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競馬予想競馬予想Fではおもに重賞レースの競馬予想や、役に立つかわりませんがコラムとして情報を発信していきます。

宝塚記念(GI) 出走馬速報

2012-06-13 10:10:42 | 宝塚記念予想
6月24日、宝塚記念が開催されますが、まずはどの馬が出走する事が予想されるのか、どの馬が出走しないのか検証してみたいと思います。

まずは出走しない事が発表された馬についてですが、去年の天皇賞(秋)を制し、その名を知らしめたトーセンジョーダンが、左前球節炎を発症してしまった為、当初予定されていた宝塚記念への出走を回避する事になったそうです。

天皇賞(秋)を制した後も、ジャパンカップ2着、有馬記念5着、天皇賞(春)2着と、GIレースで常に上位の成績を収めており、非常に残念な発表となりました。

又、天皇賞(春)で11着と惨敗してしまった3冠馬オルフェーヴルが、体調が悪い様であれば、宝塚記念へ出走はしないとの事で、無事に出走できる事をただただ願うばかりです。

GI2勝のローズキングダムが安田記念へ出走する事が発表されており、ローテーション的には宝塚記念への出走が微妙なところですね。

近走では成績がおもわしくなく、朝日杯フューチュリティステークスを制しているスピードで、再起しようという狙いだと思います。

同じく安田記念への出走が発表されているペルーサも、安田記念へ出走すると、宝塚記念への出走は微妙なところですね。

そうなると残すところ、獲得賞金上位を見てみると、アーネストリー、エイシンフラッシュ、マイネルキッツ、オウケンブルースリ、ジャガーメイル、トゥザグローリー、ヒルノダムール、ルーラーシップ、ホエールキャプチャ、ウインバリアシオン、ダークシャドウといったところでしょうか。

先日行われた目黒記念(GⅡ)に勝利したスマートロビンや、大阪杯(GⅡ)を制したショウナンマイティが、ローテーションや獲得賞金的に、どうなるかといったところで、残すは鳴尾記念の結果次第となるでしょう。

オルフェーヴルが天皇賞(春)で惨敗を喫した現在、はっきりとした本命馬が不在で、正直宝塚記念の予想もかなり難しいと感じています。

今年の宝塚記念、一体どの馬に春のグランプリの栄誉がもたらされるのか、俄然注目です!!

安田記念 JRA GI 芝1,600m

2012-06-02 12:07:33 | 安田記念予想
先日、安田記念の前哨戦である京王杯スプリングカップ(GⅡ)が開催されましたので、その結果についてあらためて振り返りたいと思います。

京王杯スプリングカップを迎え、2年連続で高松宮記念(GI)2着、重賞3勝のサンカルロが単勝オッズ4.0倍で1番人気、去年の京王杯スプリングカップを制し、安田記念でも2着のストロングリターンが今年初戦ながらも2番人気、2009年のNHKマイルカップ(GI)を制し、GI2勝目を狙うジョーカプチーノが3番人気、去年の弥生賞(GⅡ)以来、勝ち星から遠ざかっているサダムパテックが4番人気、2010年の朝日杯フューチュリティステークス(GI)、2011年のNHKマイルカップとGI2勝のグランプリボスが5番人気と、GIウィナーも含めて重賞勝ちの馬も多く、強豪が揃ったレースとなりました。

まずスペシャルハートがハナに立ち、タマモナイスプレイ、ジョーカプチーノ、サンカルロ、サクラゴスペルと続きます。

サンカルロが先行する事は最近無かったので、正直この時点でだいぶ驚きました。

サダムパテックが中団に取りつき、ストロングリターンが11、12番手、グランプリボスが最後方から2、3番手といった展開で最終コーナーを回り、直線に向くと、先行勢が粘りこみを謀るも、末脚を溜めていた馬たちがジョッキーのムチに反応。

