校長室だより ~ 武蔵野の森で紡ぐ友情『明星学苑・スクールライフ』

民間企業勤務から中学、高校、大学など、教育現場へ転じた『キャリアコンサルタント』の日常をお伝えします。

生徒主体の、活力あるキャリア授業

2023年11月30日 05時38分33秒 | 日記

昨朝、一貫中学3年生の旦野先生から「2時間目に生徒主体の授業をしますので、よろしければ…」と誘いを受けました。楽しみに始業の鐘とともに教室に入ると、すでに生徒2名が教卓に立っています。ホワイトボードに写されたタイトルを読むと「楽しそうに働く大人ってどんな大人」という文字が書かれていました。授業の進行とともに内容がわかってきたのですが、どうやら仕事のやりがいや意義を考える、キャリア教育の授業のようです。

「楽しそうに働く大人」の解釈としては、具体的に「仲間の手助けができる」「たくさんのことに興味がある」といった結論のほか「ホワイトな企業に勤めている大人」という答えがあったのには、意表を突かれました。中学生でも、労働環境に関心が及ぶのですね。話し合いの中では「Vチューバー」「AI」「ロボット」といった言葉が飛び交い、今の時代ならではの授業だと感じました。そしてもう一つ、今の時代らしいと思ったのが、雰囲気のこと。授業の間じゅう、笑顔と歓声、拍手が絶えませんでした。そんな風景を見ながら、私自身が中学生の時には、そのような経験は記憶にありません。改めて、時代が変わったのだなあと感じさせられた次第です。生徒が主体となって進めるこの授業は、これからも続くようですから、ぜひまた参観したいと思います。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 秋の日は釣瓶(つるべ)落とし… | トップ | Chat GPTは文学者に... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。