昨日ご紹介した記事について、知人から「お茶についての認識を新たにした」との言葉を受けたので、追記いたします。牧之原台地を擁するお茶大国の静岡県は、もちろん栽培面積が日本1。では2位は? と聞かれて答えられるでしょうか。私自身、調べていて驚いたのですが、2位は鹿児島県で、静岡県の39%に次いで21%(2020年)。続く3位が三重県(7%)、4位が京都府(4%)というのですから、静岡と鹿児島の2県で60%というのは突出した数字ですね。さらに栽培面積ではなく、生産量となると両県で70%を超えるようです。では島根県はどうかというと、生産している33県の中では18位というデータを見つけました。日ごろの生活習慣の印象から、意外と少なく感じたのですが、消費量の面から見ると、一人当たりの抹茶消費量は日本一とか。こうして調べてみると、面白い発見があるものですね。昨年末、宇野先生とともに茶道部の「クリスマス茶会」にお招きを受け、美味しいお茶をいただいたことを思い返しました。
また静岡県のお茶生産の歴史を感じる記事もありました。「牧之原開拓子孫の会と茶園」という題名で「德川宗家、德川慶喜家からのご臨席、勝海舟家、山岡鉄舟家のご子孫のご臨席も賜っている」とあるように、日本史でなじみ深い人物の名前が見られます。そんな牧之原のお茶生産と、切っても切り離せないのが世界一長い木製の橋としてギネス認定されている「蓬莱橋(ほうらいばし)」。牧之原台地の開墾のため、明治12年に架けられた農業用の橋ですが、今は観光用にも利用されているようです。長さが「897.4m」ということから「やくなし」=「厄無し」、「長い木の橋」=「長生きの橋」など、厄払いや長寿のご利益スポットだそうです。機会あれば、富士山見物かたがた、新茶の季節(4月から5月)に訪れてみてはいかがでしょうか?
と言うのも、私の母の実家はお茶とSLで知られる金谷にあり、武士の末裔ではありませんが、いくらかのお茶畑も所有していたそうです。
又、昨年の3月に父の米寿祝で、夫、子供たちと静岡に集まった際、男はつらいよの第何作目かにこの橋が登場するとかで大の寅さん好きの夫からの要望でこの蓬莱橋を見物に出かけたのです。
なかなか歩きごたえのある橋でしたよ!