10週目はグループプレゼンテーションの準備と発表のみ。
約5週間かけて検討してきた内容の集大成。
4から5人のチームにアサインされ、ある特定企業を選択し、その問題解決の提案をするという内容です。
私のチームはノキアのスマートフォンマーケット戦略についてコンサルタントの立場としてノキア幹部にプレゼンするというシナリオ。他のチームは、スターバックス、ゼネラルモーターズ、クリスピードーナッツ、マクドナルド、キャンパス内のカフェテリア、レストランなど
私のチームは4人。中国、台湾(2人)、日本。
テクノロジーの経験者が二人いたためこのテーマに決まりました。
私の場合はまったく初めての業界研究から始まったので議論に追いつくまで時間がかかりましたが、数字面では私が貢献できる部分が多かったので、自分の得意分野で貢献するように心がけました。それぞれの強み弱みを理解するまで、手探り状態でしたがお互いの能力がわかるにつれチームとしての纏まりも強くなり、スピードが高まっていくのを実感しました。幸いなことに、みんなお互いのことを尊重し、宿題(個人ワーク)は必ずこなし、会議には時間通りに開始していたところからスムースでした。
反対に他のチームでは、諸事情でチームメンバーが離脱しなければならない、時間通りに集まらない、自分の意見に固執するなど、非協力的で苦労したという話も聞きました。
この経験を通して痛感したことは、まったく同じ学生立場(上下関係のない)なかでいかにリードしていくか、いかに人を動かしていくかということを悩みました。アジア人というチームであったためか(1)年上、(2)業界の経験者というメンバーが自然とリーダー的な立場になりました。
また、プロポーザルやパワーポイントを共同で作成するにあたり、資料の精度やロジックについては、
自分としては半分以下の精度やロジックでみんなが満足しているなかで、
いかに相手に不快感を与えずに説得していくかというところで、壁に直面しました。(教授経由で伝えるなど)
その上、インセンティブが異なるため、また、この成果によって成績が変わるわけでもないところからどこまで徹底的にやるかというところで「ずれ」が出てきました。
しかしながら、成功体験よりも、明確な課題を見つけられたことは有意義でした。