「治る力」さえ引き出せば、どんな病気も自分で治せます。
ただ、人の体は一筋縄ではいかないというのもまた、事実です。
自然界は善と悪とに二分できないように、人の体も、つねに白黒はっきりつけられるものではありません。
まさに人が生きていく道のりそのままに「山あり谷あり」と心得て、「治る力」も立ち上げていく。
すぐに結果を求めず、行きつ戻りつしながら、少しずつ本当の健康を作っていくという意識を、もっていただきたいと思います。
何か物騒に思われるかもしれませんが、ナイフのようにすっぱり切るのではなく、押したり引いたりしながら少しずつ切っていくノコギリは行きつ戻りつ体をよくしていくイメージに、ぴったり当てはまります。
今、みなさんの体はどんなふうでしょうか。
すっきり爽快でしょうか、ちょっと不調が続いているでしょうか。
いずれにせよ、できる限り自分の体を慈しむことです。
よしんだ体を顧みることを怠ったばかりに、大きな病気になってしまったとしても、決して自分の体を、自分で投げ出してしまわないでください。
計り知れない「治る力」という機能を、あなたの決意と実行力によって大いに引き出してください。
何より自分の体を信じ、自分で「いい」と思えるものを日々取り入れながら、自分自身の力で、本当の健康を立ち上げていってください。
その先には、奇跡的とも言える健康に満ちた幸せな人生が待っていることでしょう。