まずサダムパテックが力強く抜け出し、インプレスウィナー、ストロングリターン、レオプライムがサダムパテックを追います。

この4頭の上がりタイムはかなり優秀で、その中でもレオプライムは上がり3F32.8秒という驚異的なタイムでした。

結局先に抜け出していたサダムパテックがレオプライムを3/4馬身抑えて1着でゴールイン。

去年の弥生賞以来の勝ち星を挙げる事となりました。連対も去年の皐月賞(GI)以来と、復活へ向けて好印象を残したと思います。

残りの問題をしいて挙げるなら、安田記念では負担斤量が今回の56kgから2kg増えるところでしょうか。

ストロングリターンも去年の富士ステークス(GⅢ)以来の出走で、安田記念を前に一叩き出来ましたし、安田記念では万全に仕上げてくるでしょう。

グランプリボスは7着も、上がり3Fのタイムは33.2秒と優秀でした。固い馬場であれば、まだまだGI馬として力を見せられるのではないかと思います。

さて、安田記念まで残りあとわずか。一通り前哨戦も終わりましたので、入念に予想し、安田記念を観戦していこうと思います。

日本ダービー 東京競馬場 JRA GI

2012-05-18 14:39:27 | 日本ダービー予想
今回は間近に日本ダービーを控える中、皐月賞でアンラッキーな部分もあり、2着に敗れたワールドエースに注目していこうと思います。

ワールドエースは今年も産駒が大活躍を見せているディープインパクトの産駒で、去年の12月に2歳でデビュー。

新馬戦で単勝オッズ1.4倍の人気を集めると、その人気に応えて初勝利。2戦目には翌月のオープン戦、若駒ステークスへ。

ここでも単勝オッズ1.2倍の人気を集めます。

レースは5頭立ての重馬場で行われ、ワールドエースは最後方からレースを展開。直線で捲りにかかりますが、重馬場の影響もあってか、逃げたゼロスを捉えきれず、2着に敗れてしまいます。

3戦目には重賞のきさらぎ賞(GⅢ)へ中1週で臨み、1番人気の中、13頭中10番手と後方からレースを進め、直線に向くと前走の鬱憤を晴らす様に駆け上がり、後方から追いこんできたヒストリカルを1.5馬身抑えてゴールイン。

2勝目を重賞初勝利とともに果たします。皐月賞への間隔を考えてか、トライアルレースの若葉ステークス(OP)戦に参戦。ここでも1番人気に支持され、16頭中12番手でレースを展開。

若駒ステークス同様やや重の馬場となりましたが、今度は逃げたメイショウカドマツをきっちり直線で捉えてゴールイン。

連勝で3勝目を挙げ、いよいよ皐月賞へ。

皐月賞では初めて1番人気を譲り、その1番人気にはトライアルレースのスプリングステークス(GⅡ)を制したグランデッツァが座り、ワールドエースが2番人気、以下 ディープブリランテ、ゴールドシップ、アダムスピークと続きます。

ここでもやや重の馬場となりますが、ワールドエースには経験が有ります。

先行馬ディープブリランテも見つつ、といった展開になるかと思われましたが、スタート直後に他馬と接触し、つまずくと、17番手からの競馬となります。

適度なペースで流れる中、第四コーナーから直線に向くと、内の馬場をほぼ全ジョッキーが嫌って外へ針路を取り、ワールドエースも外を回りますが、大外のポジションとなった溜め、距離のロスはかなりのものでした。

そんな中で最後方にいたゴールドシップが何と内のポッカリ空いた内に針路を取ると、難なくポジションをアップさせ、いとも簡単に6番手のポジションを取ります。

これが大きなアドバンテージとなり、ゴールドシップがそのまま抜け出して、ゴールイン。

ワールドエースも必死に追いますが、やはり距離のロス、スタート直後のつまずきもあってか届かず、2.5馬身差の2着を確保する事が精一杯でした。

日本ダービーで東京競馬場に舞台を移し、長い直線を活かしたレースを展開出来るのか、皐月賞での経験を糧に、ぜひワールドえーずには頑張ってほしいところです。

力がある事は間違いありませんので、まだまだ人気は落ちないでしょう。

日本ダービー予想はワールドエースを本命に、予想を楽しもうと思います。

牝馬マイル王決定戦 ヴィクトリアマイル(JRA GI)

