「子猫の時から頻尿で、いままで4人の獣医さんに相談し
ましたが、どなたからも「この子の質」だと言われていま
した。それまでのドライフード中心の食事が問題だったの
かもしれません。怖がりの子なので、性格も要因のひとつ
の可能性はあると思います。
獣医さんには連れて行き、療法食を薦められたのですが
納得できず、生肉手作り食のストラバイト疾患用、と言う
のを自分で作ろうと思っております。
今朝は生の鶏肉のみに水を加えて与えましたが、生肉だ
け与えることに不安があります。カルシウムとリンの割合
や、必須脂肪酸、その他ミネラル、ビタミン、タウリンの
必要摂取量等、
●先生は、この状態なら、何日間、生肉食のみの食事で大
丈夫とお考えでしょうか?
●また、一日にどれくらいの量の尿が出ていれば、救急で
獣医さんに連れて行かなくても大丈夫でしょうか?」
現役を引退した70歳の隠居獣医師に、特許pHスティック
のお客様でもないにもかかわらず、上のような質問をして
きた図々しい飼い主さんがいました。
年寄りは頭脳が老化し、先祖帰りで幼児のような精神状
態になるそうですが、私も例外でないらしい。この質問を
読んだとたん、ムッと不快になり、腹が立ちました。
獣医師をナメヤガッテ!
4人もの獣医師が言うことを信用できないとは、どんな
心理状態なのだろう?
獣医師が「この子の質」だと言ったのは、先天的な脆弱
個体で飼う価値が無い欠陥猫だと言ってるのです。
そんな猫を自力で健康にしようと考えるのは、神や仏の
マネをしようとするのと同じ。不遜極まりなく、とっても
生意気だから、老人の私が不快に感じたのだと思います。
祖父母など近親者の臨終に立ち会い、火葬場で骨を拾っ
た経験がある大人なら、人間が病むこと老いること死ぬこ
とについて、きちんと死生観が備わるはずです。
その死生観は犬や猫にも通用します。獣医師が治せない
と診断した犬や猫を、飼い主さんが自分で治そうと考える
のは各自の勝手ですが、隠居獣医師の私に聞いてくるのは
スジ違いも甚だしい。失礼なんじゃないの?
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