女子バレーが無事五輪出場を果たした。男子の方がどうなるかわからないが、ひとまず個人的なひいきは承知の上で、この大会を総括しながら五輪に向けての期待をまとめたい。
まず、この五輪で四大会連続出場となる木村沙織だが、実力・人気とも今やレジェンドともいうべき存在。イタリア戦では獅子奮迅の活躍を見せ、やはり欠かせないことを証明した。
スーパー女子高生なんて言われていたときから、一度も代表落ちしていないというのもすごいが、逆に言うと選手層の厚みが・・・という見方もできよう。
次に、この大会で苦戦したのはサーブレシーブが主因と言いたいところだが、セッターの宮下のトスワークには疑問を呈したい。
将来性を買って・・・というのはわかるが、一発レシーブが乱れると、ミドルブロッカーがおとりに飛んでも、ウインクスパイカー一本やりのワンパでは・・・ただでさえ低い日本の攻撃がブロックの餌食になってしまう。
そこで、イタリア戦や最終戦で出場の機会を得た田代(左写真)に光を当てたい。所属の東レでは木村・迫田とコンビを組んでいて、息が合うだけでなく、速攻をうまく組み合わせて攻撃のバリエーションを作っていた。
もっとも、贔屓の迫田を使うという前提でものを考えてはいけないんだろうが・・・(汗)
一方で長岡は木村と双璧のアタッカーとして、その地位を確立したというべきだろうが、写真の鍋谷(上右写真)も使える目途が立ったと評価したい。
背は高くないが、スイングスピードも速く、技もあるタイプ。何よりサーブやレシーブなどなんでもやれる選手として最終メンバーにも残ると予想したい。
最終戦では、木村の対角を務め、違うポジションに長岡を入れていた。結果として木村・長岡とか、鍋谷・長岡の二枚が前衛に並ぶオプションは威力があるだろう。
リベロは、一人メークが違うと人気の佐藤あり紗で決まりだろう。写真を拾うとポジションがらこんなのが多くなってしまうのだが・・・(汗)
問題はミドルブロッカーだ。この大会外れた大竹が、このまま外れるのか、荒木・島村・山口でいいのか・・・悩ましい。
外れるといえば、この大会を通じて輝く機会がなかったのが古賀。木村・長岡・迫田・鍋谷がリードしているが、石井・古賀に加えて、江畑の存在も忘れてはいけない。
うーむ、普通にいけば木村・長岡・宮下・佐藤・島村・荒木・田代・迫田・鍋谷までで9人。山口・石井・古賀で決まり・・・といくかどうか。
悩ましいところだ・・・
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