手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

ギター改造 PRS編 その2

2016年05月30日 00時52分01秒 | Guitar


(1)本体の裏側のパネルを外した コントロール系。

実にシンプルだ。が、よく見るとなんだか 素人の配線みたいに半田づけが拙い。



評判の悪い ローターリー式PU切り替えスイッチとトーンコントロールのVRを外す。
2つのピックアップはSeymour Dunanとは違って3芯+シールドという造りになっている。
スイッチは小さな基板に取り付けられていて上のほうに B R W とプリントされている部分に
3芯のケーブルが半田づけされていた。元に戻すことは考えられないので、ケーブルを切り離した。
トーンコントロール(ハイカット)のVRに付いているコンデンサは、なんとセラミックコンだ。
 オーディオをやっている者から見るとなんと チープな、と思ってしまうが、これはギターアンプにおいても
よくあることだ。ハイエンドのギター、アンプにおいてもだ。音が良いから使われているとは思えない。
単にコストダウンとしか思えない。実際、オーダーメイドのギターなどでは、今でもオレンジ・ドロップや
スプラグのオイルコンが重宝されている。

ロータリーSWの後に、トグルSWを置いてみたら、予想通り、穴が少し狭い。あらかじめ調べたとおりだ。
2mmほど広げる必要があるそうだ。ボディに手を加えると中古市場ではジャンク扱いになるが、仕方がない。
手放すときは、もうギターが弾けなくなったときだろうから。



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(2)ピックアップを取り外す



この二つのPUは、それなりの音はする。ま、当然だが。よく言われるのは オールマイティー、
上品過ぎるとかいうものだ。それは私を含めて、GibsonのLes paul を好きな人達からの意見だろう。

そこで、もう少し 歪ませたときに力強さを出したいので、PUを取り換えて試すことにした。


ギター改造 PRS編 その1

2016年05月29日 01時45分22秒 | Guitar


ギター改造など その1

 昨年の秋頃から、スピーカーを始めとして真空管やパーツ類を処分してきた。
一方で、下手の横好きとも言える ギターの在庫整理(?)も始めた。と言っても
こちらは、グレードアップが目的だ。オーディオ系を処分した資金を元に世の中の定番と
呼ばれるギターにリプレイスすることにした。
世界のスタンダード的なギターは結局、数種類に収斂されることも、ほぼ実体験したので、
その定番と呼ばれるものに置き換えることにした。
 先般亡くなった、敬愛するギタリスト B.B king と同じ歳まで生きたとして、
ギターを弾ける時間は、長くて10数年だ。殆ど弾きくことがなくてコレクション化した
ものを処分し、一度は手にして弾いてみたいギターを捜した。

現代のギターの御三家は Gibson、Fender、PRS ということになると思うが、
Gibsonは、40年ほど前に B.B Kingに憧れて、かなり無理して買った ES-335というのが
あり、まあこれは、私の青春の宝物でもあり、実際にいいギターだ。これは別格だ。
これ1本で20年くらいは通してきた。不便も感じなかった。
これは、どうもオーディオとの付き合い方に似ているなと感じる。

 オーディオを 好きな音楽、ミュージシャンを聴くための道具として使っているときは
最低限のスペックさえ備えていれば済む。音楽を楽しめる。
が、音を聴き出すと、やれ低音が出てないとか、音場がどうだとか分離が悪いだとかに
耳と目が向いてしまう。

ギターも、どう向き合うかで、オーディオと同じように、泥沼にのめり込んだりする。

ちょうど、20年くらい前が私にとっては そういう時だったように思う。
それ以来、オーディオと同じで ギターの音だけを聴き 取っかえ引っ替えではないが、
興味があるギターを買った。オークションが始まった頃が丁度 時代的に重なったことも
あり、地方では見ることも出来ないギターを入手することもできた。
まあ、カタログ見て物を買うという状態。なので、当然、期待外れだったりすることある。
逆に、価値を見抜く力がなくて 手放し 後で後悔することも多々あった。
これは、全くオーディオの世界と同じだと つくづく思う。
趣味の世界は、全て同じなのかも知れない。そうやって、耳も良くなり(?)、判断ができるように
なるのだろう。

オーディオと違って、ギターは肉体が直接かかわる道具なので、良し悪しの判断ができる技術が必要になる。
こちらの方は、40年前から、大して進歩していない。が、もう仕方がない。
が、一応、自分なりに、こういう音が出て欲しいというのも分かってきたので、そういうギターを探すことに
した。

まずは、PRSの CE22というモデルとFENDERのストラト・キャスター Claptonモデルが、ちょっと物足りなかったので
資金源にすべく処分。PRSのCustomモデルを探すことにした。もともと新品とか美品は対象外で、訳有ものを
捜す。運よくというか、使い込まれて傷だらけの PRSのCustom24 Top10 24F というのが、格安で入手出来た。
ラッキー。たぶん色が渋いので、若い人には人気がないのだろう。今年の1月のことだった。

