校長室だより ~ 武蔵野の森で紡ぐ友情『明星学苑・スクールライフ』

民間企業勤務から中学、高校、大学など、教育現場へ転じた『キャリアコンサルタント』の日常をお伝えします。

女子バスケット部員、それぞれの想い

2016年06月16日 05時02分11秒 | 日記
一昨日、会議を終えて校長室に戻ると、部屋の前に女子バスケットボール部の3年生がずらり顔を並べていました。不意を突かれた戸惑いに加え、一人ひとりの想いを推し量ると、うまく言葉が出てきません。これまで何度か、こうしてバスケ部員たちが挨拶に来てくれた場面が蘇ってきて「これが最後…」という感慨を抱きながらカメラを手にいたしました。松国での部活動を終えた彼女たちの想いは、人それぞれ異なることでしょう。それゆえ全体にかけるべき言葉も見つからず、皆が浮かべる笑顔を見ながら、試合の場面というよりも、久能先生から耳にしてきた部の様子。あるいは、けがをしてコートの隅で辛そうにしていた部員の姿などが、脈絡なく思い返されます。一時は、何人かのけがによるリタイヤ組がいたことを思えば、彼女たちが乗り越えてきた壁は想像以上に厚く、高かったはず。それが県下の県立高校の中で、トップクラスのチームになるまで成長したのですから、これまで費やしてきた努力を讃えずにはいられません。これからは、ひたむきに打ち込んできたバスケットボールから離れる生活が始まりますが、喪失感を埋め合わせるには時間を要することでしょう。昨日は、文化祭の準備に取り組む3年生諸君の中に、バスケットボール部員のみならず、各部の活動を引退した3年生の姿が見られました。こうした学校生活における、次なる場面での活躍を願っています。

今日、リオデジャネイロ・オリピンピックに出場する松本潮霞さんの壮行会を行います。さっそくテレビ局や新聞各社から問い合わせがあり、多くの取材記者が来られるようです。もしかしたら、テレビニュースでの放映などもあるかも? 生徒会とともにバトン部の演出もあると聞いていますが、生徒諸君は松本さんを精いっぱい応援して、壮行会を大いに盛り上げてください。
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