2015年度 川越いもの子作業所 入社式

２０１５年４月３日、いもの子作業所入社式が行われました。学校を卒業したばかりの６名の新入所者が入所しました。

理事長からの辞令交付が行われると、仲間たちは嬉しそうに微笑んでいました。学校の先生方からも祝辞のスピーチをいただきました。

新入社の仲間へ、作業所の先輩の仲間・職員からの祝い太鼓の披露がありました。「ヤーッ！！」と力強い掛け声とともに、息の合ったバチさばきを見せてくれました。

 続いて、ささえる会のお父さん・お母さん方からお祝いの歌を披露していただきました。曲は瀧廉太郎の「花」と中島みゆきの「麦の唄」。

 作業所の仲間たちから、構成詩「ようこそいもの子へ」の披露も行われました。「ありのままに夢を歌にのせて」「青い屋根の家」などのいもの子ソングや施設紹介の構成詩を仲間が読み上げました。生まれ育ったこの街で暮らしたい、仲間全員の願いです。

 新しい仲間たちはマイクの前で、それぞれが新生活に向けての抱負を発表しました。「がんばります！」と仕事に対する意気込みをしっかり伝えてくれました。

 ２０１４年度の中途入所の仲間の紹介も行われました。７名の仲間がステージに上がり、挨拶をしました。清掃作業や創作活動、「どんなときも」でのパンの販売など、それぞれの職場でいきいきと働いています。

新たな仲間と共に２０１５年度がスタートしました！今年度も川越いもの子作業所をよろしくお願いします！

春一番！いもの子コンサート ～ カイマナふぁみりー ～

春一番！いもの子コンサート

今年も「春一番！いもの子コンサート」が開催されました！！川越いもの子作業所が川越市と「災害時における福祉避難所設置運営に関する協定」を結んだことを記念して開催されました。川越市の防災危機管理課から犬竹副課長をお招きしてお話を伺いました。

今年のゲストはカイマナふぁみりーのみなさん。パパ・ママ・Taikiくん・Taiseiくん・RIOちゃんからなる５人組家族バンド！懐かしい日本のポップスやオリジナル曲を歌っています。千葉からこの笠幡の地にはるばるやってきてくれました。

何といっても注目なのはステージを華やかに魅せるRIOちゃんの美しい歌声とTaikiくん・Taiseiくんとのギタートリオ！RIOちゃんは中学生ですがびっくりするほどの歌唱力＆ギタースキルの持ち主。オリジナル曲の作詞も担当しているんです。Taikiくんはバンドをリードしながらも落ち着いた演奏が魅力でした。やんちゃな弟をいつも気にかけている優しいお兄ちゃんといった感じです。Taiseiくんは誰よりも元気！とにかく元気！お客様からの黄色い声援に手を振ってこたえていました。筆者もこんな風にギターがうまくなりたいですが指がいうことを聞いてくれないのです。。。（涙）

子供たち３人を後ろからサポートしているのがパパ・ママです。パパはRIOちゃんとのヴォーカルコンビを組んでいます。今回はボンゴを使ってパーカッションも担当しました。ママはキーボード・コーラスを担当し、作詞・作曲もされています。この５人、とても仲が良く、アットホームな雰囲気。まさに理想の家族像です。Youtubeで演奏している動画が見れますので是非チェックしてみてください！

今回ＰＡを担当して頂いたのはいつもいもの子イベントでお世話になっている外川さんのご子息、外川学さん。お父さんのＰＡの仕事を手伝いながら育ち、バンド活動の傍らＰＡのソロデビューも果たしました。ミキサーやイコライザーなどの音響機材ってどれを見てもすごく複雑そうですよね。機材を巧みに使ってお客様が快適にコンサートを楽しめるような音作りを演出する学さん。どうもありがとうございました！

ここでとてもかわいいオリジナル曲「チャップ☆スター」が初お披露目。飼っているネコをテーマとした曲で、RIOちゃんのアレンジで子供たち３人のダンスも見どころとなりました。

仲間達からカイマナさんに花束といもの子のＩＭＯトレーナー・小物入れ（うさぎ・くま・いぬ）・ペア干支ひつじマグネット・ＩＭＯ楽団のＣＤ３枚セット、おせんべい、クッキーをプレゼントしました。

楽しい時間はあっという間に過ぎていくもの。。。ほんわかあったかい気持ちになり、かわいい演奏に癒されました。☆今年の春一番！いもの子コンサートこれにて無事お開きとなりました。

廊下ではいもの子作業所の授産製品とカイマナさんのＣＤの販売も行われました。カイマナさんのＣＤ販売には行列ができ、サインを求めるお客様でいっぱいでした。！いもの子にも2枚サイン色紙をいただきました！

みんなで記念撮影！

「カイマナさんに来ていただけてよかった！」みんなそう思ったくらい素晴らしいコンサートとなりました。東日本大震災発生から4年目を迎え、いまだに多くの人たちが仮設住宅での生活を余儀なくされ、体調を悪くされている方も多いと聞きます。カイマナふぁみりーさんのコンサートを通じ、改めて復興への願いと日頃の地域との結びつきの大切さを感じました。

 

 

