歯科衛生士の Dull hours diary

日常生活であったたわいも無い事からショッキングな事もまでを綴った日記です。

言えるかよ・・・・

2006-10-13 | Weblog

今日の午前中は、予約なしの飛び込みの患者さんが
相次いで来院しました。
その中に
“前歯がとれた”
っと言う患者さんが一人。
レントゲンを撮ってみると神経を取らなければいけない状態。
若先生が状態を説明した後、患者さんは
「近いうちに同窓会があるので、何とかそれまでに治りませんかね・・・・

60歳の男性なんだけど、やっぱり同窓会って
気分が盛り上がるみたい

「30年ぶりなんですぅ~
って照れくさそうに微笑んでいました。


「そうですかぁ。じゃあ早くしないとダメですね~
って事で、本来だと初回は神経をとるだけ(麻酔抜髄)なんだけど
若先生は、神経を取った後すぐに薬をつめ(麻酔抜髄即日根充)(←チョット危険だけど)、
その上にプラスチックの土台を埋め込み(レジンコア築造)
削って被せ物の型を取りました(失PZ 前装冠連合印象 BT)。

それから仮歯を付けて
歯石を取ってからタバコのヤニで着色した歯を綺麗に磨き、
もしこの状態で同窓会に行っても大きな口をあけて笑える位に。

私も、患者さんの事情もあるので
それ位して当然と思ったのですが、
先輩衛生士さんはそうじゃなかった・・・・

「予約なし の患者さんなんやから、
応急処置か最小限の処置までにしといて!!先生が続けようとしても
『予約の患者さんがお待ちですので』ってやめさせて!

えっ~~~~~
そんな事 いえるかよ・・・・・

ま、そりゃそーだよ。予約の患者さんは確かに待ってましたよ
だけど、「これ以上治療するな」なんて先生を止めれるかよ ってんだっっ・・・・。
そういえば、まだこの医院に勤めて1ヶ月も経たない頃
この先輩衛生士さんに
「使えない!!
て叫ばれた事があったわ・・・。

くそぉぉーーーーーー  
思い出したら悔しくなってきた!!

しかし、悲しいかな医療関係って結構縦社会。
明日も下っ端の私は
何言われても    「  はい  」  って
笑顔で返事。
・・・・それが円滑に物事が運べる唯一の方法

情けなし

お仕事で色々あるそこの貴方!!  
お互い負けずに頑張りましょ!!
いつか私達の時代が来るわ(笑)

さっ、起きてると悔しさが倍増しそうなので
明日の戦いに備えて今日は早めに寝ます。
では、おやすみなさ~い


って、いっても     思い出して寝れないわ