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かこぶろ。

いま、会いにゆきます (2004)

見てしまった。
「黄泉がえり」「星に願いを」竹内結子でああいう路線か~と劇場は敬遠してしまったのだけれど、丸きり評判を気にしていなかったせいか予想より楽しめました。
絵本の、あのイラストが優しい感じでステキ。
そりゃオレンジレンジ「花」がヒットするわけだ!
<公開時コピー> 「雨とともに訪れた、6週間の奇蹟。
その愛は優しい雨のように心に降ってくる。」
書店の口コミから火がつきベストセラーとなった市川拓司の同名小説を映画化。
監督はこれまで数々のテレビドラマで演出を手掛け、本作で劇場長編デビューの土井裕泰。
主演は「黄泉がえり」の竹内結子と「ピンポン」の中村獅童。
「NANA」出演の平岡祐太くんが「スウイングガールズ」に出演していたのは知っていたけれど、これにも出ていたなんて知らなかったので驚きました。
偶然にも三本立てになってしまいました。 頑張ってますな。

<あらすじ> 秋穂巧は一年前、妻の澪に先立たれ、以来ひとり息子の佑司と2人でつましくも幸せに暮らしていた。
そんな梅雨のある日、逝ったはずの澪が森の中に姿を現わす。
だが、彼女は生前の記憶を一切失ってしまっていた。
それでも巧と佑司は澪を温かく迎え、3人での生活を再び始めることに。
そして、巧は彼女に自分たちの恋の歴史を語るうち、互いの間に“二度目”の恋が芽生え、佑司は“二度目”となる母と息子の交流に心から喜んでいた。
こうして、彼らの幸せな暮らしは以前と変わらず永遠に続くと思われたが。。。

竹内結子 ・・・・・・・秋穂澪
中村獅童 ・・・・・・・秋穂巧
武井証 ・・・・・・・・・秋穂佑司
美山加恋 ・・・・・・・小学生の佑司の同級生
浅利陽介 ・・・・・・・高校時代の巧
平岡祐太 ・・・・・・・高校生の佑司
大塚ちひろ ・・・・・・高校時代の澪
中村嘉葎雄 ・・・・・荻原(巧の上司)
市川実日子 ・・・・・永瀬みどり(巧の同僚)
YOU ・・・・ ・・・・・浜中晶子(佑司の担任教師)
松尾スズキ ・・・・・洋菓子店・店主
小日向文世 ・・・・・野口(医師)
□HP http://www.ima-ai.com/index.html
(↓ 注:以下ネタばれあり)☆☆☆☆★

原作は読んでいません。
テレビドラマもちょっと見ただけで主演二人の親ぶりにハマれず断念。
だから比べることは出来ませんが「静」トーンが生きていて良かったです。
試しにドラマの最終回(18日(日)21:00~)だけでも見てみようかな。
音楽も、長野の緑あふれる自然も、中村獅童さんや小日向文世さんの演技も控えめながら味のある素晴らしい演技だったと思います。
松尾スズキさんや美山加恋ちゃんもホワッと出ているのがまた自然で。
YOUさんの演技は映画「誰もしらない」といい下手ではないけれど、上手く見えるでしょ?というのが伝わってきそうでイマイチ。
巧の高校生時代を演じた浅利陽介くんは、ドラマ「永遠の仔」で知ったのだけれどますますの成長ぶりを感じ、中村獅童さんにちゃんと見えてくるから役作りってスゴイ。

巧が澪との出会いを話して聞かせる時、当時から二人は相思相愛なのは伝わってきたけれど(巧は片想いだと思っていたが)、後半に日記が出てきて澪の視点でまた語られるという展開には上手いなと思いました。
澪は幽霊として戻ってきたわけではなく、20歳の澪が交通事故にあった瞬間時をジャンプした、というのには驚かされました。
ぁぁぁ、だから「いま、会いにゆきます」なのね!と納得。
そして自分の未来をきちんと見つめ、愛する心に素直に従っての行動はアッパレです。
「隣にいるだけでいい」という幸せ。 きっと誰もが想う幸せの第一歩だと思います。
梅雨の話なのに爽やかに見せるのは上手いと感じました。
向日葵畑のシーンは美しいけれど、個人的には向日葵迷路で蜂の多さで参ったことを思い出し苦笑い。
愛する人との死別は涙を誘うネタなのだろうけど(今回は泣きませんでしたが)、こればかりの映画でも飽きられそうです。
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