さすがに最終仕上げをした職人の名前が入ったギターだけに、。弾き易くて仕上げがいい。
 が、暫くすると不満が出てきた。使い難いのだ。ネット上でも、そのことは指摘されていて、現行モデルでは
変更されているようだ。音も、慣れてくると元々、Gibson派の私には、少々不満が出て来る。
音が上品で、優等生的に感じられる。ということで、意を決して改造することにした。
 
   * 改造すると商品価値が、かなり下がる。が、ボリュームとトーンの下にある、ロータリーSWを取り外し
Gibsonのレス・ポールのような トグル・スイッチに取り換えて 操作性の向上を図ることにした。

 

 

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レス・ポール用に以前、買っておいたものを使うことにした。


<< 続く  >>

 


地震 その後の対策 1

2016年05月21日 01時27分09秒 | diary


 その後も余震が続くので、なかなか地震対策をする気持ちになれなかった。
が、連休が明けて、少しづつ手を付けていった。まず、壁に直に取り付けた棚に落下防止の
桟(12mmほどの角材)を付けた。



たぶんこれで、震度7でも滑り落ちないかな(?)
同じ様にに向かい側の壁の棚も同じような対策を講じた。
 次にアンプを置いたラックもアンプが滑り落ちないようにした。



6384ppは前震振のときには机の上に置いていたが位置がズレて滑り落ちる寸前だったので、
頑丈なプレーヤーの下に片方だけ置き、もう片方はラックの下の方に移動させ 滑り止めの桟を
取り付けた。

今回の地震では なぜかラックに置かれたパーツ箱やアンプ類、本など殆どが落下していない。
が、鉄の枠組みのラックは、それ自体が少なからず捻じれていたり、少しスライドしたりしていた。
程度はそれほどでもない。
つまり、ラックが振動、揺れの力を吸収していれのだろうか。

プレーヤーが落下したのは、その下の頑丈な置台が動くことがなかったので、もろに振動を受け止めたの
かも知れない。それに、振動遮断のためにインシュレータを(単純に)2段重ねにしていたのが原因だろう。
プレーヤー自体は20kg近くあるのだが、それを支える足元が弱かったということだろう。

 それなりに、復旧させたが、最後はメインのSPの対策が残った。

これもプレーヤーと同じで、足元が崩れたために 左側のSPが前のめりに倒れた。これは、10cm×10cm×8cmの
欅の角材を重ねて15cmの高さにして3点支持で設置していた。一方、右側の方は、欅の角材と栂材を使って
2本の角材にしたものを使っていた。支持点としては4点止めになる。こちらは転倒しなかった。

ということで、これらを考えて 対策を実施した。詳細は後日。


地震 その後 1

2016年05月18日 02時12分53秒 | diary


 地震から はや1カ月が過ぎた。相変わらず余震は続いている。1日に3-4回くらいだろうか。
震源地は移動していて熊本市の中心部よりも何となく南、南東方向で発生している感じだ。だいたい震度3くらいだ。
我が家は熊本市の北に位置していて、近くを活断層は走っていないようなので、震動は小さくなっているみたいだ。
先ほども ドンと揺れた。周期は極々短くなった。1秒くらいだろうか。たぶん震度1だろう。

さて、プレーヤーを一応、復旧させたが、その後は壁面に造りつけた CDのための棚に落下防止の
工作をしたりして、数日を費やした。

今回の地震の揺れ方を見ると 何か揺れの傾向が見える。
部屋の南側のラックの場合、軽くて天井近くにあったCD類は殆ど落下。アンプ類も前方にスライドしていたが、
落下には至っていない。ただしプレーヤーだけは例外。ただし、ラックは東西方向に歪んでいた。
主にパーツ類を置いていたラックは、東方向に5cmほどスライドしていた。が、物は不思議なことに
上の方のパーツBOXなどは落下してなかった。

 一通り落下対策を終え、最後はメインのスピーカーの設置が残っている。
今までは、音のために良いと思われる硬い木材を床とSp-Boxの間に入れたりしていたが
今度は、地震対策を優先せざるを得ない。で、どうしたものかと思案が続いている。
方法としては、コンクリートの壁にフックを立てて、SP-Boxとをワイヤーで繋ぎ 転倒を防ぐしかないかな
と考えている。今までだと、ツィターもBoxの上に 置いておくだけだったが、これも固定しなくては
ならないだろう。

ただ、毎日のように余震がある状況で、震度6の揺れにも備えるようにと気象庁に言われると、生半可な
対策をすることが無駄に思えたりする。

それに、こういう状況にあると、のんびりと 大きな音で音楽を聴くことが 憚られるし、そういう気分にも
なれない。
大した被害を被らなかった者でも、何となくストレスを感じているのに、避難所に居る人たちの状況は
推して知るべしだ。