『5.5畳記』  鴨長葱 著

プチ世捨て人の痛い雑記by人生挫折オンリーの40代改めジジイ屁垂れフリーター

半自家製ちりめん山椒

2016-05-29 06:25:21 | 料理・グルメ

  自宅の庭の山椒の実が大きくなったので、青い実をいくらか収穫しました。それを買ってきたちりめんじゃこと一緒に料理してちりめん山椒を作りました。山椒とちりめんじゃこを同じくらいの容量のお湯でゆでて、醤油と砂糖だけでシンプルに味付けしました。


  食べてみると先ずちりめんじゃこの味がして、その後で、山椒の痺れるような辛さが口の中に広がります。やっぱり生の山椒は枯れて乾燥したものよりも痺れますね。今回の山椒は若干苦みが強かったです。


  今回驚いたのは、食べてからしばらくして唇の一部分が「麻」痺してしまったことです。まるで歯医者さんで部分「麻」酔をした時のようでした。中国語で山椒の辛さを「麻」(マー)と呼ぶらしいですが、その通りだと実感しました。今後は秋の乾燥山椒の収穫を待つばかりです。
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カップヌードルもどき

2016-05-26 19:49:04 | 節約


  日清のカップヌードルが好きですが、結構高くて手がなかなか出ません。ある時ソバを食べていたら、ソバの食感はカップヌードルの食感と似ているなぁと思いました。
  それでソバ(もちろん「ゆで」より安い乾麺)を茹でて、醤油と鶏がらスープの素を混ぜてサラダ油を垂らしたものと一緒にしてみたら、結構カップヌードルと似たものが出来ました。
  これからはカップヌードルが食べたくなったら、これでいこうと思っています。たまには本物も食べたいですが、汗。


  どちらかというとシーフードヌードルの方が好きなので、トンコツラーメンの粉末スープと白だしを混ぜたものにソバを入れてみましたが、それほど似ていませんでした。これはこれで、そこそこ美味しいですが。


  市販の即席袋麺を調理する際は、粉末スープは半分位しか使いません。調理の際のお湯も、麺がヒタヒタする位の水位にしています。さらにギリギリの水位にして、汁無し麺にすることもあります。節約になると同時に、下水に流して環境汚染になることを軽減することが出来ます。
  残った粉末スープは、乾麺うどんを食べる際のスープにしたり、野菜炒めに使ったり、餃子などの肉料理につけて食べたりします。


  そういえば、私の記憶では日清のカップヌードルは割引セールになっているところを殆ど見たことがありませんが、もしかしてメーカーから小売店になにか圧力でもかかっているのでしょうか?


<追記>
  カップヌードルもどきに、仕上げにコショウを掛けることについて記載を忘れていました。本物のカップヌードルもコショウの風味が効いていますからね。私は結構多めに掛けてしまいます。
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ワタモテでワタブル(ぼっち・コミュ障の方、心の激痛注意!?)

2016-05-14 17:03:16 | 漫画・アニメ・ゲーム
  「私が最近ブルーなのはどう考えてもこの漫画が悪い!」

  最近、ブックオブ、もといブックオフで「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」という漫画を読みました。前から存在は知っていたのですが、ラノベ風のタイトルから、内容については女子高生がモテようと突飛な行動を取り、失敗して逆切れし、クラスメートなんかに八つ当たりするライトなギャグ漫画と思っていました。
  実際読んでみると、主人公の女子高生がモテないのは予想通りとして、高校内に友達はおろか知人すら居ない、ヘビーなぼっちあるある漫画だったのでした。校外には中学時代の友達のゆうちゃんや従妹のきーちゃんなんかがいますが。


  私も学生時代はコミュ障で、対人不安があり、不安が強い時期はぼっちだったこともあって(対人不安はだいぶ良くなりましたが、現在もコミュ障でぼっちです)興味が湧き、漫画を購入することに決めました。ぼっち編が5巻までのようなので、5巻まで買うことにしました。6巻以降はぼっちでなくなるみたいので、購入は見送りました。
  作者が50代位で引退して、落ち着いた老後を希望されているとのことなので、ささやかながらその希望に応えるべく、本屋さんで購入しました。5巻は売ってなかったので、ブックオフで購入しました。


  主人公の黒木智子(通称:もこっち)サンは、高校に入学すれば、自動的にモテると思い込んでいたのですが、入学から2ヶ月近く経っても、誰とも会話していないという悲惨な状態です。帰り際に先生から、別れの挨拶をされても、さようならが言えなかったので、先ず身近な異性との会話をしようと弟の部屋を訪れます。



  漫画のコマが目に入って来ると笑ってしまうのですが、その後気持ちが辛くなるという新感覚のギャグ漫画です。まあ、青春時代を謳歌した人からすれば、気持ち悪くて笑えもしない漫画かもしれませんが…汗。
  そういえば、太宰治の小説も内容は暗いですが、主人公の行動パターンは笑える所も結構あったような気がします。「人間失格」の主人公が軽い知的障害の同級生に道化を演じていることを見破られたくだりなんかは、自分にとっては笑える内容でした。もしかして作者は太宰治の生まれ変わりか?


