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みなさん、メリークリスマス!って、Ginji、一日遅いやん。もう「クリ済ます」やねん![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/atten.gif)
ってなわけで、クリスマスをはさむ3連休、みなさん 2005年のバイクライフの最後を飾るのにふさわしいツーリングや街乗りや、練習を楽しみましたか?今年も残すところあとわずか。ゆとりの安全運転で、楽しかった今年をばっちり、画竜点睛、締めくくりましょう。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
さて、写真は 12/23 の埼玉HMS上級の、スラローム走行の課題コースです。私のブログによくお越しになる@sushiさんから頂いた図なのですが、これをモチーフにして、
「理想的なバイクの走行ライン」
について見てみましょう。
私たちが日ごろ走るストリートは、この写真のような練習コースやサーキットのようにクローズドなところではないため、常に対向車の存在を念頭におき、他にも自転車や歩行者の存在、側道からの合流車両、さらには急な路面の変化、などの『危険因子』に対する注意を怠ってはなりません。その上で、円滑な交通を確保するためのルールがいわゆる道路交通法なわけです。
そして、法規で定められた走行を余裕を持って行うには、バイクを自在に操る操作、「走る・曲がる・止まる」制御を柔軟かつ確実に行う必要があります。「バイクに乗せられる」のではなく「バイクを乗りこなす」ことができて初めて、余裕あるツーリングや安全で優しいゆとりあるライディングを実現することができます。
バイクライディングは、実に奥が深いと同時に、正しい乗り方を会得して練習を重ねればめざましい上達をはかることが出来ます。しかしながら、この事実とは対照的に、自己流の間違った乗り方で盲目的に何年乗ったところで、それは単に誤った操作に慣れてしまうだけのことであり、理にかなった望ましい乗り方ができるようになるわけではありません。いわゆるライディング・スクールや講習会は、その正しい乗り方を論理的に、そして、段階的に習得することのできる意義ある場なのです。
さて、前置きが長くなりましたが、この絵の意図するところ、A、BおよびCのコーナーを、どのラインを通っていけばスムーズに通れるのか、というギモンに対する明快な答えを示しています。
短くコーナーを抜けることだけを考えれば、イン側の縁石沿いぎりぎりで通るほうが走行距離が短くなりますね。これがA、BおよびCでの赤の矢印の実線になります。たしかに赤の実線がリアタイヤの軌跡となるように走ると、距離が短く走れそうです。
さて、それではこんど、A/B/C地点のみではなく、コース全体の流れを考えて、バイクが最も滑らかに走行できるラインはどうなるでしょうか?
その答えが、実は青の点線となります。必ずしもインベタで走るのではなく、コーナー部分への進入方向と、コーナーの脱出部分から次へ進む方向をも考慮にいれ、バイクに最も無理なく減速・コーナリング/向き変え・加速をなめらかに行わせることができるラインが青色の点線に近いものになります。
これ、何よりよく理解するためには文章で読むだけではなく、実際にほんもののバイクで自ら図のようなラインで走ってみることがすべてを良く物語ります。このような練習をたくさん積むことで、千変万化するストリートや峠道の様子を素早く読み、スリップダウンや対向車との衝突の危険のない、安定した余裕ある走り方を実現するチカラが身に付きます。
そしてそれは、1回や2回の試行ではなかなか確実に自分のチカラとするのは難しく、継続して練習を重ね、自分自身と切磋琢磨してこそ、じりじりと向上していくライディング・スキルなのですね。
だからこそ、スクールでこのような基礎練習に人気が集まり、同時に、その成果が安全運転を実現するための土壌となるわけです。路面を読み、ラインを読んで、的確にバイクを制御できれば、『速度を出し過ぎコーナーを曲がりきれず転倒』や『センターラインを割って対向車と衝突』などの悲惨な事故を起こす確率はどんどん小さくなっていくことでしょう。
そんなライディング・スクール、実はなかなか参加する機会がなく、興味はあるけど尻込みしている方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?または、「まだ免許をとったばっかりで
上手じゃないから、少し上手くなってから参加してみたいです。」という方も、これまた全然心配無用です。まだ上手じゃないからこそ早いうちに参加するわけですね。どんなことをやるのか、がわからなくて不安な方にこそ、こういった私の記事からその雰囲気をつかんでいただければ本望、というものです。
私(たち)にとっては、この日のスクールが今年の埼玉HMS上級の走り納めとなりましたが、一人の転倒者もなく、有終の美を迎えることができました。2005年の全日程は終了しましたが、来年、より多くのライダーにこのようなスクール・講習会を通じて、よりバイクと仲良くなって深く楽しみ、安全なライディングを知っていただければなあ、と思います。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_blue.gif)
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ってなわけで、クリスマスをはさむ3連休、みなさん 2005年のバイクライフの最後を飾るのにふさわしいツーリングや街乗りや、練習を楽しみましたか?今年も残すところあとわずか。ゆとりの安全運転で、楽しかった今年をばっちり、画竜点睛、締めくくりましょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
