■ 一人綴り

イロイロやってますが、停滞中。(モノが出来たらアップする感じですから...。)更新はしますが数が減るかも。

■ シンガポールGP 1日目  ( F1 )

2008年09月27日 | □● MoterSports ●□
 
 | スケジュール  | チーム  | ポイント | レギュレーション | TOP |
 
 
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 ■ フリー走行 1
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  雨の中で、歴史的瞬間が訪れた、モンツァ。最年少記録を予選・
 決勝で共にセバスチャン・ベッテル選手(トロ・ロッソ)が塗り替
 え、前身であるミナルディー時代に届かなかったその場所に、その
 チームが辿り着きました。

  赤の聖地、モンツァ。フェラーリの本拠地であるその場所は、も
 う一つのフェラーリイデオロギーを持つプライベータのチームも本
 拠地を置いていました。

  【 スクーデリア・トロ・ロッソ・フェラーリ 】

 フェラーリの危機的状況をモンツァで救ったのは、赤の魂を宿した
 もう一つのフェラーリでした。

  ミナルディーが強かったのは、かなり昔に遡るしかなく、優勝の
 可能性があったのは、ミシュランボイコットと言う凄まじい状況の
 あったインディアナポリスの時かと思います。

  出走6台。パレードラップのような感じで違う意味で、モータース
 ポーツに関わる人々を震撼させた出来事でしたがそれとは、まるっ
 きり違い、雨のコンディションの中、王者の走りにも似た、強く、そ
 して、誰も追いつけないその走りに、絶望的な状況となった赤のマシ
 ンの姿に沈んだティフォジは、その赤のイデオロギー、そしてエンツ
 ォの魂の一部を持つそのマシンの気高き走りに、赤の時代の再来と、
 その若き才能に酔いしれたのではないかと思います。

  世界が見つめたその走り、そして、世界が知ったその名。

  進退をかけて望んだ赤の時代の象徴、皇帝ミハエル・シューマッハ
 氏がキャリアの最後のシーズンにティフォシの前で勝利し、その翌年
 、時代を変えた最年少王者フェルナンド・アロンソ選手(ルノー)が
 シルバーアローのマシンを駆り、その場所で勝利しました。そして、
 今年。

  その場所の、頂きに立ったのは、ワークスチームではなく、その小
 さなチームだった訳です。

  ヨーロッパラウンドの最後は、雨音の調べに包まれ、雨上がりのそ
 の場所で、新しい記録と共に幕を閉じました。

  間に、テストを挟んで、迎えた今週。

  F1は、長いヨーロッパラウンドを終えて、アジアへとやってきまし
 た。今回開催される、シンガポールGPは、モナコや今年初開催となっ
 た、バレンシア地方で開催されたヨーロッパGPと同様に、市街地コー
 スで行われます。

  今回のコースは、コース幅が広い所は限りになく広く、狭い所は極
 端に狭いと言う状況で、低速・中速・高速コーナーを持ち、最高速は
 300km/hになるようです。また、最終戦のインテルラゴス同様に逆ま
 わりのサーキットであるのも特徴の一つとなっています。
 
  また、コース内にはトンネルが存在し、雨が降ると、トンネル内は
 ドライで出た途端にウェットになると言う難しいコースのようです。

  そして、平面図でも

  【 エグい角度で曲がっているな 】

  と感じる程の鋭角的なコーナーがあるのも特徴の一つかもしれませ
 ん。そして、今日の、フリー走行1から公開されるのが、照明です。

  今回のシンガポールGPは、F1史上初となる

   【 ナイトレース 】

 となっています。事前にテストは行われていたモノの、日中のテスト
 だったので、夜のライトアップは今日開催されるフリー走行1からと
 なります。

  つまり、誰も見てない本当のサーキットが姿を現す訳です。

 ナイトレースなので、全チーム共通だと思うのですが、

  【 ピット作業の時に影ができるのでは? 】

 とか、

 【雨のレースになると、路面温度はどの程度になるのだろうか?】

 など懸念材料はあるのですが、多分、長きに渡りF1を見てこられた
 方でも見た事がない世界が、世界に発信されるのではないかと思い
 ます。

  ナイトレースなので、天候的にどんな感じになるのかな?と言う
 のが気になる所ですが、モナコGPやヨーロッパGPがその美しい街並
 みをバックにフォーミュラーカーが駆け抜けると言う状況だったの
 ですが、今回は、シンガポールの美しい夜景をバックにライトアッ
 プされたフォーミュラーカーが駆け抜けるという、幻想的な世界が
 広がると思います。

  前戦のイタリアGPを終えて、トップのルイス・ハミルトン選手(
 マクラーレン)とフェリペ・マッサ選手(フェラーリ)の差が1ポイ
 ント。3位のロバート・クビサ選手(BMW)が14ポイント差で追いか
 け、4位の王者キミ・ライコネン選手(フェラーリ)が21ポイント差
 で並んでおり、コンストラクターズでは、

