手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

オーディオ道場

2016年10月24日 00時03分26秒 | diary

先週の19日、知人からの誘いで、知る人も多い 西原村にある、かの「オーディオ道場」へ行って見た。通常の道路は

地震のために通れないので、知人の運転する車で裏道を通って行った。行く途中、あちこち地震で壊れた家があったり、

大きな石(直径1m)が道の脇に転がっていたりと被害の大きさが見てとれた。

マスターの片山さんの他に常連さんとおぼしき客が3人、喫茶室(以前のアトリエ?)に居た。「1-2度、来たことあるかな?」と

私に言われた。DAC-5720の初期バージョンが発売された頃なので、もう20年以上前のことだろう。「はい、バクーンの

永井さんが出入りされていた頃です」と答えた。そして、バクーン製の小型アンプ(これも古くて、確かヘッドホン用ではなかったか)

で、コントラバスのソロを聴かせてくれた。いい音だ。「4Wだよ。いい音だろう」と言われた。「いい音ですね。でも、それは

スピーカーがVitaBoxで、部屋の天井は高いし、壁は白壁だし、アンプは、そこそこでも、いい音がするはずですよ」と

率直に答えた。本職が絵描きの人なので、思ったことをズバリと言った方がいい人だ。そのアトリエ兼Cafeのスペースも

かなりの被害を受けていて、被害の査定は「赤紙」(危険な状態)なのだ。古民家級の太い柱も傾いているし、とんでもない

状態だった。本来の喫茶室は、全壊に近く、入ることもできない。メインの道場もかなりの被害を受けたが、なんとか

音は出せる状態に復旧されていて、佐世保から来たというファン(70歳代のご夫婦)が、ソファでCDを聴いていた。

2系統のシステムから音が出せるということで、JBLとVitaBoxのSPが繋がれていた。アンプは、WE-350AとWE-350Bの

ppアンプだった。どちらも片山氏の自作。どちらのシステムも、1940ー50年代のJAZZなど、最高の雰囲気の音が出ていた。

床には、EMTの930st(損傷あり)や、THORENSのRefarence(たぶん動作しない)が無造作に置かれていた。

道場の奥には、WEの大型ホーン A-15が無造作に置かれていた。片山氏いわく「これは音を出すこともなく、単なる

コレクタの自己満足のものだった」が、故あって「ここに来た」とのこと。「なんとか、音を出してやりたい。」と言われた。

そして、「あなた、球のアンプを作れるのなら、手伝ってよ」と言われてしまった。 さて、どうしたものか、、、、、。

何しろ、現地まで、車で行く自信がない。とにかく、現状では、現地に辿りつくまでが、かなりのアドベンチャーなのだ。

 

 


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