校長室だより ~ 武蔵野の森で紡ぐ友情『明星学苑・スクールライフ』

民間企業勤務から中学、高校、大学など、教育現場へ転じた『キャリアコンサルタント』の日常をお伝えします。

心温まる時間~保育園訪問

2017年03月16日 05時23分14秒 | 日記
昨日は、久しぶりの寒気に見舞われ、満開だったわが家の庭先に咲く梅も、冷たい花散らしの雨に震えていました。しかし私自身は気持ちが温かくなる1日だったというのは、東京都府中市にある『晴見保育園』からお招きを受け、保育園スタッフと保護者の方々に、お話をさせていただく機会があったのです。もともと、こちらの園長をされている門脇氏とは旧知の間柄で、このたびお声がけをいただきました。

実は<こどもちゃれんじ>の編集に携わっていた頃、幼稚園や保育園には、頻繁に足を運んでいました。とくに創刊号を出す前の準備期には、子どもはどのようなことに興味を持つのか。また、園の先生方は、子どもをどのように指導しているのかといったことなど、いろいろと教えていただいたものです。今回は、日ごろ高校生を見ている立場から、子どもの成長に関わるお話をさせていただきました。

保育園のスタッフの皆さんは、ご自身も子育てをされながら、預かる子どもたちのお世話に携わっていらっしゃいます。女子高校生の『なりたい職業ランキング』では2位にランクされ、本校にもその道に進む生徒が多い保育士さん。いろいろご苦労も多いと思いますが、皆さん口を揃えて「やりがいのある仕事です!」と、笑顔を輝かせていらっしゃいました。帰りに車で送ってくださった方は、 こちらで唯一の看護師さんだったのですが、まだ1歳のお子さまを他の保育園に預けて通勤されているとのこと。保育士さんたちも、小さいお子さまがいらっしゃる方は、やはり別の保育園にお子さまを預けられているとのことでした。残念ながら、ご自身が通う園には預けられないというのは、こうした仕事ならではのお辛いところですね。看護師の方が、病院ではなく保育園を職場に選ばれたのは、勤務時間がライフスタイルにあっているからとのことでした。今の時代、いろいろな働き方の選択があることを、しみじみ感じた次第です。

ところでこの日の訪問にあたって、司書の佐々木さんに「保育士関系のいい本、何かありませんか?」と訊ねたら、男性保育士にして39万人のツイッターのフォロワーがいるという、てぃ先生の『ハンバーガーグー』という本を紹介してくれました。こうした新しい育児本は私も縁遠いので、助かりました。講話の中で、本文からの引用をさせてもらったりしたところ、大変興味を持たれ、会の終了後には持参した<こどもちゃれんじ>創刊号とともに、皆さんの興味を集めていました。てぃ先生の本は他にもあるようですから、保育士を目指す人はぜひ、手にしてみてください。司書の佐々木さんには、ありがとうございました。
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