中小企業なのにコンプライアンス?
そんな大仰な組織もないし規程整備の金もない!
中小企業にもコンプライアンスが求められているなどという話を聞くと、経営者の多くからそんな反応が返ってきそうです。
「コンプライアンスがメシを食わしてくれるのか!」
そんな声さえ聞こえてきそうです。
(会社の新入社員時代に法令解説書を売りに歩いたとき、「法律がウチらにメシを食わしてくれるのか!」と言われたことを思い出します。)
会社を(社員の生活を)守るためには多少のことには目をつぶるのもやむを得ないんだと。
ここでまず認識しておきたいのは、既述のとおり、企業を取り巻く環境は大きく変わってきており、昔は見過ごされたことも今は許されない時代になっているということです。
企業活動を規制するルールもさまざまな角度から整備されています。(その方向が正しいかどうかは別の問題です。)
危ない橋はどんどん脆くなってきています。
不祥事で会社が社会的な制裁を受けるということは、その会社に関わっていたすべての利害関係者、何百、何千、何万人の生活者に大変な損失を与えるということです。
利害関係者のためにするルール違反が、結果的に利害関係者の生活により多くのダメージを与えてしまう可能性が高いのです。
次に、中小企業では「コンプライアンス=大げさ、大変、面倒くさい」というようなイメージが先行しているような気がします。
実際には、中業企業でコンプライアンスを実践することは、さほど難しいことではありません。
法令遵守に対する社員の意識を高め、問題行為を防止し、かつ万一の事態には最善の対応ができるようにする・・・
巨大組織を抱える大企業では、こういうことをやろうと思ってもなかなかできないのが実情です。
そのためにコンプライアンス委員会なる組織を作ったり、規程などで事細かに手続きやルールを定めたりするわけです。
それでも、それぞれの組織が独立した権限を持ちながら、組織内に独自の風土というか、物事の判断基準を培ってしまっているために、規程やルールを全社に徹底させるまでには大変な労力と日数がかかります。
でも中小企業は違います。
経営者を代表とするリーダーの目が会社全体に行き渡りやすく、リーダーの迅速な意思を社員全員にすぐさま浸透させることができます。
これは営業面で大企業に立ち向かうための大いなる武器であるだけでなく、コンプライアンス態勢整備という面でも大変有利です。
コンプライアンスを推進するのに大きなカネも労力も時間も必要ありません。
「みんなに迷惑を掛けないようにルールをきちんと守る。」
リーダーにこの意思があれば、それこそがコンプライアンス経営の原点であり、内部統制の基本です。
そんな大仰な組織もないし規程整備の金もない!
中小企業にもコンプライアンスが求められているなどという話を聞くと、経営者の多くからそんな反応が返ってきそうです。
「コンプライアンスがメシを食わしてくれるのか!」
そんな声さえ聞こえてきそうです。
(会社の新入社員時代に法令解説書を売りに歩いたとき、「法律がウチらにメシを食わしてくれるのか!」と言われたことを思い出します。)
会社を(社員の生活を)守るためには多少のことには目をつぶるのもやむを得ないんだと。
ここでまず認識しておきたいのは、既述のとおり、企業を取り巻く環境は大きく変わってきており、昔は見過ごされたことも今は許されない時代になっているということです。
企業活動を規制するルールもさまざまな角度から整備されています。(その方向が正しいかどうかは別の問題です。)
危ない橋はどんどん脆くなってきています。
不祥事で会社が社会的な制裁を受けるということは、その会社に関わっていたすべての利害関係者、何百、何千、何万人の生活者に大変な損失を与えるということです。
利害関係者のためにするルール違反が、結果的に利害関係者の生活により多くのダメージを与えてしまう可能性が高いのです。
次に、中小企業では「コンプライアンス=大げさ、大変、面倒くさい」というようなイメージが先行しているような気がします。
実際には、中業企業でコンプライアンスを実践することは、さほど難しいことではありません。
法令遵守に対する社員の意識を高め、問題行為を防止し、かつ万一の事態には最善の対応ができるようにする・・・
巨大組織を抱える大企業では、こういうことをやろうと思ってもなかなかできないのが実情です。
そのためにコンプライアンス委員会なる組織を作ったり、規程などで事細かに手続きやルールを定めたりするわけです。
それでも、それぞれの組織が独立した権限を持ちながら、組織内に独自の風土というか、物事の判断基準を培ってしまっているために、規程やルールを全社に徹底させるまでには大変な労力と日数がかかります。
でも中小企業は違います。
経営者を代表とするリーダーの目が会社全体に行き渡りやすく、リーダーの迅速な意思を社員全員にすぐさま浸透させることができます。
これは営業面で大企業に立ち向かうための大いなる武器であるだけでなく、コンプライアンス態勢整備という面でも大変有利です。
コンプライアンスを推進するのに大きなカネも労力も時間も必要ありません。
「みんなに迷惑を掛けないようにルールをきちんと守る。」
リーダーにこの意思があれば、それこそがコンプライアンス経営の原点であり、内部統制の基本です。