3月17日から10日間に渡る「MGS Boston Leadership Program」が始まっていて、まもなく終盤を迎えます。日々、右田先生と佐藤由菜先生から写真つきのレポートが送られてきて、私も楽しみに読んできました。参加しているのは、MGSコースの高1と高2の生徒18名。コロナ禍で中断しており、5年ぶりの再開ということですが、実現して本当に良かったですね。ここに右田先生のレポートの一部を転載いたします。
⚫︎到着直後の右田レポート
今日のボストンは快晴の青空の下、極寒(3℃)の寒風が肌を刺します。東京の真冬より厳しい寒さです。 教室では起業セミナーと題して、ジャズの修行で渡米して以来30年、日本食ビジネスを展開し、ボストンの日系コミュニティの中心で活躍されている広本秀樹さんとのセッションが行われました。 起業の成功の秘訣というより、人とのコミュニケーションのあり方を伺いました。 最後の質疑応答は、さながら人生相談のような様相でした。
その後は、大学生や社会人との交流が盛んに行われているようです。「ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学を訪問し、現地の学生との交流や大学でのワークショップに参加し、グローバルリーダとしてのマインドセットを涵養することを目的としています」という右田先生がまとめた趣旨の通り、刺激的な体験が重ねられているようですね。ハーバード大生の2人とのトークセッションでは「授業料や寮費は全額免除となり、その額は4年間で4000万円を超える、という話など興味深い話をQ&Aで進めました。 生徒たちからも質問が多く出て、彼女たちの姿勢から学ぶべきことや、ハーバードがどのように優秀な人材を得ているかを知る機会となりました」とは、改めてアメリカのスケールの大きさを感じさせられますね。ハーバード大学では「アメリカ最古の大学のキャンパスを見学しました、 レンガの建物に囲まれたキャンパスは、イギリスの大学さながらな雰囲気です。学生が使うラウンジや図書館、一般の人が入れないホールなどを、ため息混じりに見学しました」ということで、将来はハーバード大学に進学したいという生徒も出てくるのではないでしょうか。
個人的には次のような内容にも惹かれました。「セントラルパークに面したストロベリーフィールドは特別にリクエストして実現した訪問地です。ジョン•レノンが暗殺されたダコタ・アパートから歩いてセントラルパークの中へ。雨上がりのせいか、珍しく観光客がいないなか、IMAGINEのモザイクを皆で囲みました」。私の高校時代といえば、ビートルズとサイモン&ガーファンクルが全盛で、こうした地名が詠まれた歌詞にあこがれを抱いたものです。生徒諸君は、実に得難い体験をしているのだなと感じました。残された時間は短くなりましたが、いっそう充実させられることを願っています。