ＣＤ3枚目が出ました！！

実はＣＤ3枚目が出ています。ブログの写真を削除してしまって落ち込んで、なかなか次の記事が書けませんでした。反省です。この書いていない間に、バザーが終わり、クリスマスが過ぎ新年を迎えそして3月になってしまいました。
実は、昨年11月9日に第28回いもの子チャリティーバザーが開催されました。天気は雨が心配されたのですが、大降りにならずお客も2000人を超え、おかげさまで大成功におわりました。仲間の作った製品の売り上げもよかったのですが、その売り上げに貢献したのが新しく発売したＣＤでした。
曲は、「笑顔いっぱいありがとう」と「この街で暮らしたい」です。
「笑顔いっぱいありがとう」は、障害のある仲間たちが、働く場や暮らしの場で笑顔でいることに励まされて生まれた歌です。
「この街で暮らしたい」は、重い障害のある仲間が住み慣れたこの街で暮らしていきたいという願いを歌った歌です。この2曲の録音には、お母さんたちも加わり、母の願いも歌に込めました。ぜひ、一度お聞き下さい。

クラブ発表会 －新しい仲間の姿を発見－

８月２日の土曜日、川越いもの子作業所では、月に１回やっているクラブ活動の発表会を行いました。
音楽クラブ
乗馬クラブ
グランドゴルフクラブ
ダンスクラブ
の順で発表がありました。

音楽クラブは、バンド演奏を交えて、いもの子のオリジナルソングや、Ｊポップ、アニメ、童謡など１時間３０分ほど歌っています。楽器もトドラムや、ギター、キーボード、ボンゴ、タンバリン等々に加わっています。Ｍさんは、ドラムの席が気に入ったのかスティックをもって演奏に加わってきました。しっかりしたリズム感で、ラストの決めのドラムまで、決まっていました。

　　

乗馬クラブは、日高市にある、つばさ乗馬苑さんのご協力を得まして、５名の仲間で乗馬に行っています。馬にまたがり高い位置から周りを見て、これがまたいい景色です人馬が一体になっている感覚を楽しんでいます。最近は速足や輪投げを楽しんでいます。まさに、共感経験を広げているのが乗馬クラブです。この日Ａさんは、ビデオを通して乗馬の楽しさをみんなに伝えました。

　　

グランドゴルフクラブの発表は、１５分のお茶休憩を入れて始まりました。５メートルのにわかコースを作り、ＡＲさんが、やり方を説明し、見本を見せてから始まりました。見本のパットは残念ながら入りませんでした。そしてクラブのメンバーが、次々とパットに挑戦していきました。しかし、メンバーの中で入る人はいませんでした。次に、ＡＲさんが、他の仲間の挑戦を募集したところ、つぎつぎと手が上がりましたが、誰もポールに入れることができません。いつも静かなＩＭさんがみんなに背中を押されて出てきました。ＩＭさんが、慎重な手つきで、しかも恥ずかしがりながらパッとを打つと、ボールはポールに吸い込まれるようにして入っていきました。会場に、「やったー」「すごい」というとても大きな歓声が上がりました。中々歓声は鳴りやみませんでした。ＩＲさんは、キョトンとして、しかもどこかにこにこしていて、みんなの声援に応えていました。ホールインワンは、後にも先にも、ＩＲさんしかいませんでした。

　


ダンスクラブがが最後の閉めです。のりのいい曲、３曲が次々に流れていきます。ダンスクラブのメンバーは、照れずに体をゆすり、手を回し、足を上げたりジャンプをしたり積極的に踊っています。踊りに加わる仲間が、だんだん増えていきます。まず驚いたのがＨＳさんです。ＨＳさんは、とても静かで、カチカチと時間を刻むように仕事をする人です。そのＨＳさんがステップを踏み、いつもより穏やかな顔で、腕を上げ踊っています。最後までそのステップは、止まることはありませんでした。
そして、もう一人たくましいＥＤさん。とてもリズム感と切れのあるロボットのようなダンスを見せてくれます。彼らも加わったダンスクラブに、アンコールの掛け声もかかりました。
こうして、クラブの発表会は、仕事では見えない、新しい仲間の姿が発見できた機会になりました。

　

Ｓｔｕｄｉｏ ＩＭＯ 仲間の絵画展

川越いもの子作業所の新棟2階には、Ｓtudio ＩＭＯ　という、労働集団がいます。

彼らは、ペンや、筆、くれよん、絵具、針、さおり織機等々を使って、思い思いに作品
をつくっています。


彼らは、自分がきれいだと思った世界を、ペン、筆、くれよん等々の道具を使って、紙に
描いていきます。


形が面白いと思った世界を、道具を使って、紙に描いていきます。


心が鎮まると感じた世界を、道具を使って、形をつくっています。


彼らの目線から感じたその世界が、見る側の気持ちにストレートに訴えてきます。


どうぞ、Ｓｔｕｄｉｏ　ＩＭＯ　仲間の絵画展にお越しください。



川越いもの子作業所は、木工作業、リサイクル作業、印刷・クリーニング、館内及び公園
清掃を行っています。


Ｓｔｕｄｉｏ　ＩＭＯは、この既存の仕事にどうしても加わることのできない仲間たちが
集まり、表現活動を仕事として始めました。２０１３年から始まり１年が過ぎます。


私たちは、その仲間たちの作品を、いもの子夏まつりや障害者の日の集いの日に、発表し
たり、Ｔシャツに印刷して販売したりしてきました。


今回が初めての作品展示です。
仲間たちは、ワクワクしてその発表の日を待ち望んでいます。
ぜひ見に来てください。


２０１４年６月３０日(月)～７月６日(日)１０時３０分から２０時３０分最終日のみ１７時

場所　川越駅東口すぐ前　アトレ川越６階　武州ガスＢポケット