日山のすき焼き、ミキティも好きやき

昨日は、日本橋のすき焼き屋「日山」に行ってきた。なにしろこの日山、日本橋人形町で昭和２年からすき焼き割烹を開業しているという。いささか、緊張の面持ちで臨んだ。

　行ってみるとさすがは老舗、全室が個室でいかにもという風情。威勢のいい仲間とドンチャン騒ぎなんぞするところではない。
　もっとも、そういう目的なら、いくらでも騒げる店はあるわけで、今日は純粋に料理を楽しみにきたのだと自分に言い聞かせた。（←やけに今日は緊張している）

　料理はすき焼きの他、オイル焼きなんぞもあるが、やはりここは保守本流のすき焼きのコースとしゃれこんだ。
　すき焼きと一口に言うが、関東流と関西流では作り方が違う。小生、京都に行ったときに京都流のすき焼きを食べ、別の料理と感じたくらいであるが、もちろんここは日本橋、正統派関東流である。

　ここではすべて仲居さんが手際よく料理してくれる。なにやらお大尽になったような気分であるが、当然の価格ではある。
　まずは、一口肉をほおばり込んだ…美味い！文句なしにうまい！
　至福のひとときがこのまま続けと思いたくなる。

　小生、この店は初めてであるが、こんな店に常連で来れる人がうらやましい。しかし、きっとそんな人は、至福ならぬ私腹をこやしているに違いない。
　こちとら、至福を得るために、私服の新調も我慢して雌伏の日々を送っているというのに、ああ紙幅が足りなくなってきた、などと、幸せ過ぎてオヤジギャグしか出てこない（笑）

　たまには、静かにおいしいものをいただくのもいい。アモーレ・カンターレ・マンジャーレの真骨頂である。あっ、今日はカンターレ（唄う）しちゃいけなかった（笑）

　仕上げまで食べて大満足。ダイエットも忘れ、フワフワしながら店を出た。このフワフワ感が好きで、小生美味いものを食べに行く。
　とにかく幸福である。福といえば、ふぐだが、牛なのに福…ダメだ！飲み過ぎた（笑）

　今度は半井さんかミキティを誘おうっと…って夢見てろよ、オヤジ（爆）