2012-04-26 18:21:52 | ヴィクトリアマイル予想
さて、古馬となった牝馬にとっての春のチャンピオンシップである、ヴィクトリアマイルが近付いてきました。

今回、ヴィクトリアマイルカップが初めて開催された2006年の栄えある優勝馬、ダンスインザムードについて触れてみたいと思います。

ダンスインザムードは、父親サンデーサイレンス、母親ダンシングキイの間に産まれ、全姉にダンスパートナー、全兄にダンスインザダークなどがいる、GI勝利を使命として期待された1頭でした。

そんな中、2003年の暮れに2歳でデビューし、圧倒的な1番人気の支持に応え、2着に6馬身差をつける圧巻の内容でデビュー勝ちを収めます。

3歳となり、500万下の若竹賞に出走すると、2番手で先行しながらもメンバー中最速タイの上がりタイムで駆け抜け、2連勝。

3戦目には、桜花賞へ向けた重賞である、フラワーカップを選択。

ここでも2番手で先行し、後方から捲り気味に上がってきたヤマニンアラバスタの追撃をコンマ2秒差退け、重馬場でのレースも克服し、いよいよ桜花賞へ向かいます。

桜花賞ではチューリップ賞を制しているスイープトウショウをおさえて1番人気となり、レースでは今までよりやや後ろ目の6番手でレースを展開。

第四コーナーで2番手までポジションを上げると、切れのある脚を見せ、先行しながらもメンバー中最速の上がり3F34.2秒のタイムで他馬を寄せ付けず、見事に無傷での桜花賞制覇を達成します。

2冠、3冠なるかと期待されますが、オークスではダイワエルシエーロ、秋華賞ではスイープトウショウにそれぞれ離された4着と沈み、エリザベス女王杯へ出走するのかと思われますが、天皇賞(秋)、マイルチャンピオンシップと古馬や牡馬達への挑戦。それぞれ2着と奮闘し、あらためて能力の高さを証明しますが、ここから長期のスランプに陥ります。

明けた4歳で、安田記念を目指すも、休み明けの京王杯スプリングカップで9着、安田記念では最下位の18着と惨敗。

その後も凡走を続けますが、3歳時に活躍した天皇賞(秋)とマイルチャンピオンシップでそれぞれ3着、4着と掲示板を確保し、復調の兆しを見せ、向かえた5歳の読売マイラーズカップで久し振りの連対を果たし、今年初開催となる、ヴィクトリアマイルへ向かいます。

1番人気は、前哨戦の阪神牝馬ステークスを制している、前年の桜花賞、NHKマイルカップの変則2冠を達成したラインクラフトが座り、ダンスインザムードは2番人気、3番人気に前年の秋華賞馬、エアメサイアが入り、レベルの高い激戦が予想されます。

