kaeru

気になったことをつらつらと書きます

クドリャフカ (Кудрявка)

2007年09月11日 | Weblog
クドリャフカ (Кудрявка)
 クドリャフカまたはライカと呼ばれる犬がいる。1957年11月3日クドリャフカはスプートニック2号に乗ってバイコヌール宇宙基地から飛び立った。秒速8kmという速度で飛び出したロケットはクドリャフカを衛星軌道上まで運んだ。元々スプートニック2号は大気圏突入が不可能な設計だったためロケットの中には安楽死できるよう毒入りのえさが載せられていた。こうしてクドリャフカは、衛星軌道に乗った初めての生き物となった。クドリャフカとは巻き毛の女の子の意味である、公式文書ではライカとされているが、当時の記録を見るにクドリャフカが正式名称であると考えられる。

 現代の宇宙開発・技術における進歩の裏にクドリャフカという子犬の犠牲があることは私たちは忘れてはならない。

現在クドリャフカをテーマとしたFLASHがあります。悲劇的に書かれていることが全て正しいとは限りません。クドリャフカが打ち上げられ死ぬまでの瞬間何を考え、思ったかは私たちにはわかりませんが、クドリャフカという子犬がいたということを皆さんの記憶に少しでも残ればと思います。

クドリャフカ(FLASH)