さて、写真は 12/23 の埼玉HMS上級の、スラローム走行の課題コースです。私のブログによくお越しになる@sushiさんから頂いた図なのですが、これをモチーフにして、
「理想的なバイクの走行ライン」
について見てみましょう。
私たちが日ごろ走るストリートは、この写真のような練習コースやサーキットのようにクローズドなところではないため、常に対向車の存在を念頭におき、他にも自転車や歩行者の存在、側道からの合流車両、さらには急な路面の変化、などの『危険因子』に対する注意を怠ってはなりません。その上で、円滑な交通を確保するためのルールがいわゆる道路交通法なわけです。
そして、法規で定められた走行を余裕を持って行うには、バイクを自在に操る操作、「走る・曲がる・止まる」制御を柔軟かつ確実に行う必要があります。「バイクに乗せられる」のではなく「バイクを乗りこなす」ことができて初めて、余裕あるツーリングや安全で優しいゆとりあるライディングを実現することができます。
バイクライディングは、実に奥が深いと同時に、正しい乗り方を会得して練習を重ねればめざましい上達をはかることが出来ます。しかしながら、この事実とは対照的に、自己流の間違った乗り方で盲目的に何年乗ったところで、それは単に誤った操作に慣れてしまうだけのことであり、理にかなった望ましい乗り方ができるようになるわけではありません。いわゆるライディング・スクールや講習会は、その正しい乗り方を論理的に、そして、段階的に習得することのできる意義ある場なのです。
さて、前置きが長くなりましたが、この絵の意図するところ、A、BおよびCのコーナーを、どのラインを通っていけばスムーズに通れるのか、というギモンに対する明快な答えを示しています。
短くコーナーを抜けることだけを考えれば、イン側の縁石沿いぎりぎりで通るほうが走行距離が短くなりますね。これがA、BおよびCでの赤の矢印の実線になります。たしかに赤の実線がリアタイヤの軌跡となるように走ると、距離が短く走れそうです。
さて、それではこんど、A/B/C地点のみではなく、コース全体の流れを考えて、バイクが最も滑らかに走行できるラインはどうなるでしょうか?
その答えが、実は青の点線となります。必ずしもインベタで走るのではなく、コーナー部分への進入方向と、コーナーの脱出部分から次へ進む方向をも考慮にいれ、バイクに最も無理なく減速・コーナリング/向き変え・加速をなめらかに行わせることができるラインが青色の点線に近いものになります。
これ、何よりよく理解するためには文章で読むだけではなく、実際にほんもののバイクで自ら図のようなラインで走ってみることがすべてを良く物語ります。このような練習をたくさん積むことで、千変万化するストリートや峠道の様子を素早く読み、スリップダウンや対向車との衝突の危険のない、安定した余裕ある走り方を実現するチカラが身に付きます。
そしてそれは、1回や2回の試行ではなかなか確実に自分のチカラとするのは難しく、継続して練習を重ね、自分自身と切磋琢磨してこそ、じりじりと向上していくライディング・スキルなのですね。
だからこそ、スクールでこのような基礎練習に人気が集まり、同時に、その成果が安全運転を実現するための土壌となるわけです。路面を読み、ラインを読んで、的確にバイクを制御できれば、『速度を出し過ぎコーナーを曲がりきれず転倒』や『センターラインを割って対向車と衝突』などの悲惨な事故を起こす確率はどんどん小さくなっていくことでしょう。
そんなライディング・スクール、実はなかなか参加する機会がなく、興味はあるけど尻込みしている方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?または、「まだ免許をとったばっかりで
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/wakaba.gif)
私(たち)にとっては、この日のスクールが今年の埼玉HMS上級の走り納めとなりましたが、一人の転倒者もなく、有終の美を迎えることができました。2005年の全日程は終了しましたが、来年、より多くのライダーにこのようなスクール・講習会を通じて、よりバイクと仲良くなって深く楽しみ、安全なライディングを知っていただければなあ、と思います。
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Aのコーナーは、エイペックスを奥にとって、次の左コーナーにアプローチする加速区間を作るというイメージですよね。
私が悩んだのはBです。
光Ginjiさんのようにアウト側のラインを作りたかったのですが、うまくいかず、インベタで走っていました。
今、図を見返していてわかったのですが、Bの入り口にある小さなUターンが肝ですね。
このUターンがあるために、スピードが落ちていて、青のラインに乗せようとしても遅いスピードのままなので、気持ちが悪かったようです。
それで、同じ遅いスピードであればインベタで小さく回って(つまりこのコーナーは捨てて)次のアプローチを有利にしようということですね。
走っているときはそこまで考えていなかったのですが、どうもそういうことのようです。
原因は、Uターンを回り終えた時点のスピードが光Ginjiさんよりも遅いか、あるいは、その後の短い区間でのスピード調整がGinjiさんはできていたのに私はできていなかったということが考えられます。
あのパイロンがもう1メートルも奥(画面上方)にあれば、私も青のラインを気持ち良く走れたのではないかなあ。
また、一つテーマが出来ました。来年も深みにはまりそうです。
ありがとうございました。