ドラえもん 海底鬼岩城について熱い想い。

2015年10月04日 | Weblog



目が覚めた。


中途半端な時間だ。

もう一回寝ようと目をつむったのだが

何故かドラえもん のび太の海底鬼岩城の事を思い出して寝れなくなった。


熱い想いが煮えたぎってきたのだ。



先に言っておきますが、ただ単に僕の熱い気持ちをだらだら書き綴っているだけです。
オチなどありませんし、ネタバレになると思うので興味ない人は見ないように。

出来れば見たことある人、面白かった!って人に見てもらいたい。











では思う存分、、、




これは本当にいい映画だ。

ぶっちゃけ言うと、子供の時からバカみたいに見ていたからっていうのがデカイ。

しかし、太陽王伝説あたりまでは全部見たが群を抜いていい。

鬼岩城はトップです。

ドラえもん一期の長編シリーズ第4作目にあたるワケですが、
初期の頃に見られる何とも言えない不気味な感じ、あの雰囲気がたまらなくいい。


大体なあらすじは
夏休み中だったかな?
確かのび太は海、ジャイアンスネ夫は山に行きたい!っていう話で意見が分かれてもめるのだがドラえもんが海で山登れたらええんやろ!っていうめちゃくちゃな事を言うんです。
が、さすがドラえもん。
海底に目をつける所がみんなより一歩進んでますね。

色々あるんです。

デカイイカに襲われたり、幽霊船がでたり、ジャイアンスネ夫が行方不明なったり、でっかい魚(バトルフィッシュ)に追いかけ回されたり、海底人に拘束されたり。


本当に色々あるんです。



本当にワクワクしながら見ていました。


でもいいんです。


全ては


全てバギー。


彼に全て持っていかれます。

バギーとは海底旅行の際、海底ドライブする為にドラえもんが出した道具です。ってか車です。

道具で車やけど、喋ります。
意思があります。

ちょっと偏屈なんすよね、普通に命令無視しますからね。
薄情に見えたりしますし、ここぞという時ビビってドラえもんのポケットに隠れたりと臆病者であります。
時には皆んなに逆らったりしてメチャクチャです。

ドラえもん、のび太、ジャイアン、スネ夫はバギーの事をポンコツ扱いするんです。
しかし、しずかだけはバギーちゃんって呼んで彼の事を良くしてあげるんですよ。

バギーになんか綺麗な貝殻かなんかプレゼントしてあげてね、それバギーにつけてあげるんすよね。
そんなしずかにバギーは心開くんですね。

作中のバギーの台詞なんですが、
自分が機械であることが悲しい。
と涙するんです。

しずかにはオイル漏れですと言って誤魔化すんですが
あれは泣いていました。
たとえ本当にオイル漏れだったとしても、
バギーは心で泣いていたに違いない。

心のないはずの機械である彼に、僕は胸を締め付けられました。



ちょっとコレだけは言うとかなあかんので説明しますが

この作品の敵ボスがポセイドンいうやつなんすけど、
自動報復システムを司るコンピュータなんですね。

そもそも舞台の海底には
海底人ってのがおって
ムー連邦とアトランティス連邦とで国的なもんで分かれててその二つが敵対してたんですね。

アトランティス連邦は空まで続いてる強力なバリアーを自国にしており、外部からの攻撃は一切受けません。
(作中ではバミューダトライアングル、魔の三角海域がこれにあたるワケです。)

ま、無敵状態だったワケですね。

んで核ミサイル的なもんでムー連邦をぶっ潰そうと企んでたんですが、
核実験に失敗してアトランティスは滅んでしまうんです。
また、その自国のバリアーがアダとなり滅びるのは自国アトランティス連邦だけ。

ムー連邦からするとラッキー。
なはずなんですが、所がどっこい。

アトランティス連邦、ってか生身の人間は滅びるんですが、コンピュータだけは残ってるんですよ。

攻撃されたらやり返す、自動報復システムコンピュータ。ポセイドン。
そもそも鬼岩城ってのが何かって話なんすけど、アトランティスにあってポセイドンのある基地?的なやつやと思います。

まぁこいつがバカでアトランティスは滅んだ事に気付かず、ずっと稼働してるんです。まあ、優秀っちゃ優秀やな。

ムー連邦的にはそっとしてたらとりあえず大丈夫やったんすけど、
海底火山の噴火?かなんかが活発になってこれが自国アトランティスへの攻撃やと思い込んで報復しようとするワケですね。

そらもうヤバイやつです。

まぁ核ミサイル的なやつやった思います。
それをぶっ放すワケです。

海底のみならず、陸も大変な事になります。
地球上の生命の危機です。


ムー連邦は
これはヤバイ!ってなって
ドラえもん達になんとか君らの不思議な道具でポセイドン止めてくれ!
ってお願いするワケです。

そこで彼らドラえもん達が立ち向かうワケですよ。


どんだけ勇気ある少年達ですか。

いつものメンツプラス、ムー大陸のイケメンの青年エルも参加、計6名が鬼岩城にあの手この手で攻め込むんです。

鬼岩城に攻め込むまでも色々あるんすよ。

鉄騎隊
(鬼岩城、ポセイドンを守る兵士的なやつ)ってのがおってこいつらがまたやっかいなんすよ。

しずかは鬼岩城の場所を探るために囮になって捕まってる状態やったんで、
残りのジャイ、スネ、のび、ドラ、エルがドラえもんの道具を駆使してポセイドンあと一歩という所まで行くんです!

