おはようございます。
くまもとよかとこ案内人の会のブログにアクセス頂きありがとうございます。
一年前の2016年4月16日1時25分、最大震度7の本震が発生。あの日から一年・・・。
まさか、14日の地震に続き、16日未明も地震に襲われるとは想像もしていなかった。
前震に比べて、揺れが長く、全然収まらず、外に出たくても動くことすらできなかった。
あの時、これは地震ではなく、もっと何か恐ろしいことが起こっているのと不安がよぎった。
一年たち、今、ブログを前にして何を書けばいいのか、わからない。
朝からただ時間だけで過ぎていくのに、文章が出てこない。
悶々と過ぎていく時間の中で、私は今生きている。これだけは事実である。
それなら、いつも通り過ごすのがいいかな。いつも通りブログを書くのがいいかな。
(2016年12月7日付 熊本日日新聞)
熊本市は2016年12月7日、大林組と天守閣修復工事の業務委託契約を結んだ。
その時点で市長はエレベーター設置に意欲を示した。
これには賛否の意見がある。
天守閣はもとより、お城そのものが不便に造られているもの。
歴史的価値を優先させるならエレベーターは不要であり、利便性を優先させるなら必要であろう。
エレベーターの設置がいいのか悪いのか、素人の私にはよくわからない。
ただ、石垣に負担がないよう、それだけを願う。
熊本地震から一年。もう一年も天守閣に登っていない。
日中は人が多いから、早朝を狙っては登城していた。それが私の楽しみであった。
それがこの一年まったくできなくなった。
きっと、天守閣も本丸御殿も宇土櫓も、桜や銀杏も、石垣も観光客がいない静かな城内に戸惑っていることだろう。
いや、最近は重機で音でびっくりしているかも。熊本城も一年の前の地震で本当に恐い思いをしました。痛い思いをしました。
その後の環境の変化に戸惑い、築城以来はじめての経験をしていることでしょう。
工事が終わったら、石垣ひとつひとつに、建物ひとつひとつに『大変だったね、よく頑張ってね』と声をかけたい。
そして、再会を喜びたい。ハイタッチは無理だけど、心と心でハイタッチと、ハグしたい。
くまもとよかとこ案内人の会は、
熊本城を中心に熊本市のよかとこ!(良い所)をご案内しています。
熊本城下『城彩苑』に平日3名、土日祝日4名が待機しています。赤いジャンバー(ポロシャツ)のユニフォームが目印です。
無料で熊本城を1時間位ご案内致します。
お一人様でも、グループ(7~8名)でもご利用いただけます。どうぞご利用下さい。
城彩苑案内所常駐ボランティアガイド
受付時間 9時~15時
熊本市内のご希望場所へのご案内は事前のご予約をお願いいたします。
ガイド料は無料ですが、交通費としてガイド1名に付き2,000円お願いしております。
観光ボランティアガイド 『くまもとよかとこ案内人の会』
http://www.k-yokatoko.com/
熊本市中央区二の丸1番1-3
桜の馬場 城彩苑 総合観光案内所内
電話 096-356-2333
早いものです。
熊本城の天守のエレベーター。
僕は正直、反対派です。
やはり歴史的価値を損ねてしまうことが一番の理由です。
同じ三名城の大阪城と名古屋城がある中、熊本城がないのがまだ幸いという感じです。
むしろ僕は天守の木造復元をずっと前から望んでいました。
もし天守が木造なら、今以上に非の打ちどころがない存在です。
西南戦争の直前に焼失せずに残っていたら、昭和の復元の時に熊本城の天守だけ木造で再建できたらとよく考えることがあります。
とにかく歴史的価値を優先しつつ、復旧してほしいですね。
コメントありがとうございます。
一年経ち、今当たり前のようにこのブログが更新できることが幸せであり、ありがたく思っています。
復旧に当たっては、いろいろと意見があります。
その中には木造で復元というのもあります。
ただ、今回の天守閣は災害復旧のため、木造は無理みたいです。
関係者は歴史的価値を損なわないよう、そして安全面も強度したいと言っています。
今後も関係者からいろいろな意見が出ると思います。その中で一番いい方法で復旧してほしいと思っています。