トライアスロン珠洲大会を展望する、その3 (TH)

　その後、日曜日の能登の天候は、曇り時々晴れ、降水確率30%となり、どうやら私の大好きな「炎天下のレース」になりそうです。

週間天気　能登　2009年8月19日　17時00分発表

日付	8月21日 (金)	8月22日 (土)	8月23日 (日)	8月24日 (月)	8月25日 (火)	8月26日 (水)
天気	曇時々雨	曇り	曇時々晴	曇り	曇時々晴	晴時々曇
気温（℃）	28 24	29 23	28 21	26 20	25 18	28 18
降水 確率（％）	80	40	30	30	30	30

　ということで、今日はお約束の「仮想実況放送」です。

　レース当日、8月23日(日)は朝4時起床、朝食のおにぎりを大急ぎで食べ、5時にはレンタカーでスイム会場に向かいます。そして、当日登録後両腕にレースナンバーを書き込んでもらって、やって「トライアスロンモード」になってきました。

　スイムスタートは、TSさんと私は「ウェイブ4」、かなり遅い7時15分のスタート、コースは沖に向かって300M泳ぎ、そこから右折し、950M往復してスタート地点に戻ります。スタートしてすぐに、あっという間にTSさんの姿を見失い、「かなり差を付けられそうだなあ！」と言う予感が実感としてひしひしと感じられます。そして、日本海の荒波と戦うこと、1時間20分あまり、やっとスイムのフィニッシュです。当然のように、TSさんの姿はすでに無く、残っているバイクもほんの数台です(笑)。

　そして難関のバイク、アップダウンの激しい一周50キロのコースを2周します。一緒に走っているバイクもほとんど無いので、エイドステーションに寄るたびに大歓迎、「どこから来たの？何歳？」と言った質問に適当に答えながら、愛想を振り撒きます。延々5時間近く走っても、TSさんの姿は見えず、でも制限時間ぎりぎりでバイクを終了、何とかよろよろとランに突入です。

　ランは片道約12キロの往復コース、炎天下の太陽がじりじりと肌を焼きます。この頃になると、疲れ果てたランナーがたくさん歩いていて、面白いようにどんどん追い抜けます。折り返し地点は、約2キロの周回コースになっており、TSさんとの差が2キロ以内の場合、すれ違いは有りません。良かった、これで何とか終盤逆転の可能性ありと、ひたすら炎天下を走り続けます。

　そしてあと残り5キロを切ったあたりで、はるか彼方に小さくTSさんの後姿が見えたのです！こうなればあとは追い抜くのみ、一気にペースを上げようと思っても、足がなかなか言うことを聞いてくれません。残り2キロ、TSさんとの差は約100M、「TSさんも思いの他やるもんだねえ！」と感心しながら必死に差を詰めます。そして、フィニッシュの野球場に入り、TSさんもラストスパート、最後の100Mは2人とも全力走、そして栄光のフィニッシュは、2人一緒にばったと倒れこみ、なんと 8時間59分59秒の同着♪ 制限時間20分前の堂々たる完走でした（でも、こんなに上手く行くのかな～？）。

　と言うことで、完走後、世界陸上女子マラソンを観ながら、風呂上りのビールはとても美味しかったです、きっと！