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遥かなる山の息吹

人生の節目に始めた山登り。山行日記、日常の生活など徒然なるままに・・・・。

Survival考 Part 3

2012年06月03日 | ぶらり休日
What is survival ?


「困難な状況を越えて生き残ること。また、そのための方法や技術。」




『来るべき首都直下地震に備え、我家でも訓練を実施することにした。

今回は記念する第一回目として、下記内容で実施する。


             ◇訓練名:「帰宅困難者対策訓練」

             ◇目的:大災害時、公共交通機関が壊滅状態になった時、
                 いかにして自宅まで帰宅するか?。
                 またその手段と経路を体験する事で実際の災害に活かす。

             ◇日時:6月2日(土) 7時30分~※自宅6時03分発のバス。

             ◇場所:会社(恵比寿)→自宅(さいたま市南区)

             ◇訓練内容:首都直下型地震が起こったと想定し、

                   帰宅困難になると思われるお母さんの脱出訓練。

             ◇経路:会社→山手通り(都道317号)→国道17号

             ◇手段:徒歩

             ◇距離/コースタイム:約28キロ、約9時間半

                    以上

           趣旨を理解して本日の仕事は早めに切り上げ、
           睡眠を十分とって訓練に参加するように。』



この一通のメールから全ては始まった!。

いつ起こっても不思議ではない、「首都直下型地震」。

公共交通機関が壊滅状態になった時、いかにして帰宅するか?。

初めて試みたのが、2007/10

今回はゾンビが去年の7月より首都圏(恵比寿)に職場が移ったことで、

新たに帰宅困難者になる可能性が出てきた。

実際、職場から徒歩で帰宅したらどういう状況になるのか?

理屈ではなく、身を持って体験する事で「何か?」を感じてもらえれば

イザという時にその経験が活きてくるのではないだろうか?。

そういう思いで半ば強引にこの計画を実行してみた。


 

何時もはサラリーマンで混雑している時間帯ですが、

週末の朝7時ではさすがに閑散としています。

 

恵比寿ガーデンプレイスから徒歩13分。

ゾンビが勤める会社です。

すぐそばを山手通り(都道317号)が走っており、

板橋で国道17号に接続しているので

この道を一直線に進めば迷わずに帰宅できるはずです。

AM07:20分スタートです。

 





一直線ですので、迷うことはありません。

 

東京メトロの中目黒駅。

 

 

朝食を摂らずにきたゾンビさん。

ここでサンドイッチをゲットして、食べながら歩いています。

 

歩き始めて1時間程で代々木八幡宮。

 

新宿区に入りました。



歩きはじめて1時間半、まだまだ足取りは軽いようです。

 

青梅街道を横断します。



歩き始めて3時間半。

国道17号線に合流します。



歩き始めて5時間近く、

お昼を過ぎて戸田橋まで来ました。

ここで会社の同僚の皆さまから激励の電話。

ありがとうございました



かなり疲れましたねぇ~。



 

PM1:00昼食。

疲れた体にコッテリ系ラーメンと餃子。

最後のひと踏ん張りにと、ニンニク生搾り!。



 

「武蔵匠庵」のかりんとう好きです♪。

お土産にゲットして。



スタートから約7時間。

14:25分無事に帰宅できました。

以下が、5年前に歩き終えて感じた私の感想。


歩き終えての感想!。

1)思ってた以上に過酷で困難。

2)通常装備では絶対に無理!。革靴では靴ズレになって歩行困難。

3)トイレに困った。意外にコンビニでトイレを提供している所が無い。特に都心部。

4)休憩場所に困った。ちょっと腰を下ろす場所が無い。

5)自宅までの道のりは明確で分かりやすい。
但し、事前にルートを把握している事が前提。


等々、細部まで書くとまだ色々あるが、

とにかく、アスファルトの道を歩く事が、こんなに疲れるとは思ってもみなかった。

今回は、“低山のトレッキング”装備で出かけたが、

歩き始めて4時間を経過したころから、ヒザ裏に違和感が出て

最後のほうは脚を引きずるようにして、やっとたどり着く状態であった。

正直、3000M級の山を登っているより疲れた。

息の上がる辛さは全く無いが、ヒザ裏の激痛には耐えられないものがあった。

軽登山靴を履いていたにも関わらず、足にはマメが出来、

革靴での歩行は絶対無理と分かった。

以上、今回は現実を知る事で→「困難な状況を越えて生き残ること。また、そのための方法や技術。」

を得ることが出来たのではないか?。

完歩した充実感もあるが、それ以上に現実を知り得た事の方に満足感を覚えた。

いい一日であった』




今回、ゾンビも歩き終えて同じような感想を持ったみたいだ。

この夜、夕食時は当然この日の話で盛り上がった。

一家で災害に対する関心度が更に高まった!。

いい一日であった





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