さまざまの 事おもい出す 桜かな

「さまざまの　事おもひ出す　桜かな」芭蕉
桜は春の　新生活のスタートに咲くからなのか・・
花の盛りを　待ちわびる思いが　やっと１年めぐって来たと思うのか・・
亡くなった父は　来年は桜が見れるかな・・と桜を見る度につぶやいていたなあ・・

何処の桜もきれいだけど・・花見に行けない時は美術館でお花見を
山種美術館で「桜　さくら　sakura」展が開かれて　桜の絵ばかりがずらり
石田武の 「千鳥ヶ淵」 水辺の色鮮やか・・
絵にちなんだ　和菓子が喫茶で食べれるのも　のどかなひとときが　過ごせて好いよ

ムウ＆クウは雨で退屈・・でも　暖かくて庭で過ごす時間が長くなった。

ときめかない ソファーも

コンマリさんの「人生がときめく片づけの魔法」の本に従い
ときめかない！ボロボロのソファーを捨てることにしたが・・
ムウ＆クウにとっては　最高にときめく場所になったようだ
　
空間は未来の自分のために使うべき！との教え・・
処分するのためらうねえ・・

自宅で看取る

亡くなった父のスケッチ画です。

肺がんの父を自宅で看取った
麻薬を使っての痛みの緩和のみの治療で最期まで家族と共に過ごし
住み慣れた部屋で　自慢に梅の花を眺めながら
伴侶に手を握られ　子供や孫に囲まれて　お釈迦様の涅槃絵のごとく
延命治療せず、食べれなくても　水が飲めなくて　苦しむことなく
枯れるように　命が消えゆくのは
家族にとっても　あの世への旅立つ父を安心して見送れた。
死ぬのが怖いのではなく　死ぬまでの過程の苦しみが怖いのだ・・
安らかに死を迎えれたことに　最期の場所が　自宅で良かったと思う



自分の死など　想い患うこと無く過ごせる犬は幸せです