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爺の前に道は無し。爺の後にも道は消えかけて…枯れた中年爺の独り言

教育界のグローバル化

2016-10-25 10:26:53 | 教育
2020年プログラミング必修化、未就学児の保護者の過半数は知らない
「2020年を境に日本の教育が変わろうとしている…」教育現場のこれからの変化は、今のところ語られることは少ないが、おそらく2020年のオリンピックが終わった時に、世の中は一種の〝浦島太郎〟状態になるだろう。今為されなければならないことは、今後4年弱に渡っての、教育に関わる情報格差に振り回されて子どもを不要に不安がらせるのではなく、地に足の着いた子育てを考えておくことだろう。
〈教育専門家でも見通せない変化〉
2010年頃に教科書のデジタル化、タブレット使用が2020年から始まる、と言われていたのに、大多数の教育現場も家庭も本気にはしていなかった。しかし、教育課程に小学校の英語教育を教科に格上げしたりプログラミング教育が行われたりすることが具体的な日程に登ってきて、慌て始めているのが実態だ。それどころか、2020年を迎える時には、今では想像できないような方向に進むかもしれない。それほどに、今の変化は激しい。
〈「英語」の支配はコンピュータ化社会の到来で完結へ向かう〉
教育現場では、今後、「英語を学ぶのではなく、英語で学ぶ」ことを求められる。それもそのはず、コンピュータープログラミングは、英語そのものと言える。そもそも「日本語」ではコンピューターは動かない。
コンピューター言語は英語でできている。英語は世界共通語を目指すだけでなく、世の中の仕組みそのものに深く浸透し始めているのだ。残念ながら、日本語などは地域言語としての「地域文化」の範疇に収束して行かざるを得ないだろう。コンピューターによる人工知能やIoTとは、他ならぬ「英語」による世界支配が、少なくとも言語上では決着がついた、ということだ。
〈英語、プログラミングを教える人材不足が招くもの〉
今後、子どもたちを取り巻く教育環境は、ハード面の施設が安価に入手できる今日、ソフト面での教員の人材不足になやされることは明らかだ。しかも、わずか数年間の間に、だ。このソフト面での差は、おそらく途轍もなく格差が拡大することになるだろう。それは即ち、子どもの教育格差へと直結する。それはそのまま新しい社会階層の固定化への準備となる。

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