   ・ フェラーリ
   ・ マクラーレン
   ・ BMW

 の3チームが17ポイント差で並んでいます。

  なお、今回のシンガポールGPは、地上波も1時間遅れで始まるの
 で、何時もより早い時間帯から始まるので注意が必要です。

  初開催のマリーナ・ベイ・サーキット。夕暮れ時から始まる初の
 ナイトレースの幕が上がろうとしています。

  前日から金曜早朝にかけて、激しい雨がシンガポールの街にたた
 きつけたものの、セッション開始時はドライコンディションとなり、
 日曜のレースより1時間早く始まるためか、夕日が沈んだばかりの空
 には明るさが残っており1500基の照明も開始段階では目立ちません。

  しかし、セッションが進むにつれ蒼穹の空は群青へと色を替え、周
 辺を照らす太陽の生み出した自然光は、その群青の空に吸い込まれ、
 人が生み出した光が大地をてらし始めます。

  路面温度29度、気温28度の中、漆黒の中にきらめく光と光源によっ
 てきらめくフォーミュラーカーが、エキゾーストを轟かせます。

  初開催のシンガポールGPのセッション初のタイムを出したのはジェ
 ンソン・バトン選手(HONDA)。

  前にアウトラップ中のセバスチャン・ベッテル選手(トロ・ロッソ)
 がいたため、タイムは1'59.967となっています。

  30分が経過した時点で、マーク・ウェバー選手(レッドブル)がラ
 ップ最後の区間でクラッシュし、イエローフラッグが振られています。

 マーク・ウェバー選手(レッドブル)はターン18付近の、ちょうど観
 客席の下をくぐる部分で曲がりきれず、コースのすぐ脇に迫るウォー
 ルに接触しています。

  この時点で17名のドライバーがタイムを出しており、ティモ・グロ
 ック選手(トヨタ)が1'48.155でトップに立っています。

  しばらくはティモ・グロック選手(トヨタ)とヤルノ・トゥルーリ
 選手(トヨタ)がトヨタ1-2態勢を築いていましたが、イエローフラ
 ッグが解除されてしばらくした頃に、最年少王者フェルナンド・アロ
 ンソ選手(ルノー)がトップタイムを出しています。

  この時点で、

   1 フェルナンド・アロンソ選手(ルノー)
   2 ロバート・クビサ選手(BMWザウバー)
   3 ジェンソン・バトン選手(HONDA)


 と言う順位になります。

  さらに、セッションがちょうど半分を終えたところでルイス・ハミ
 ルトン選手(マクラーレン)がトップに立ち、

   1 ルイス・ハミルトン選手(マクラーレン)
   2 フェルナンド・アロンソ選手(ルノー)
   3 ロバート・クビサ選手(BMW)
   4 ジェンソン・バトン選手(HONDA)
   5 ヘイキ・コバライネン選手(マクラーレン)


 と言うTOP5に入れ替わります。

  ラスト30分が近づく頃にはオーダーが次々入れ替わり、一時ウィ
 リアムズ勢が力を見せてニコ・ロズベルグ選手(ウィルアムズ)が
 3番手、中嶋 一貴選手(ウィリアムズ)が9番手に入ると、下位に
 いた王者キミ・ライコネン選手やセバスチャン・ブルデー選手(ト
 ロ・ロッソ)がトップ10に入ります。

  その後さらに、最年少王者フェルナンド・アロンソ選手(ルノー)
 がルイス・ハミルトン選手(マクラーレン)からトップを奪い返し
 ますが、それを上回ってフェリペ・マッサ選手(フェラーリ)がト
 ップに出ます。

  その後もタイム更新が続き、

  フェリペ・マッサ選手
  ルイス・ハミルトン選手
  王者キミ・ライコネン選手

 の間で塗り替えられ、トップタイムも1分46秒台前半まで上がって
 います。

  残り20分になったところで、トップのルイス・ハミルトン選手(
 マクラーレン)がタイムを更新し、ついにラップタイムは1分45秒
 台に入ります。

  残り12分頃、ルーベンス・バリチェロ選手(HONDA)がスピンを
 喫し、コントロールを失ったままリアからバリアに接触しイエロー
 フラッグが振られています。

  またしてもイエローフラッグが解除されるまでには長い時間がか
 かり、終了間際になってようやくグリーンに戻っています。

 フェラーリ勢はのフェリペ・マッサ選手(フェラーリ)、王者キミ
 ・ライコネン選手(フェラーリ)も1分45秒台に入れたものの、ル
 イス・ハミルトン選手(マクーラーレン)のタイムに届かず、1'4
 5.518をマークしたルイス・ハミルトン選手(マクラーレン)がF1
 初のナイトセッションを制しています。

  2番手タイムは、フェリペ・マッサ選手(フェラーリ)が1'45.5
 98で、3番手タイムは、王者キミ・ライコネン選手(フェラーリ)
 が1'45.961で着けており、4番手タイムに、ヘイキ・コバライネン
 選手(マクラーレン)が1'46.463で着け、フェラーリとマクラーレ
 ン勢が並ぶ形となっています。
  5番手タイムにはロバート・クビサ選手(BMWザウバー)が1'46.
 618で着けています。