ええとこまで行くんです。

でもあと一歩届かず、壊滅寸前。
ドラえもんが辛うじてヘロヘロなりながらもなんとかしずか、ポセイドンの所までたどり着くんですがそこでダウン。

ポセイドンはクレイジーなんで
鉄騎隊に命令してしずかを生贄にしようとします。


しずかは
あぁ、もう終わりや。世界滅亡や。
(実際のセリフはこんなんじゃないよ)
言うて無念の涙を流すんです。

丁度しずかは倒れてしまったドラえもんに寄り添う形でいましたので、
しずかの流す涙がドラえもんのポケット、
に落ちます。
すると聞こえてくるのは





「しずかさん、泣いているんですか?」











バギーの声です。







誰と話してるんだ?!

ポセイドンが言うと、




「僕とだ!!!」









ドラえもんのポケットから自ら飛び出し、

「誰だ?しずかさんを泣かせるのは!」













あぁ、、

(sto思い出し泣き中)









もう、鳥肌たちましたね。



メチャクチャカッコいいじゃないですか。

あんなに聞かん坊で、臆病だったバギーが

愛する女の涙で変わったんです。

男を見せたワケです。

バギーは自分の命と引き換えに、人類のみならず地球上の生命、そして愛する女のためにポセイドンへ特攻し自爆するのです。


バギーの活躍により、ポセイドンは破壊され自動報復システムはダウンしムー大陸、全世界が救われるワケです。





最後エル含めムー大陸から感謝され、セレモニーがあるのですが、
しずかがなんか握ってるんですよ。
のび太がそれに気づいて

それ、、?ってしずかに聞いたら

握られていたのはネジで

涙目ながらにバギーの形見である事をのび太に告げるワケです。


今思うと、バギーのネジか定かではないとか冷めた考えもよぎるんですが
もはやどうでもよいのです。
決して忘れることはないと思います。
しずかの心の中でバギーはきっとずっといます。だけど、やりきれないじゃないですか。
世界は確かに救われました。
けど、バギーを失いました。少しでも何か思い入れのあるものそういった物理的なものを手にしていたい。
たとえこれがポセイドンのネジだったとしても、
これがバギーを物体として感じさせるものなのであれば、
なんかうまく言えないけど、自分だったらそう思うんです。

まぁ、細かいことはええです。


本当に、あのバギーの登場シーン。

思い出しただけで涙が止まらない。

文字打てない。涙で。

男と女。

男として守るべきものを守ったバギー。

30歳目前として、未だに忘れない。

きっとしずかの心の中にもですが、

僕の心の中でもバギーはずっといます。


僕は今でも、これから先もずっと彼をリスペクトします。


もし最後まで付き合ってくれた人がいるならば長々すいませんでした、ありがとうございます。











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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
(T . T) (ずー)
2015-10-04 20:53:15
いいお話しですね~。

今度ビデオ借りて観て観ようかな!
ドラえもん長い間観てないな(^_^;)
Unknown (Unknown)
2015-10-05 01:06:40
ほとんど話してしまいましたが、是非。笑
分かります (さくら)
2018-03-06 23:07:17
懐かしいな。わたしも子供の頃から初期のドラえもんファンで映画は翼の勇者たちまで観てました。昔のドラえもんはわくわくと、夢が有りました。ちょっときつい言い方をするドラえもんとかもすきです。大人になってみると違いますよね観方が。確かのび太は泳げないはずじゃあないのかととかっこみます。DVD映画は途中まで揃えました歌も良いですよぬ。渋いけど。
Unknown (ぽほこ)
2020-02-21 23:21:02
私も子供の頃から大好きでした。
そして今晩十数年振りに観て、
やっぱり大号泣でした。笑
現在でも通づるテーマなのに、
現在にはないレベルの作品だと思います。
また泣きたい時に観ます!笑
Unknown (しちみ)
2020-02-24 08:41:32
わたしもバギーちゃんのことを思い出して検索していたらここにたどり着き、鮮明に思い出して胸が苦しくなりました。
そう、少し薄暗くて不気味だけどそれが良かったですよね、当時のドラえもん映画。
またリメイクされて今のたくさんの子どもたちにも届かないかなあと淡い期待をしてしまいます。

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