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隠れ家-かけらの世界-

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おもしろかった!~黒沢監督+森田監督の「椿三十郎」

2008年12月30日 20時25分42秒 | 映画レビュー
■改めて、さすが!
 日本映画界の巨匠、黒沢明!とか言われるけど、あんまりとくにどうってことなかったんですよね、私のなかでは。
 テレビとかDVDで何本かは見ているし、「乱」はロードショーで見た記憶があるけど。
 だけど、やっぱりすごいんだな、と思った「椿三十郎」。
 数日前にテレビで森田芳光監督のリメイク「椿三十郎」、これがメチャクチャおもしろかった。
 シナリオは黒沢作品に一切訂正加筆なし、というから、それがすごいな、と。椿三十郎のシリアスとユーモアの絶妙のバランス、コトバの運び方、こめられた意味…、それが全然古くない。
 見事です。
 こういう作品にチャレンジした森田監督にも、敬意を表したい。
 このリメイク版がどういう評価を受けたのかは知らないけど、昨今はやりの「しっとり時代劇」(藤沢周平原作のやつとか)ではない、「おもしろい時代劇」を見せてもらった気がして、愉快だった。
 前作ではラストの血しぶきが画面に鮮やかに飛び散るシーンが有名だけど、森田版では、モノクロの瞬間もはさんで、短く緊迫した場面になっている。
 織田裕二が椿三十郎の闊達で懐の深い雰囲気をほんとうに楽しそうに演じていて、スカッとした気分をもらったような気がする。
 こういう映画、とくに好きっていうわけじゃないジャンルなんだけど、でもおもしろくいい時間をいただきました。

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