昨朝、一貫中学3年生の旦野先生から「2時間目に生徒主体の授業をしますので、よろしければ…」と誘いを受けました。楽しみに始業の鐘とともに教室に入ると、すでに生徒2名が教卓に立っています。ホワイトボードに写されたタイトルを読むと「楽しそうに働く大人ってどんな大人」という文字が書かれていました。授業の進行とともに内容がわかってきたのですが、どうやら仕事のやりがいや意義を考える、キャリア教育の授業のようです。
「楽しそうに働く大人」の解釈としては、具体的に「仲間の手助けができる」「たくさんのことに興味がある」といった結論のほか「ホワイトな企業に勤めている大人」という答えがあったのには、意表を突かれました。中学生でも、労働環境に関心が及ぶのですね。話し合いの中では「Vチューバー」「AI」「ロボット」といった言葉が飛び交い、今の時代ならではの授業だと感じました。そしてもう一つ、今の時代らしいと思ったのが、雰囲気のこと。授業の間じゅう、笑顔と歓声、拍手が絶えませんでした。そんな風景を見ながら、私自身が中学生の時には、そのような経験は記憶にありません。改めて、時代が変わったのだなあと感じさせられた次第です。生徒が主体となって進めるこの授業は、これからも続くようですから、ぜひまた参観したいと思います。