ダンスインザムードは、道中5、6番手を進むと、全盛期の様な長い切れのある脚を発揮し、2着のエアメサイアにコンマ2秒の差をつけて優勝。

2年振りの勝利をGI勝ちで、しかもヴィクトリアマイルの初代女王として名を刻む事となりました。

ヴィクトリアマイルのレベルが年々高くなってきており、今年はどの馬が栄誉を手にするのか、今からヴィクトリアマイル予想が楽しみですね。

NHKマイルカップ JRA GI

2012-04-13 11:49:11 | NHKマイルカップ予想
さて、NHKマイルカップまでいよいよ残すところ僅かとなってきました。

先日、NHKマイルカップへ向かう上での重要な重賞レースである、ファルコンステークス(GⅢ)が行われ、ブライトラインが見事に重賞初勝利をあげました。

ここで、ブライトラインの戦績などを振り返ってみようと思います。

ブライトラインはフジキセキ産駒で、去年の9月に小倉の新馬戦、芝1,800mでデビューしました。

デビュー戦は4着と掲示板を確保し、2戦目には中山の未勝利戦、芝1,600mで2着と初連対。

3戦目は京都の未勝利戦、芝2,000mに臨み、ここで念願の初勝利を挙げる事となりました。

続く4戦目、500万下条件の黄菊賞(芝1,800m)に出走。

のちにクイーンステークス(GⅢ)に勝利する事となる、1番人気のヴィルシーナなどを抑え、2連勝を成し遂げます。

そして注目の次走ですが、ブライトラインは朝日杯フューチュリティステークス(GI)には向かわず、クラシックへの登竜門的な意味合いの強い、ラジオNIKKEI賞2歳ステークス(GⅢ)へ向かいます。

トリップ、グランデッツァ、ゴールドシップ、アダムスピークなどの強豪がひしめく中、善戦はしたものの、5着に敗れる結果となりました。

休養はせず、この後も重賞へ転戦する事となる訳ですが、年明け初戦には京成杯(GⅢ)に挑むも、初めての2桁着順となる10着、アーリントンカップ(GⅢ)ではそこまでの差は無いものの、7着と敗れ、クラシックへの道に黄信号が灯った中で迎えた、ファルコンステークス(GⅢ)。

今まで出走したレースでは一番短い芝1,400mへの出走となりました。

雨の中、重馬場で行われたファルコンステークスで、後方14、15番手を追走するかたちでレースを進め、先行馬有利かと思われましたが、直線では1頭次元の違う脚色を見せます。

上がり3ハロンのタイム、35.5秒はメンバー中最速で、2番目に良かった馬の上がり3ハロンのタイムは36.0秒であった事からも判る様に、半馬身差ではあったものの、着差以上に強さを感じさせる競馬を見せ、見事に重賞初勝利を挙げる事となりました。

この後ブライトラインがNHKマイルカップに向かうかはまだ判りませんが、もし出走する事があれば、注意したい1頭だと思います。

NHKマイルカップ予想の際にはぜひ馬券対象に加えたい所です。

GI 天皇賞(春) JRA

2012-03-24 13:35:26 | 天皇賞(春)予想
ステイヤーNo.1チャンピオンを決めるJRAの一大レース、天皇賞
(春)が近付いてきました。
なんと言っても、天皇賞(春)の特徴は、GIレースの中で最も長い距
離、芝3,200mを走るレースであり、体力自慢が集うレースです。

今回ははまず、去年の天皇賞(春)を制したヒルノダムールの戦績を振り返ってみたいと思います。

ヒルノダムールは、父親がマンハッタンカフェ、母親がシェアエレガンス、母父にラムタラという血統で、2007年5月に誕生しました。

2009年の11月に2歳でデビュー。新馬戦の後にスプリングステークス(GⅡ)、毎日王冠(GⅡ)に勝利する事になるアリゼオにクビ差で敗れてしまいますが、中1週で臨んだ未勝利戦では3馬身差をつけて快勝します。

3戦目には、クラシックを占う上で重要なレースとなっているラジオNIKKEI杯2歳ステークス(GⅢ)を選択。

3番人気に支持され好走しますが、ドバイも制する事になるヴィクトワールピサなどに敗れ、2歳時のレースを終える事となりました。

3歳時には、クラシック路線へとローテーションを組み、まずは年明けの若駒ステークス(オープン)でルーラーシップを敗り、2勝目を手にすると、続く皐月賞トライアル、若葉ステークス(オープン)で2着を確保。

向かえた皐月賞でも力強いレースを見せ、ヴィクトワールピサの2着と結果を残します。

しかし、この後のダービー、札幌記念(GⅡ)、菊花賞では上位人気となったものの、期待に応えられない結果となってしまいました。

しかし、暮れの鳴尾記念(GⅢ)で2着と久し振りの連対を果すと、続く日経新春杯(GⅡ)でも2着、京都記念(GⅡ)で3着と復調し始めると、大阪杯(GⅡ)で約1年3ヶ月振りの3勝目を、重賞初制覇というかたちで挙げる事となります。