  ジャパンパワーはジェンソン・バトン選手(HONDA)が10番手タ
 イム、中嶋 一貴選手(ウィリアムズ)が12番手、ティモ・グロッ
 ク選手(トヨタ)が13番手、ルーベンス・バリチェロ選手(HONDA)
 が16番手、ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)が19番手となっています。

 

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 ■ フリー走行 2
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  現地時間21時30分から開始予定だったナイトレース2回目のセッ
 ションは、直前に行われていたピットでのイベントの影響により、
 2分遅れで開始されています。

  日曜の決勝時間より30分ほど遅い時間からのスタートとなったフ
 リー走行2では、空は完全に真っ暗な状態。気温29度、路面温度29
 度の中開催されています。

  シンガポールでは夕方から激しい雨が降るのもよくあるのですが、
 この日は天候に恵まれ、このセッションもドライの状態で始まって
 おり、セッション中の雨の予報は出ていません。

  1500基の照明がコースを明るく照らし出す中、各チーム早めの動
 きとなり、セッション開始直後から積極的にタイムを出していきま
 す。

  10分が経過したところですでに10名のドライバーがタイムを出し
 ており、トップタイムはニコ・ロズベルグ選手(ウィリアムズ)の
 1'46.931となっています。そして、ニコ・ロズベルグ選手(ウィリ
 アムズ)はさらにタイムを縮めます。

  開始17分、ニコ・ロズベルグ選手(ウィリアムズ)のタイムをル
 イス・ハミルトン(マクラーレン)に塗り替えられます。

  セッションが30分を終えたところで18名がタイムを出しており、

   1 ルイス・ハミルトン選手(マクラーレン)
   2 ニコ・ロズベルグ選手(ウィリアムズ)
   3 フェリペ・マッサ選手(フェラーリ)
   4 ヘイキ・コバライネン選手(マクラーレン)
   5 ロバート・クビサ選手(BMWザウバー)



 と言うトップ5になります。

  セッションが折り返し地点に近づく頃になっても、依然トップ
 はルイス・ハミルトン選手(マクラーレン)で、2番手のニコ・ロ
 ズベルグ選手に0.3秒の差をつけ、一人45秒台までタイムを縮めて
 います。

  マーク・ウェバー選手(レッドブル)は1回目のセッションでの
 ダメージを修復しきれず、ガレージに留まっています。

 その後

   ティモ・グロック選手(トヨタ) 9番手
   ジェンソン・バトン選手(HONDA) 10番手


 とTOP10に入る健闘を見せつつ、セッションは残り30分を迎えます。

 この時のトップ5は


   1 ルイス・ハミルトン選手(マクラーレン)
   2 フェリペ・マッサ選手(フェラーリ)
   3 ニコ・ロズベルグ選手(ウィリアムズ)
   4 ロバート・クビサ選手(BMW)
   5 ヘイキ・コバライネン選手(マクラーレン)


 となっており、ガレージに留まっていたマーク・ウェバー選手(レ
 ッドブル)も残り27分の時点でコースに向かっています。

  各車ロングランに入ったか、タイム更新が目立たなくなる中、残
 り17分でフェリペ・マッサ選手(フェラーリ)がトップに立ちます。

  ルイス・ハミルトン選手(マクラーレン)とのギャップはわずか
 0.012秒。

  さらに、残り10分をきったところでヘイキ・コバライネン選手(
 マクラーレン)が2番手に上がります。

  しかし、その後ソフト側に履き替えたルイス・ハミルトン選手
 (マクラーレン)が2人のタイムを上回って1'45.752でトップを奪
 い返します。

  残り3分ごろから、ほとんどすべてのドライバーがコースに出て
 いる状態でタイムアタックが行われ、セッション終了直前に最年少
 王者フェルナンド・アロンソ選手(ルノー)が1'45.654をマークし、
 7番手から一気にトップに浮上します。

  このタイムが破られることはなく、アロンソが大健闘でフリー走
 行2回目を制しています。

  2番手タイムは、ルイス・ハミルトン選手(マクラーレン)が1'4
 5.752で、3番手タイムは、フェリペ・マッサ選手(フェラーリ)が
 1'45.793で、4番手タイムにヘイキ・コバライネン選手(マクラー
 レン)が1'45.797で着け、5番手タイムにニコ・ロズベルグ選手(
 ウィリアムズ)が1'46.164で着けています。

  ジャパンパワーは、ジェンソン・バトン選手(HONDA)が8番手
 タイム、中嶋 一貴選手(ウィリアムズ)が9番手タイム、ティモ
 ・グロック選手(トヨタ)が10番手タイムと、TOP10に入るタイム
 を刻んでおり、ルーベンス・バリチェロ選手(HONDA)が18番手タ
 イム、ヤルノ・トゥルーリ選手(トヨタ)が19番手タイムとなっ
 ています。



 



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