昭和特撮ヒーロー列伝「透明ドリちゃん」

実はつなぎ番組。

【放映】１９７８年１月７日～１９７８年７月１日

【話数】全２５回（カラー）

【原作】石森章太郎

【制作】東映

『ジャッカー電撃隊』と『宇宙からのメッセージ』。
本当は中には何も入らないはずだった。
しかし、ジャッカーが打ち切りになってしまった。
そこで本作は半年分のつなぎとして制作された。

主人公・ミドリは小学５年生。
ある日、弟と友に妖精に妖精の国に連れて行かれる。
そこで妖精の国の大統領から実の子だと告げられる。

まあ、いきなりそう言われても信じられないでしょうなあ。
人間界に戻りたいミドリに大統領は条件を付ける。

「周囲の者に夢と勇気と希望を与え続ける事」
「妖精界の秘密を他人に知られたらカエルになる事」

今だったらプリキュアとかにされそうですが。
まあ、よかった。

与えたアイテムは二つ。

「透明になれるドリームボール」
「妖精を呼び出せるフェアリーベル」

人間界に戻った２人は頑張るわけだが。
ここはコメディ路線。ドタバタ騒動になります。

主演は柿崎澄子氏。このときは１３歳。で、小５役。
『宇宙刑事シャリバン』で出演した時は大人になっていた。
２０歳で女子高生風のセーラー服着てました。
実年齢より若く（幼く）見えるんですかねぇ。


１９７８年。この年は特撮界にとって特別な年でした。

「ウルトラ」「ライダー」「戦隊」の各シリーズが・・・

放映されない唯一の年
・・・だったのです。

「ライダー」「戦隊」は翌７９年に復活。
「ウルトラ」もアニメながら翌年帰ってきた。

１９７１年から今年までの４２年間。
「特撮」から「アニメ」にシフトしていく子供たち。
それを如実に物語った１９７８年だったように思います。