
「困難な状況を越えて生き残ること。また、そのための方法や技術。」
『来るべき首都直下地震に備え、我家でも訓練を実施することにした。
今回は記念する第一回目として、下記内容で実施する。
◇訓練名:「帰宅困難者対策訓練」
◇目的:大災害時、公共交通機関が壊滅状態になった時、
いかにして自宅まで帰宅するか?。
またその手段と経路を体験する事で実際の災害に活かす。
◇日時:6月2日(土) 7時30分~※自宅6時03分発のバス。
◇場所:会社(恵比寿)→自宅(さいたま市南区)
◇訓練内容:首都直下型地震が起こったと想定し、
帰宅困難になると思われるお母さんの脱出訓練。
◇経路:会社→山手通り(都道317号)→国道17号
◇手段:徒歩
◇距離/コースタイム:約28キロ、約9時間半
以上
趣旨を理解して本日の仕事は早めに切り上げ、
睡眠を十分とって訓練に参加するように。』
いつ起こっても不思議ではない、「首都直下型地震」。
公共交通機関が壊滅状態になった時、いかにして帰宅するか?。
初めて試みたのが、2007/10。
今回はゾンビが去年の7月より首都圏(恵比寿)に職場が移ったことで、
新たに帰宅困難者になる可能性が出てきた。
実際、職場から徒歩で帰宅したらどういう状況になるのか?
理屈ではなく、身を持って体験する事で「何か?」を感じてもらえれば
イザという時にその経験が活きてくるのではないだろうか?。
そういう思いで半ば強引にこの計画を実行してみた。


何時もはサラリーマンで混雑している時間帯ですが、
週末の朝7時ではさすがに閑散としています。


恵比寿ガーデンプレイスから徒歩13分。
ゾンビが勤める会社です。
すぐそばを山手通り(都道317号)が走っており、
板橋で国道17号に接続しているので
この道を一直線に進めば迷わずに帰宅できるはずです。
AM07:20分スタートです。




一直線ですので、迷うことはありません。


東京メトロの中目黒駅。




朝食を摂らずにきたゾンビさん。
ここでサンドイッチをゲットして、食べながら歩いています。


歩き始めて1時間程で代々木八幡宮。


新宿区に入りました。

歩きはじめて1時間半、まだまだ足取りは軽いようです。


青梅街道を横断します。

歩き始めて3時間半。
国道17号線に合流します。

歩き始めて5時間近く、
お昼を過ぎて戸田橋まで来ました。
ここで会社の同僚の皆さまから激励の電話。
ありがとうございました


かなり疲れましたねぇ~。



PM1:00昼食。
疲れた体にコッテリ系ラーメンと餃子。
最後のひと踏ん張りにと、ニンニク生搾り!。



「武蔵匠庵」のかりんとう好きです♪。
お土産にゲットして。

スタートから約7時間。
14:25分無事に帰宅できました。
以下が、5年前に歩き終えて感じた私の感想。
『歩き終えての感想!。
1)思ってた以上に過酷で困難。
2)通常装備では絶対に無理!。革靴では靴ズレになって歩行困難。
3)トイレに困った。意外にコンビニでトイレを提供している所が無い。特に都心部。
4)休憩場所に困った。ちょっと腰を下ろす場所が無い。
5)自宅までの道のりは明確で分かりやすい。
但し、事前にルートを把握している事が前提。
等々、細部まで書くとまだ色々あるが、
とにかく、アスファルトの道を歩く事が、こんなに疲れるとは思ってもみなかった。
今回は、“低山のトレッキング”装備で出かけたが、
歩き始めて4時間を経過したころから、ヒザ裏に違和感が出て
最後のほうは脚を引きずるようにして、やっとたどり着く状態であった。
正直、3000M級の山を登っているより疲れた。
息の上がる辛さは全く無いが、ヒザ裏の激痛には耐えられないものがあった。
軽登山靴を履いていたにも関わらず、足にはマメが出来、
革靴での歩行は絶対無理と分かった。
以上、今回は現実を知る事で→「困難な状況を越えて生き残ること。また、そのための方法や技術。」
を得ることが出来たのではないか?。
完歩した充実感もあるが、それ以上に現実を知り得た事の方に満足感を覚えた。
いい一日であった』
今回、ゾンビも歩き終えて同じような感想を持ったみたいだ。
この夜、夕食時は当然この日の話で盛り上がった。
一家で災害に対する関心度が更に高まった!。
いい一日であった

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