介護なんて縁遠いと思っていたが、そんなことは無く目の前に来ていた。
毎日毎日、仕事を終えた足で病院へ行く。疲れを押しながらやらなければいけない。
母は、段々と頭の中が整理されていっているようで動かないからだとしゃべれない
事でいらつきが見えてきた。その顔は、とても恐ろしい形相で怖くなる。
特に半身まひの為、トイレに行けずオムツを使うことに彼女のプライドが邪魔をする。
今まで気にもしなかったが、介護の仕事の大変さを実感するばかりである。
特に、身内の介護の大変さが垣間見えてくる。身内だから我儘を言う。
1年前には、家を追い出されそうになり今度は介護。
妹は家庭が有りお見舞いだけで済むが、こんなときだけ姉で同居しているというだけで
全ての責任を負うはめになる。
この先に何か、良いこと有るのだろうか。
何もかも嫌になってくる。