松本一樹の授業実践

松本一樹の授業実践を紹介する。

【6年理科 授業開き1日目】ものが燃えるとき〔1・2時間目〕

2011年08月25日 | 6年 理科

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【授業開き 1日目】 ものが燃えるとき 

青年事務局 法則化とちのき教育サークル 松本 一樹 kazuki-ma@w4.dion.ne.jp

 

授業開きは、理科室で行う。座席の配置は、教室に準ずる。

授業のポイント
① 「予想」→「実験」→「結果」→「考察」の理科の時間の展開を確定する。
② 教科書とノートを使って、安定した授業の流れをシステム化する。


1 教科書とノートの持ち物を確認する。

2 教科書の目次によって、この1年間の予定を話す。

3 教科書の最初の単元導入の演示実験をする。

  空き缶(ビール缶)の下に穴を空けたものとそうでないものを用意する。

 発問 どちらが、燃えると思いますか?

 「自分で考えて予想させる」ことを、最初に徹底する。
 このときは、穴を空けたものが燃えるという予想が圧倒的だった。
 実際に実験してみせる。

4 教科書の課題をそのまま行う。

 「かんの下のほうにあなをあけるとよく燃えるのは、どうしてだろうか。」

 結果に対して、「どうしてそうなるのか」という理由を考えさせる課題である。
 ノートに課題を書かせ、その下に理由を書かせる。
 ”空気が入るから”という理由が、多い。

5 実験1 教科書通りに準備物を用意して、以下の4つの実験を行った。
 すきまがある集気瓶とそうでないものに対して、ふたをつけるかつけないかで
 分けた。

  (1) ふたなし、すきまなし
  (2) ふたあり、すきまなし
  (3) ふたなし、すきまあり
  (4) ふたあり、すきまあり
   以上の4つの場合にて、それぞれ予想させる。

  【予想のさせ方】
   次の3つの選択肢から選ぶようにさせた。
  ① よく燃える
  ② 消える
  ③ 少し経ってから、消える
  実験結果より、②と③の区別がやや曖昧になってしまうが、結果は、以下のようになった。
 
 (1)→③、(2)→②、(3)→①、(4)→②

6 線香を用意して、最もよく燃えた「(3)のふたなし、すきまあり」での空気の流れを観察する。
  「空気の流れ」がスムーズであることが分かる。消えてしまった(2)(4)とも比較する。

7 教科書11ページの「ものを燃やすくふう」のまとめを読んで終了する。

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