるのでAZちゃん)はボストンから車で40分くらいのConcordという街の近くに住んでいます。
街中の生活に飽きて、田舎暮らしがしたかったらしい。
森の中にいくつかの家が集まっているところに2階建ての一軒家を借りていて、私たち3人泊まるなど全く問題のない広さの家でした。
それでもたぶん家賃は、東京のアパートと同じくらいなんじゃないのかなぁ。

翌日、AZちゃんプレゼンツ田舎ツアーの始まりです!
まずは車で(!)近所のカフェへ向かい、焼き立てのパンとカフェオレで朝食を。
私はアメリカのマフィンが大好きで、あのしっとり&ポロポロくずれる生地と、ベリーのフレッシュ感に飽きることなく、アメリカ滞在中の朝食にはマフィンを食べ続けています。
ここでももちろんブルーベリーマフィンをオーダー。
土曜日の朝は家族連れもいて、穏やかな生活の一部に私たちも溶け込むことができました。

さて最初の観光地はWalden Pondという湖です。
カフェから車で15分ほど。
ヘンリー・ソローという作家が19世紀にこの湖のほとりに小屋を建て、外界から離れた質素な生活を2年間送り、その生活を「ウォールデン ―森の生活」という本にまとめています。
私は全く記憶にないのですが、進学校出身の後輩Aちゃんは「授業で習ったことがある!」と言うほど、有名な作家です。
穏やかな朝食の後は、鏡のように青い空と木々を映し出す美しい湖のほとりを散策。
なーーーんて、贅沢な土曜日なんでしょう。


ボストンを含むこの地方は、イギリスのように美しいことからニューイングランド地方と呼ばれています。
ニューイングランド地方の紅葉はとても有名で、今回も紅葉を期待していたのですが、残念ながら今年は暖かく、私たちが訪れたのはちょっと早かったようです。
とはいえ、紅葉の時期が迫った涼しさにも関わらず、湖を泳ぐ人影が!!!
湖の周りをランニングやスイミングのトレーニングをしている人たちにたくさん出会いました。
私たちがのんびりと散策しているものだから、私たちが1周する間に真剣モードでウォーキングしている同じおじさんと2度すれちがったのでした。。。

次は、田舎町Concordへ。
ザ・アメリカの田舎町ってところです。

カードショップや雑貨屋さん、本屋さんをぷらり。
いわゆる観光地を巡るのとは違い、地元の人たちと同じような生活を楽しむことができて本当に良かったです。
ランチは地元で人気のパブで、ハンバーガーを。
こちらもザ・アメリカを満喫することができました。

続いてはMinute Man National Historical Parkへ。
アメリカがイギリスの植民地だった頃、植民地軍の武器弾薬が保管されていたConcordをイギリス軍が侵攻することを決め、1775年4月18日にボストンに軍隊を集結させました。
これにいち早く気づき、敵の目をくぐって知らせた人物がいて、その知らせを受け植民地軍がLexingtonという町でイギリス軍を待ち伏せしました。
Concord川にかかるこの橋でイギリス兵とアメリカ農民兵が衝突し、ここから独立戦争が始まりました。
アメリカ兵は普段農業を営む民兵で、召集に応じ1分間で着替えて兵士に変わることから、Minute Manと呼ばれていたそうです。

今は静かな国立公園で、観光客が散策やボートを楽しんでいます。
ここも紅葉シーズンに景色を楽しみたかったものです。
なんとか赤くなった樹を一本発見し、紅葉を楽しんだかのような絵を撮ってきました(笑)
赤とんぼも飛んでいて、秋らしさ満点!

(ちなみに、これを書いているのが5月で、すっかり季節は新緑が美しい季節です。。。すみません~)

さらに紅葉を求めて山の上まで車で上っていったのですが、結局一面紅葉の景色を臨むことはできませんでした。
でも、天気にも恵まれ、本当に気持ちのよい秋の一日を過ごすことができました。
AZちゃんのおかげで、一味違った観光を楽しむことができ、H先輩もAちゃんも都会から離れた生活でリフレッシュできたようでした。

帰りにスーパーに寄り、お酒とカレーの材料を買い、4人で夕飯を作りながら家飲みを楽しんだのでした。
Wii Fitで盛り上がり、こんな学生のような生活も最高の贅沢ですね。
H先輩は、家では良いパパですが、たまには家族から離れた独身生活で羽を伸ばすことができたようでしたよ(笑)

最後に、AZちゃんは日本から離れていながら、とても丁寧な暮らしぶりで感心しました。
着いた日には、「緑茶が古くなったから」といって、フライパンで炒って美味しいほうじ茶を出してくれたし、帰る日の朝も空港まで送ってくれる前に、自ら豆を挽いてコーヒーを淹れてくれたのでした。
仕事もできて優秀なのに、丁寧な暮らしぶり、週末には森林を散策して野鳥の写真撮影を楽しむなど、東京であくせくした毎日を送る私たちにはとてもまぶしく映ったのでした。

本当にありがとう~!!!