さぬき 里山 自然探訪&トレッキング

香川を中心とした里山の自然探訪と四国の山のトレッキングの記録です。

戸石~雨島峠~982m三角点 雪中トレッキング

2013年12月29日 | トレッキング 阿讃の山
 昨日は、一日中がんばって外回りの掃除をしたので、今日は午前中、半日だけ歩きに行くことにした。昨日家から見た阿讃の山々は真っ白、かなりの積雪がありそうだ。

 安原の谷岡食堂を右折すると、雪がちらちらと舞い始め、路上が白くなっている。下切集落に入ると、昨日までの積雪が残り、その上に雪が積もり始めている。

 林道塩江-琴南線に入り、積雪が5㎝ほどある林道を慎重に車を走らせる。戸石が近づくと、着雪したマダケがあちこちで道路に被さり、雪を除けながらなんとかいつもの駐車地点に車を進めた。

 気温は-3度、かなり冷えこんでいる。



7:29 林道脇にある小屋を見上げ歩き出す

 しばらく歩く林道が凍結しているので、今日は長ぐつ(簡易のスパイク付)で歩くことにした。


ヤマガキの実が雪を被っている


木の枝に着いた雪と青空

 雪の中、気持ちよいトレッキングが出来そうだ。そんな期待をさせる青空が見え始めた。

 切山集落に近づくと、民家の方が、凍結防止剤をまかれていた。ご挨拶をし別れた。

 民家の屋根には10㎝程の積雪と、氷柱が伸びている。


7:42 最終民家から雨島尾根を見上げる 山の上は雪かなあ

 最終民家を越え、登山道に入ると積雪が10㎝を超える。このあたりから既に足をとられ始める。息を切らしながら急登を上がる。


標高700mまでくると積雪は20㎝近い



8:15 約2か月ぶりの雨島峠の地蔵

 今日は、この先の分岐を左にとり保線路に沿ってしばらく歩く。


大きなイノシシが横切っている


8:26 雨島尾根へ向け、標高を上げていく


標高900mを超え、積雪は30㎝を超える

 吹きだまりでは、膝下まである積雪に苦労しながら上がり、


8:44 水ケ本三角点尾根との分岐(標高920m)まで上がる


雨島尾根に上がると、周囲一面が雪景色


雪をかぶり垂れ下がったアセビ

 この雨島尾根には、常緑樹が少ない。冬場に強い北西の風が当たるせいだと思っていたが、雪の多さも関係するのだろう。辺りを見回しても、常緑樹はアセビ、イヌツゲ、背の低いソヨゴが所々にあるぐらいだ。


背の高い木では、アカマツ以外に葉をつけたものが見られない


尾根の先端では、吹き付けた雪が奇妙な造形を造っている


 8:58 トラバース道分岐を通過し、982m尾根を東に巻くトラバース道へ入る。今までの経験では、かなりの積雪が予想される。


9:07 イイギリの谷を通過 雪が深い


9:11 夏場でも道がはっきりしない急斜面(要注意)

 雪の多い急斜面を足元を確かめながら、ひざ上まで雪に埋まりながら進む。


9:16 炭焼き小屋?の跡の石垣を通過し


9:24 982m尾根とトラバース道分岐に着く

 倒れたままの石仏は雪に被われている。雪が深いため、ここまでに2時間もかかっている。竜王までまだ1時間はかかりそうなのと、雪が降り続けているので、ここで982m尾根に上がり引き返すことにした。



9:46 川東982m三角点に着くやっとこさで・・・

 三角点の石柱は雪に完全に埋まっていた。この場所で積雪は30㎝を超えている。

 ここからは北側の斜面を下るが、雪が深そうだ。


深さ30㎝を超える積雪の中を下る


 9:57 トラバース道分岐まで下り、帰りはトラバース道を行く。



10:05 植物が豊富な谷も雪深い


10:14 途中、雪がひどくなる(前が見えないぐらい)

 10:32 雨島峠の地蔵に別れを告げ、戸石へ一気に下る。下りはこの雪でも速い。


10:34 戸石への下り始め(標高約780m)

 上りで着いた私の足跡も消えはじめている。この辺りでも、雪がそこそこ降ったようだ。


10:51 切山集落の民家に下りてくる

 集落へ下りても雪はどんどん降り続け、上りの足跡は完全に消えていた。


10:59 戸石水ケ本の林道に着くと、青空が広がり始めた

3時間30分のトレッキングだった。この雪の様子では、正月に竜王山に登るのは難しそうだ。



家に帰り、夕方家の近くからみた阿讃の山々 真っ白


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