  その後も、もこっちサンがモテるべく見当違いの行動を取って大恥をかいたり、コミュ障故の失敗をしたりすることを繰り返すのですが、その際の心が張り裂けてしまった(張り裂けそう、ではなく、完全に張り裂けちゃってます)際の、もこっちサンの表情が秀逸過ぎます。作画はデビューしたての人が描いたようにちょっと荒いのですが、この表情の描写は他の漫画ではお目にかかることが出来ないかもしれません。











  特に最後の2枚の写真の表情は脳裏に焼き付いてしまい、今後漫画を処分したとしても、ずっと覚えているでしょう。




  校内で唯一もこっちサンの孤独を察して理解した文化祭実行委員の上級生の今江サン。上の方の写真でも、もこっちサンをフォローしてますね。この今江サンに限らず、基本的にはもこっちサンの周りの人達は優しくていい人が沢山います。弟も姉からひどい八つ当たりをされても、悪態をついたり、蹴ったりしても、見捨てはしません。その優しさがもこっちサンに伝わらず、一人苦悩するところがさらに悲しみを深くします。逆にもこっちサンをいじめるような分かり易い悪人はこの漫画にはいませんね。


  最初にこの漫画を購入した日は、読んでいるうちに辛くなって、5巻の最後まで読むことが出来ませんでした。まさにソウルイタターッです。辛い!辛すぎる!充分極悶絶、です(元ネタは「埼玉銘菓 CM で検索!」)。ワタモテについての海外の反応のサイトも見たのですが、海外の人も途中で、部屋の外に出て深呼吸しなければならなかったとか、アニメ版を途中で何度も一時停止したとか書かれていました。また、この漫画が先ず日本よりもアメリカで人気が出たという事実に驚きました。自己主張が求められる明るいヤンキーというイメージのアメリカですが、「ノーと言えない」アメリカ人も沢山いるんですね。6巻以降はぼっち卒業のようなので、ちょっと救われた感じです。5巻の最終話にその兆しが見えているので、自分にとってはいい区切り方です。6巻以降もコミュ障は治ってないので、痛い行動をして失敗を繰り返すのは相変わらずのようですが。


  ワタモテの前に「ちょく!」という漫画を描いたとのことで、ブックオフで読んでみたのですが、主人公の女子高生が鼻血を頻繁に出すキャラでした。鼻血女性キャラは「プリズンスクール」(当ブログ:半隠遁生活に一服の性涼剤 二服目:参照)の緑川花サンが初めて私が見たキャラでしたが、その前にも存在していたのですね。だんだん鼻血女性キャラも市民権を得ていくか?
  最近はプリズンスクールを読んでハイになり、ワタモテでブルーになることを繰り返しています、汗。
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緑の上に雪が降る、茶碗

2016-05-08 14:43:13 | 陶芸・美術

  陶芸教室に通っていた頃、いろいろと器を作陶しましたが、その中でも色合いが綺麗と思っているのが写真の器です。緑色の器に雪のような白い斑点が浮き出ています。


  器の表面がツルツルしているのは、釉薬(ゆうやく)と呼ばれる(うわぐすりとも呼ばれます)ガラスの粉を土の器に掛けて高温で焼き付けたからです。陶芸教室には10種類から20種類の釉薬があったのですが、ある日単体で掛けるのではなくて二種類の釉薬を重ね掛けしたら面白いだろうと思って、試しに二重掛けしたものが写真の器です。


  焼くとクリーム色になる釉薬の上に、焼くと深緑になって、さらに下の方に流れる釉薬を掛けました。色は両方の色が重なってエメラルドグリーンのような色になり、深緑の釉薬が厚く掛った部分は器の中央に向かって流れるような緑色に焼き上がりました。



  器の真ん中辺りの高さの白い斑点は、下のクリーム色の釉薬の含まれている酸化チタンという金属が、器が冷める時に結晶化したものです。小学生の理科の実験で行った、ビーカーの中で塩の結晶が出来る感じですね。


  このような結晶が出来る釉薬を結晶釉と言います。興味がある方は「結晶釉」で画像検索してみて下さい。大きな結晶が、花のように器に広がっているとても綺麗な器の画像が出てきます。
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セイコーなカルティエのコピー!?

