シャンチー(中国象棋)の日々~三千年の歴史、5億人の愛好者

シャンチー(象棋)に関するニュースを(一社)全日本シャンチー連合会がお届けします。

所司和晴選手、“韓信杯”シャンチー(中国象棋)国際名人戦に出場

2009-05-20 | ニュース
日本シャンチー協会所属で、2007年世界シャンチー選手権「ノンチャイニーズ」部門優勝の所司和晴(しょし・かずはる)選手が、5月23日~26日に中国江蘇省淮安(わいあん)市で開催される“韓信杯”シャンチー(中国象棋)国際名人戦に、世界のトップ12の中の一人として招待され、出場することになりました。

この国際名人戦に出場するのは、

(1)2007年世界選手権の上位7名及び「ノンチャイニーズ」部門の優勝者:許銀川、洪智(以上中国)、阮武軍、阮成保(以上ベトナム)、呉貴臨(中華台北)、荘宏明(フィリピン)、趙汝権(中国香港)、所司和晴(日本)

(2)中国のレイティングトップ3(許銀川・洪智を除く):蒋川、趙国栄、汪洋

(3)江蘇省代表:徐天紅

と、そうそうたる顔ぶれです。

世界のトップ12がそろうこの大会に、日本シャンチー協会所属のプレーヤーが招待を受けたことはたいへん名誉なことです。しかも世界のシャンチー界を席巻している華人、ベトナム人(おそらく世界のシャンチー愛好者の99%を占めています)以外で唯一日本のプレーヤーが選ばれたことに大きな意義があるといえるでしょう。

世界シャンチー連合会(WXF)の悲願である「シャンチーの国際化」の実現は、いかにしてシャンチーを華人以外の社会に普及させるかにかかっています。その意味で早くからシャンチー愛好者を組織化し、統一団体が成立している日本のシャンチー界の動向には、世界中のシャンチー関係者が注目しているのです。

1998年、アジア団体選手権に出場した日本チームは、当時世界の№2だった中華台北と引き分け、アジア・シャンチー界をあっと言わせました。シャンチーの一千年の歴史を背負って育ってきた華人・ベトナム人プレーヤーを相手に、シャンチーを習い始めて20年足らずのプレーヤーが挑むのです。所司選手にとって世界の強豪を相手にして1勝を上げることも容易ではないかもしれません。もし1勝でも上げることができれば、それは所司選手一人にとどまらず、世界のシャンチーの歴史に新しい一歩を残したといえるほど大きな出来事なのです。

皆さん、所司和晴選手に大きな声援をお願いします。

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http://www7b.biglobe.ne.jp/~shg/80496703/




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