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よしなしごと

~しあわせに生きる道~

オペラ座の怪人

2005-02-17 01:35:43 | 常日頃
ちょっとストレス切れしたので思わず観に行ってしまいました☆

ビバ音楽!!
オペラ座の怪人を「観る」のは4回目です。
初めて観たのは記憶もあやふやな子供の頃のTV。
大学生の頃に劇団四季で観たのが2回目で、卒業旅行のロンドンで観たのが3回目。
今回の映画で4回目ですが、あらためて観ると、登場人物ひとりひとりの心情が凄く気になりました。
主役の3人だけじゃなくて、その周りを取り囲む人たちの。

罪人と知りながらファントムを庇う人と。
ただ真実を知ろうとする人。
我欲に囚われ見えるものも見ようとしない人。
恐れながら逃げることも断罪することもない人。
そして追い詰めながら自らの執着を絶ち、互いに赦すことを選んだ人と。

目まぐるしい感情の流転の果てに辿りついた心境はどんなものだったんだろう?
様々な愛のかたち。

それ故に誰もが赦すことを選んだのだろうか。
何に気付き、何を選び、何を捨てたのだろう。
無上の喜びと底知れぬ苦しみ。

ただ愛故に。

クリスティーヌの美しさの描き方がとても秀逸だと思いました。
彼女の、歌への想いゆえのファントムへの執着にとても共感。
音楽と美への憧れゆえのファントムの執着も理解できる。
勿論、そこにはもっと複雑な感情が織り込まれていて、
その背景もきちんと描かれているから、今まで見えなかったことが見えた。

善と悪の境界。その曖昧さ。
弱さと強さの移り変わりが音楽で見事に表現されていて、泣けた。
単純なミュージカル映画ではなく、
監督の細部まで張り巡らされた人間というものへの描写が見事な作品。

結論、歌いたくなる映画でした☆
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