そして万全の状態で迎えた久し振りのGIレース、春の天皇賞では7番人気とやや控えますが、レースでは中団を進み、長丁場最後の直線。

力強い脚で駆け抜け、エイシンフラッシュの追撃を半馬身差凌ぎ、見事GIタイトルを手にする事となりました。

最強世代と言われる中、クラシックのタイトルは手にする事が出来ませんでしたが、天皇賞を父仔で制覇するなど、まだまだ活躍が期待されます。

今年もヒルノダムールが出走する可能性はあると思いますので、引き続き応援していく次第です。

天皇賞(春)予想の際はぜひ馬券に加えたいと思います。

皐月賞 JRA GI 新たなる系譜

2012-03-12 14:15:27 | 皐月賞予想
2012年の皐月賞が近付いてきましたね。今年、一体どの馬に栄誉がもたらされるのでしょう。

2010年、2011年とキングカメハメハ産駒が競馬業界を席巻。2年連続でリーディングサイアーの称号を獲得し、益々評価を高めていますが、そんな中、新たな種牡馬がキングカメハメハに対して挑戦状を突きつけています。

そう、ご存知ディープインパクトです。

去年、初年度産駒のマルセリーナが桜花賞、リアルインパクトが3歳にして安田記念を制し、早くもGIタイトルを2つ手にしました。

そして今年の皐月賞を控え、早くも何頭もの皐月賞馬候補が現れている事をあらためて確認していこうと思います。

まずは今年の1月に、皐月賞と同じ中山競馬場、芝2,000mで開催された京成杯(GⅢ)を勝ち上がった、ベストディール。

中段やや後ろからレースを進め、直線では長く良い脚を使う好内容のレースでした。

皐月賞へはもう1つレースを使うと思いますので、ステップレースに注目したいと思います。

そして、東京スポーツ杯2歳ステークスを制したディープブリランテ。

共同通信杯(GⅢ)ではゴールドシップの前に完敗してしまいましたが、12kg馬体重が増加していた事や、初めて逃げるレース展開をとなった事もあり、新馬戦と東京スポーツ杯2歳ステークスで見せた圧勝劇は、まだ色褪せていません。巻き返しに期待したいところですね。

きさらぎ賞(GⅢ)を制したワールドエースもディープインパクト産駒です。オープン戦の若駒ステークスは、5頭立ての重馬場で、展開が読み辛い中、逃げ馬の前に敗れてしまいましたが、きさらぎ賞では鬱憤を晴らすかの様な、力強い競馬を見せてくれました。切れ味鋭い脚を持っており、皐月賞馬候補の有力な1頭です。

そしてもう1頭、ラジオNIKKEI杯2歳ステークス(GⅢ)を制したアダムスピークも忘れてはいけません。

このレースでは共同通信杯を制したゴールドシップに1.1/2馬身差をつけて勝利しており、強い競馬を見せてくれました。

他にもオープンクラスを勝っている馬もおり、まだまだディープインパクト産駒の新星が現れてもおかしくありません。

今年ははたして皐月賞の父仔制覇達成となるのか、本当に楽しみです。

桜花賞 JRA 3歳牝馬限定 GIレース フルゲート18頭

2012-03-10 11:28:09 | 桜花賞予想
近年の桜花賞を語る上で、欠かせない1頭を挙げるとするならば、やはり去年一杯で引退したブエナビスタではないでしょうか?

