校長室だより ~ 武蔵野の森で紡ぐ友情『明星学苑・スクールライフ』

民間企業勤務から中学、高校、大学など、教育現場へ転じた『キャリアコンサルタント』の日常をお伝えします。

学び続ける看護師さんに励まされ

2019年08月26日 09時26分16秒 | 日記
先日、看護師をされている知り合いの方から、メールをいただきました。たまたまこの日、千葉市内にある学校法人の教職員研修で、講師を務めた帰り道のこと。「前に勤めていた高校では、近くの大きな病院と交流があり…」と、お世話になった病院の話題をした帰り道、電車の中で着信したので、そのシンクロにちょっとした驚きがありました。内容は、看護部長を務める知人が、スタッフの力になるために新たな学びを始められたという話題で、以下メールを転載させていただきます。
≪昨年度末、通信で大学を卒業し、さて今度は何をしようと考えておりました。大学院に行くか、看護学の学士をとるか、等考える中、水野先生がとられたキャリアコンサルタントの記事をたまたま目にしました。多様性のある雇用形態やその環境づくり、人材育成、離職防止、そのための社会資源、社会制度の活用など が私の業務の8割を示すと言っても過言ではない中、常に、知識不足と力不足に悩んでおりました。その人らしい働き方を支援すること。これからはもっと多様な働き方や業務の選択が広がっていくので、キャリアコンサルタントとしての学びはそういった私の問題を解決してくれる糸口になるのではないかと閃き、受講に至りました≫。
ということで、先ごろ通信で大学を卒業されたうえでの新しいキャリア形成。言うまでも看護は高度な専門職であり、その知識とキャリアだけでも尊敬するばかりですが、さらに学びを重ねられる意欲に頭が下がります。「生涯学習社会」と言われて久しく、実際に社会の変化も激しいので、学びの大切さはますます高まっていくことでしょう。こうしたお話を伺うと、新たな勇気が湧いてきますね。
私は今週、保護司さんや民生委員として若い人たちを支えている方々へ、お話をさせていただく機会があります。やはり、全国から新しい学びを求めていらっしゃるので、参加者の皆さまが互いに高め合う場にできるよう準備を進めてきました。中でも勉強になったのが、何冊か手に取ってきた、作家や医師などによる≪人生相談本≫。これまで、あまり手にしてこなかった分野の本です。回答者の方々の想像力や表現力、そして思いやりなどには深く感銘を受け、心打たれることもしばしば。他人の相談に応じる上で、より相手に納得して新しい行動につながるような助言をするために、勉強の種は尽きません。
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