さあて、今回の旅の目的のひとつ和倉温泉「加賀屋」に到着である。小生が実家にいた頃は、「東の銀水、西の加賀屋」なんて言って日本を代表する温泉宿と言われていた。
残念ながら銀水荘は、今そこまでとはいえない感じだが、銀水荘が落ちたというよりは他のハイクラスの宿が増えたというべきだろう。
それに対し、いまでも加賀屋はその名は轟いている。話のタネに一度行ってみたいと・・・というわけで、健保組合の保養所扱いで取らせていただいた。
まず車を停めると、スムーズにスタッフがお迎えにきてくれる。名前を伝えるとソッコーでつながる。さすがにソツがない。
ロビーには和服姿の中居さんたちがそろっていて、にこやかにお出迎えしてくれる。こうしたひとつひとつが洗練されていることがよくわかる。
お部屋は海には面していないが、開放感はあり、落ち着けるもの。翌朝、周辺を歩いてみたが、神社の池から湯気が出ていて、温泉地であることを感じさせてくれる。
実はこの亀に似た岩は、もともとは海の中にあったといい、埋め立てられた様子。そのほかにも名のある岩があった。
この写真は、朝日が昇ったところで、下に見えるのが能登島大橋。宿から目の前に見える。入り組んだ湾と島のおかげで海は穏やかで、釣りを楽しんでいる人も多かった。
さて、わすれていけないのが温泉だ。何しろ何百名ものお客様を収容する大型宿だけに、温泉での写真はNGかと思ったが、偶然の一瞬があり、撮れたので紹介しておこう。
男性は大浴場と露天風呂、それに野天風呂(といっても内風呂だが・・・)で構成されている。さすがに規模は大きいが、秘湯の風情とは違う。
温泉は海沿いだけに塩気があるが、温度管理も行き届き、まことに快適だ。いつものように一泊で何回も入ってしまった。
建物も大きいが、温泉ひとつ取ってもいろいろなところで配慮が行き届いていることがひしひしと感じられる。
さすがに名高い宿と言われるだけのことはある。素晴らしいじゃないか・・・
そして、別稿に改めるがその他の部分についてもソツがないことがよくわかった。というところで、次号に続く。
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