ブエナビスタは牝馬での総獲得賞金が歴代1位(牡馬を含めると2位)、国内GIレース12連対が歴代1位という輝かしい成績を残しました。

デビュー戦は3着と敗れてしまいますが、1着に皐月賞馬となったアンライバルド、2着にダービー2着となったリーチザクラウン、4着には菊花賞馬となったスリーロールスがいるなど、GI馬を3頭輩出する伝説の新馬戦となりました。

続く未勝利戦に勝利し、抽選が通った阪神ジュべナイルフィリーズでは見事1番人気に応え、0.4秒差をつけてGI初勝利を挙げます。

クラシックでは強敵レッドディザイアが現れるも、桜花賞、オークスを制し、いよいよ牝馬三冠達成なるかと期待されますが、秋華賞ではレッドディザイアの前に敗れてしまいました。

しかしこの後もブエナビスタは牡馬達をも圧倒し、有馬記念2着、京都記念1着、ドバイシーマクラシック2着、ヴィクトリアマイル1着、宝塚記念2着、天皇賞(秋)1着、ジャパンカップ2着(1着入選も降着)、有馬記念2着、ヴィクトリアマイル2着、宝塚記念2着、ジャパンカップ1着と、常にGI戦線を盛り上げ、活躍し続ける事となりました。

牝馬ながら、5歳まで長期休養も無く春・秋のGIレースに出走し続けた事には、1競馬ファンとしても頭が下がる思いです。

父親はダービー馬のスペシャルウィーク、母親は現在の阪神ジュべナイルフィリーズを制し、ダービーにも出走したビワハイジで、母仔で阪神ジュべナイルフィリーズを制しており、又、半妹のジョワ
ドヴィーヴル(父ディープインパクト・母ビワハイジ)も阪神ジュべナイルフィリーズを制して姉妹で戴冠するなど、一族を形成する様相を呈しており、これからの競馬界にとっての貴重な財産である事は
間違いありません。

繁殖牝馬となって初めて交配する予定の馬がキングカメハメハと、引退しても尚、話題に事欠かないブエナビスタですが、もし牝馬が産まれてきたら、桜花賞の母仔制覇に期待せざるを得ませんね。

そんな願望を持ちつつ、今年の桜花賞ではどんなドラマが生まれるのか、しっかり目に焼き付けていこうと思っています。

JRA GI 高松宮記念

2012-02-12 11:55:00 | 高松宮記念予想
いよいよ3月末、高松宮記念が中京競馬場にて開催されます。

今年の高松宮記念には、去年のスプリンターズステークスを制したカレンチャンが出走する事が予想されますね。

そのカレンチャンの父親であるクロフネについて歴史を振り返ってみようと思います。

クロフネは、競走馬として10戦しかしていないにもかかわらず、競馬ファンの心を鷲掴みにしたのではないでしょうか?

1998年、French Deputy、Blue Avenueの仔として生を受け、日本に輸入されます。

いわゆる外国産馬です。2000年10月にデビューし、初戦は敗れるものの、2戦目、3戦目と勝利し、暮れのラジオたんぱ杯では1番人気に推される程、評価を高めていきますが、結果は翌年の皐月賞馬、アグネスタキオン、ダービー馬のジャングルポケットの後塵を拝します。

休養後の3ヶ月後、毎日杯から始動。1番人気に応え、5馬身差をつけて快勝し、いよいよ本番であるNHKマイルカップに出走。

逃げ馬に手こずるも、半馬身かわし、見事GI馬の称号を手にしました。

そして、この年から外国産馬にも開放された日本ダービーに挑むも、上述の通りジャングルポケットが制し、このレースで5着と敗れてしまいます。

再び休養し、復帰初戦に神戸新聞杯を選ぶも、ここでも3着と敗れてしまいます。

ここまでの戦績からすると、いわゆるスターホースと言われている馬程の戦績でもなく、なぜこれほどの知名度となっているか不思議かもしれませんが、ここからがクロフネの伝説の始まりです。

クロフネは、ダービー同様、菊花賞が外国産馬にも開放されていた為、出走可能でしたが、陣営が距離適正を判断し、急遽天皇賞(秋)へと方向転換します。

しかし、外国産馬の出走が天皇賞(秋)では2頭しか認められていなかった為、結局天皇賞(秋)への出走が叶わず、同じ週に行われていたダート重賞の武蔵野ステークスへと進む事となります。

もちろんダートへの適正があると思われていた事も出走した理由にはなった様ですが、この武蔵野ステークスで圧巻のレースを演じます。

クロフネはダート初戦であったにも関わらず、1番人気の支持を集め、2着に9馬身差をつける1分33秒3という脅威的な日本レコードで勝利、今後の路線をダート路線へと方向転換します。

