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新型コロナウイルス感染症禍における美術館訪問/2020年2月末〜5月振り返り

2020年05月26日 | 展覧会(日記)
新型コロナウイルス感染症禍における美術館訪問/2020年2月末〜5月振り返り
 
 
(1/16、日本で最初の感染者判明。日本在住・武漢渡航歴ありの中国人)
(1/28、国内の日本人最初の感染者判明)
(2/13、国内最初の死者が確認)
(2/21、国内累計感染者数が100人超え)
 
 
2月26日(水)
 
   夕刻、三菱一号館美術館「画家が見たこども」展のブロガー内覧会に行く。開幕すぐの訪問に続く2回目の鑑賞。当初予定のギャラリートークは中止、代わりに館長挨拶(長め)。
 
   帰宅後、国立博物館が翌日2/27から3/15or16まで臨時休館となることを知る。東博「出雲と大和」展は行けずじまい。国立美術館や他の美術館も続くだろうことを思い、慌てる。
 
   翌27日、三菱一号館美術館は、2/28からの臨時休館を発表する。
 
(同日、首相が全国的なスポーツ、文化イベントを「今後2週間は中止、延期、または規模を縮小する」対応を要請。)
 
(2/26、国内累計感染者数189人、死者数3人)
 
 
 
2月27日(木)
 
    この日は有給休暇。
 
    まずは、神奈川県立近代美術館鎌倉別館「関根正二展」の後期に行く。
    前期を非常に楽しんだので、これを機に後期限り展示の代表作で重要文化財《信仰の悲しみ》も見ておきたかったもの。
    受付窓口では、開館予定にかかる電話照会対応をなさっている。なんでも遠方だから確実な情報が欲しいよう。係員は現時点では休館予定はないが、今後の状況変化もあるのでHPを確認願いたい旨繰り返し説明なさっている。
 
    その後、同館は、3/4から臨時休館、本展はそのまま会期末を迎え閉幕となる。
 
    次に、東京国立近代美術館「ピーター・ドイグ展」に行く。
    鎌倉は遠いので、訪問できるのはあと1つと悩んだ末、2/26に開幕したばかりの本展を選択する。
 
    帰宅後、東京国立近代美術館を含む国立美術館が2/29から臨時休館となることを知る。つまり2/28金曜日は開館。即翌日休館だった国立博物館と異なり、1日の猶予がある。
 
 
 
2月28日(金)
 
   金曜日の夜間開館時間帯、国立新美術館「ブダペスト」展に行く。
   2回目の鑑賞。結構な混雑。私と同じく滑り込みたい方が多かったということか。
 
   その時点で、同館は、3/15までの臨時休館、つまり本展は3/16の1日だけ鑑賞の可能性が残る状況。その後、臨時休館の延長と本展の会期延長(3/29まで)が発表される。しかし、再開することなく延長後の会期末を迎え、閉幕となる。
 
 
 
2月29日〜3月1日(週末)
 
   練馬区立美術館「津田青楓」展に行く。
   多くの美術館が臨時休館入りし、開館している数少ない美術館から、気になっていた本展を選ぶ。時節柄なのか、画家の知名度のためか、空いている。
 
   その後、同館は、3/28・29、4/4・5、4/11・12と週末は休館、平日は開館にて対応。予定(4/12)より2日早い閉幕とはなるが、本展は4/10まで継続する。
 
(3/1、国内累計感染者数256人、死者数6人)
 
    
 
3月4日(水)
 
   パリのルーヴル美術館。
   政府が2/29に「5千人以上の屋内の集会の全面禁止措置」を実施、これを踏まえた、職員の勤務拒否により、3/1より緊急休館するが、合意したらしく3/4午後より再開とのニュース。
   しかし、その後、3/13より臨時休館となり、今も継続されている。
 
 
 
3月7日〜8日(週末)
 
   おとなしく「ステイホーム」。
   ロンドン・ナショナル・ギャラリー展が予定どおり3/3に開幕していれば、行く日だったのに。
 
(3/8、国内累計感染者数494人、死者数7人)
 
 
 
3月14日〜15日(週末)
 
   府中市美術館「ふつうの系譜」展に行く。
   臨時休館を延長する美術館が相次ぐなか、予定どおり開幕する本展の初日に訪問。その帰りは雪が降っていてびっくり。
 
   その後、同館は、3/28・29、4/4・5と週末は休館、平日は開館にて対応していたが、4/8から全面休館。その後再開することなく、本展は、大半の作品が展示替えとなる後期を実施することなく、閉幕する。加えて、次の企画展「ここは武蔵野」展の中止も発表される。展覧会準備を十分に行えない状況とのこと。
 
(3/15、国内累計感染者数818人、死者数24人)
 
 
 
3月20日〜22日(3連休)
 
    Bunkamuraザ・ミュージアム「超写実絵画の襲来-ホキ美術館所蔵」展に行く。
 
   前の企画展「ソール・ライター展」は、2/28からの臨時休館により会期10日を残して閉幕したが、本展は予定の開幕日を2日間遅らせて開幕。
 
   このとき、好天に恵まれ、桜も満開。渋谷の街の大変な人出を見て、これはまずい、外出自粛を真剣に受け止める必要があると認識する。
 
   その後、同館は、3/28・29は臨時休館。4/1〜12は平日の時間短縮、土日の休館で対応することとしていたが、4/7から全面休館。再開することなく、本展はそのまま閉幕。
   私的には、「次回展覧会招待券プレゼント」が私史上2回目の当選!で再訪予定(最初の訪問時は確認を失念)も叶わず。
   また、次の展覧会「東京好奇心2020渋谷」展は開催延期、次々の展覧会「没後35年  有元利夫展」は開催中止が発表される。
 
(3/22、国内累計感染者数1,102人、死者数41人)
 
 
 
3月28日〜29日(週末)
 
   「ステイホーム」。
   東京は積雪(3/29)。
 
(3/24、東京オリンピックの延期合意。)
(3/25、都知事が週末の不要不急の外出自粛を都民に要請。)
(3/29、国内累計感染者数1,900人、死者数56人)
 
 
 
以降〜5月24日
 
   2カ月間、美術館への訪問なし。
 
 
(4/7、7都府県を対象に「緊急事態宣言」を発出。同日、国内累計感染者数4,477人、死者数98人)
 
(4/16、「緊急事態宣言」の対象を全国に拡大。同日、国内累計感染者数9,362人、死者数191人。)
 
(5/4、厚労省が「新たな生活様式」を公表。同日、国内累計感染者数15,377人、死者数566人。)
 
(5/14、「緊急事態宣言」39県で解除。日本博物館協会が「博物館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」を公表。同日、国内累計感染者数16,250人、死者数713人。)
 
(5/21、「緊急事態宣言」関西2府県で解除。同日、国内累計感染者数16,518人、死者数799人。)
 
(5/24、国内累計感染者数16,611人、死者数839人。)
 
 
 
5月25日(月)
   「緊急事態宣言」が首都圏1都3県、北海道においても解除される。
 
   東京都の「新型コロナウイルス感染症を乗り越えるためのロードマップ」では、美術館は、ステップ1における休業要請の緩和対象である。
 
(5/25、我が家(東京・多摩地区)に政府マスク2枚が配布される。)
 


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