昨日お伝えした、教育実習生・モハメッドさんの研究授業について。モハメッドさんはエジプト人のお父さまと日本人のお母さまとの間に生を受け、生誕地である印西市の小学校を卒業しました。その後、オーストラリアに渡り当地の中学校を卒業。帰国子女として松国の門を潜りました。そのようなバックグラウンドがあるので、実に流暢な英語の使い手でもあります。研究授業は、1年生のクラスでプレゼンテーションを指導したのですが、彼女の明るいキャラクターも手伝って、実に溌剌(はつらつ)とした楽しい時間が流れました。テーマは『My treasure(私の宝物)』。モハメッドさんも自分の宝物を披露してくれましたが、生徒諸君はプレゼンテーションだけでなく、エジプトのことやオーストラリアの学校生活など、時間があればいろいろと話を聞きたかったことでしょうね。
私自身、エジプトの国情については興味深く、校長室へ来てくれた時に思わず尋ねました。『アラブの春』と言われて民主化したのがはや6年前のこと。その後、あまりニュース報道で触れる機会はなく、雑誌記事などで時おり目にする程度です。モハメッドさんは、昨年エジプトに出かけたそうで、着実に国が変わっていることは感じたものの、まだまだ乗り越える壁は少なくない印象を受けたようでした。その意味で、便利で安心して生活できる日本の環境は、何物にも代えがたいとのこと。そして松国時代の英語の先生によって、英語教師への道を志した経緯もあり、何としても日本で英語の先生になりたいという意欲が伝わってきました。個性豊かなモハメッドさんの持ち味を存分に活かして、素敵な英語の先生になってください。
私自身、エジプトの国情については興味深く、校長室へ来てくれた時に思わず尋ねました。『アラブの春』と言われて民主化したのがはや6年前のこと。その後、あまりニュース報道で触れる機会はなく、雑誌記事などで時おり目にする程度です。モハメッドさんは、昨年エジプトに出かけたそうで、着実に国が変わっていることは感じたものの、まだまだ乗り越える壁は少なくない印象を受けたようでした。その意味で、便利で安心して生活できる日本の環境は、何物にも代えがたいとのこと。そして松国時代の英語の先生によって、英語教師への道を志した経緯もあり、何としても日本で英語の先生になりたいという意欲が伝わってきました。個性豊かなモハメッドさんの持ち味を存分に活かして、素敵な英語の先生になってください。