2016-05-01 14:24:31 | 機械式時計

  機械式腕時計の機械はランゲ&ゾーネというドイツの時計が好きですが(当ブログ「おじいさんの時代の古時計」記事参照)、文字盤のデザインは宝石商で有名なカルティエの時計が好きです。特徴としては、時刻がローマ字表記で、分の刻みがレールウェイといって線路のようなデザインになっていて、リューズにサファイヤを埋め込んでいるものが多いです。
  カルティエは安い物でも5~60万円位するので、当然のことながら手が出ません。5年くらい前にネットで機械式時計を検索していたら、あの世界のセイコーが製造したものでカルティエのデザインをパクっている時計を販売しているお店のを見つけたので、実際にお店に出向き、自分好みのデザインで値段も4万円程だったので、思い切って購入しました。
  セイコーは時計の機能は世界でも有数だと思いますが、他社のデザインをパクっているところを見ると、デザインについては、なかなかヨーロッパの時計業者に敵わないみたいですね。
  ちなみに文字盤中央の格子状のデザインはオーデマ・ピゲという会社のロイヤルオークという時計のデザインに似ています。ロイヤルオークはお笑い芸人が良くはめてますね。カルティエは女子アナが多いです。



  こちらが本家本元のカルティエの時計です。




  下の時計は「サントス」という名前の時計で、カルティエが初めて製作した腕時計の後継機です。もし経済的に裕福なら、この時計を普段使いしたいと思っています。デサインに加えて、エピソード付きの時計でもあるので。初号機は、確かカルティエの三代目の人の話で、友人にアルベルト・サントス・デュモンという飛行研究家がいて、飛行船を操縦しながら時刻の確認をするのに、いちいち懐から懐中時計を取り出すのは煩わしいので、直ぐ時刻を確認出来る時計を作って欲しいと依頼されて作成したものらしいです。

 
  「空飛ぶ男 サントス-デュモン」という本を図書館で借りて読みましたが、サントスさんは最初は飛行船を研究していて、その後に飛行機の研究も始めて飛行に成功しました。世界的にはライト兄弟が世界初飛行を成し遂げたことになっていますが、サントスさんの母国ブラジルでは、サントスさんが世界初だと信じられているようです。サントスさんの肩を持つ人からすると、ライト兄弟の初飛行は公式の記録とするには立ち合い人などが少ないとのことらしいです。
  サントスさんは親から莫大な資産を相続したこともあって、飛行機の技術の特許は取らずに公にしたようです。ライト兄弟はアメリカ人ということもあり、また自転車屋を自転車操業!?していたためか、しっかり特許を取って、訴訟も含めて飛行機の商売にも精を出していたみたいです。
  サントスさんは、神経の難病を患い、招待された母国での飛行機ショーで墜落を目撃し、ブラジルの内戦で飛行機が使用されたことに心を痛め、自分が作製した飛行機は世に出していいものだったのかとの疑問さえ抱くようになり、とうとう自らの命を絶ってしまいました。繊細な心の持ち主だったのでしょうね。


  カルティエの他のアイコン時計に「タンク」という時計があるのですが、こちら「サントス」のエピソードとは対照的に、第一次世界大戦で活躍した戦車にインスピレーションを得てデザインされたとのことです。デザインでいうと「タンク」にやや軍配があがりますが、エピソードを念頭に置くと、「サントス」の方を選びたいと思います。


  ブラジルのリオにはサントス・デュモン空港という空港があるみたいですね。サントスさんに敬意を表して命名されたのではないかと思います。リオオリンピックの開催時にはニュースでも取り上げられるかもしれませんね。


  メーデー、メーデー、こちらK・A・M・O・N・O・C・H・O・U・S・O・U。救援願います!?少し前に駅前で、働く人の集いのパンフをもらったので、ちょっと様子を見てみようかとサイクリングも兼ねて自転車で出掛けて、集会の行われている公園を中をのぞきながら走行していたら、黒い背広を着て耳にイヤホンをした怖そうなオジさん達が立っていて、今にも襲われるのではないかとヘタレメーターが振り切れそうになり、直ぐ逃走しました、どうぞ!
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