そして秋のダートGIであるジャパンカップダートへと駒を進め、武蔵野ステークスでのレース内容から、単勝オッズ1.7倍という支持率を集めます。

この年、アメリカからリドパレスという強敵も遠征してきますが、最終コーナーを回った頃には悠々と先頭に立ち、そのまま影をも踏ませぬ独断場でゴール。

ダート2,100mで勝ちタイムが2分5秒9。このタイムはなんと世界レコードでした。翌年にはワールドカップなどへの出走も期待されていましたが、ジャパンカップダートから1ヶ月後に屈腱炎が判明し、引退。種牡馬となりました。

上記の武蔵野ステークス、ジャパンカップダートを見た人達にとっては、ここまで強いインパクトを残したダートレースも無いのではないでしょうか?

産駒にはフサイチリシャール、スリープレスナイト、カレンチャンといった短距離・マイルのGI馬がおりますので、高松宮記念を制するクロフネの子供達が近々現れる事を期待しています。

JRA フェブラリーステークス(GI) 東京 ダート 1,600m

2012-02-04 14:15:35 | フェブラリーステークス予想
2012年2月19日、フェブラリーステークスが開催予定となっています。

今回、2003年にフェブラリーステークスを制したゴールドアリュールについて歴史を紐解いてみたいと思います。

ゴールドアリュールは、意外な事ではありますが、サンデーサイレンス産駆でダートGIを制覇した唯一頭です。

産駒は数知れぬ程のGI馬となっており、アメリカのダート界でも名を馳せたサンデーサイレンスですが、なぜか日本のダート界にはあまり縁がありませんでした。

しかし、ゴールドアリュールがフェブラリーステークスを制した意味は、現在ではとても大きい事と思います。

ゴールドアリュールがフェブラリーステークスを制してから7年後、エスポワールシチーがフェブラリーステークスを制覇し、見事に父仔でのフェブラリーステークス制覇となったのです。

エスポワールシチーはジャパンカップダート、地方の交流GIレースである、かしわ記念、マイルチャンピオンシップ南部杯も制すなど、2009年、2010年と2年連続でJRA賞最優秀ダートホースを受賞しています。

又、JRA所属馬ながら地方競馬を転戦し、現在9連勝中で、23勝(内、重賞19勝)しているスマートファルコンも、ゴールドアリュール産駒です。

スマートファルコンは去年大井競馬場で行われたJBCクラシックで、2011年のJRA賞最優秀ダートホースを受賞したトランセンドを破り、ドバイワールドカップへの出走も期待されています。

前述のエスポワールシチーもアメリカで行われたブリーダーズカップに出走しており、グローバルな視点を競馬関係者に持たせる夢を見せてくれています。

上記2頭も種牡馬になる事が予想されますので、フェブラリーステークス父仔3代制覇を楽しみに、この血脈を見守っていきたいと思います。

競馬予想競馬予想F

2012-01-31 17:28:10 | 日記
競馬予想競馬予想Fでは、私の個人的な競馬に対する思いや、予想を書いていこうと思います。

近年の競馬でちょっと気になる事といえば武豊騎手の急激な成績の下降でしょうか。

武騎手といえばここ20年の日本の競馬をひっぱってきた人物です。

前人未到の3000勝の騎手でもあり、日本競馬界の至宝といってもよい存在だと思います。

その武騎手が以前のように勝ち鞍をあげられなくなっている。

ネット上では、社台系のグループから嫌われてしまった為になかなか有力馬が集まらないようになっているとも言われています。

ただでさえJRAの売り上げが落ちており、これまで競馬界を引っ張ってきた功労者をあまりぞんざいに扱うのはいかがなものかと個人的には思ってしまいます。

新なスターを作り、武豊騎手と競わせて、武騎手から競馬界を担う存在のバトンを渡してこそ、競馬ファンもついていくと思います。