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京都のお元気(「疑惑」の→→→)じょしこーせーが、日々思いついたことを勝手につぶやくブログです。よろしゅうに。

テレビ朝日、ほのぼのチベット紀行

2005年11月04日 | 政治
報道ステーションで、朝日新聞編集委員の加藤千洋氏(1947年生まれ。72年朝日新聞社入社。北京特派員、AERA編集部記者、論説委員、アジア総局長、中国総局長、外報部長などを経て、2002年より編集委員http://www.tv-asahi.co.jp/hst/)による、ほのぼのチベット紀行をやっていた。
中国政府が多大な資金を投入してチベットに鉄道を敷設しつつあること、中国政府のおかげでチベットで急速な近代化が進み、社会が変貌を遂げようとしているということ。
ビジネスチャンスがあると見て、漢民族などもチベットに移住して来ているとのことで、その一人の土産物店主がインタビューに応じていた。
チベットの深刻な人権問題が言われる中、そういった気配はみじんも感じさせない、さすが中国を熟知するらしき加藤氏の素晴らしいレポートだった。
中国政府の招きで中国政府の要請で作られたレポートっぽいなあ。
このレポートを見た人は、「中国政府のおかげでチベットの近代化が進んでいるじゃん。中国政府はチベットに随分投資して人々の暮らしを豊かにするために努力してあげてるじゃん。チベットの人達、幸せそうじゃん。」という印象を強く受け、今後、「チベットの人権問題」という言葉を聞いても「あれってごく一部の反政府勢力、『過激派』が騒いでいるだけでしょう?だって、最近のチベットの様子のレポートをテレビで見たけど、街の人は平和で幸せそうだったよ」と思うことでしょう。
いわゆるチベットの人権問題(http://www.tibethouse.jp/human_rights/)の存在のカケラも感じさせない、ほのぼのレポートでした。

中国人がチベットに移住して来ている背景にはこういう話も聞くんですが。
http://www.tibethouse.jp/human_rights/human17.html
こういうのに一切触れない、ジャーナリストってどういうものなんでしょうね?しかも、中国通という。
「中国通」ってのは、つまりは「中国の言う通り」報道する人ってことなのかな?
文革の頃も、朝日新聞は唯一中国に残ったらしいからなあ。中国の言う通り報道する姿勢が認められて?
加藤氏はその頃に北京特派員としてジャーナリスト人生をスタートさせた人?
「チベットの人権問題が言われていますが、私が実際に行ってこの目でみた限り、人々は平和に幸せに暮らしていました」とでも言えばいいのに、問題の存在自体にまったく触れていなかったような?
(かこが見落としただけ?)
このレポートの後、スタジオで古舘氏が、「機会があれば、インドの、ダライ・ラマ亡命政府側から見た話の報道も必要かも」というようなことをチラっと言っていたが、古舘氏の方がまとも?

2 コメント

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TB有難うございました (旅限無)
2005-11-07 08:10:52
「チベット解放」と鉤カッコ付きで書く時には、無言の非難と軽蔑と怒りが込められるものですが、若い時に、単なる強調に使って社会主義革命と名が付けば何でも正義だと美化した思い出を持つ人達は、畏敬と感動を込めて鉤カッコを使ったのでした。そんな人達がマスコミの偉い人になっていたりすると、羊頭狗肉のしどろもどろのツギハギだらけの奇妙な番組やら社説が出来上がるのですなあ。でも、大切な青春の一頁を破り捨てるのは、きっと辛くて耐えられないのでしょう。
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TB&コメントありがとうございました (かこ)
2005-11-10 23:19:30
お返事、遅くなって失礼します。TB&コメントありがとうございました。



>大切な青春の一頁を破り捨てるのは、きっと辛くて耐えられないのでしょう。

なるほどそうかもしれませんね。。。



朝日って「中国のすることは何でも美化して、日本のすることは何でもこきおろすのが正義」みたいで不思議。

「朝鮮併合」と同じ視点で「チベット解放」を語ってみて、「チベット解放」と同じ視点で「朝鮮併合」を語ってみて、と思うのですが。。。
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