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【授業開き 1日目】 ものが燃えるとき
青年事務局 法則化とちのき教育サークル 松本 一樹 kazuki-ma@w4.dion.ne.jp
授業開きは、理科室で行う。座席の配置は、教室に準ずる。
授業のポイント
① 「予想」→「実験」→「結果」→「考察」の理科の時間の展開を確定する。
② 教科書とノートを使って、安定した授業の流れをシステム化する。
1 教科書とノートの持ち物を確認する。
2 教科書の目次によって、この1年間の予定を話す。
3 教科書の最初の単元導入の演示実験をする。
空き缶(ビール缶)の下に穴を空けたものとそうでないものを用意する。
発問 どちらが、燃えると思いますか?
「自分で考えて予想させる」ことを、最初に徹底する。
このときは、穴を空けたものが燃えるという予想が圧倒的だった。
実際に実験してみせる。
4 教科書の課題をそのまま行う。
「かんの下のほうにあなをあけるとよく燃えるのは、どうしてだろうか。」
結果に対して、「どうしてそうなるのか」という理由を考えさせる課題である。
ノートに課題を書かせ、その下に理由を書かせる。
”空気が入るから”という理由が、多い。
5 実験1 教科書通りに準備物を用意して、以下の4つの実験を行った。
すきまがある集気瓶とそうでないものに対して、ふたをつけるかつけないかで
分けた。
(1) ふたなし、すきまなし
(2) ふたあり、すきまなし
(3) ふたなし、すきまあり
(4) ふたあり、すきまあり
以上の4つの場合にて、それぞれ予想させる。
【予想のさせ方】
次の3つの選択肢から選ぶようにさせた。
① よく燃える
② 消える
③ 少し経ってから、消える
実験結果より、②と③の区別がやや曖昧になってしまうが、結果は、以下のようになった。
(1)→③、(2)→②、(3)→①、(4)→②
6 線香を用意して、最もよく燃えた「(3)のふたなし、すきまあり」での空気の流れを観察する。
「空気の流れ」がスムーズであることが分かる。消えてしまった(2)(4)とも比較する。
7 教科書11ページの「ものを燃やすくふう」のまとめを読んで終了する。
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