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裏窓

1954
アルフレッド・ヒッチコック

50年以上前の映画なんですね。中学生くらいの時に観て以来です。
まだまだ楽しめます。
久しぶりに観て、ラストシーンのあまりのコンパクトさに驚きましたが。

冒頭の向かいのアパートの窓から見える住人達の行動を追っていくカメラとその芝居、凄いですね。
完璧なタイミングで回っている。恐るべしヒッチコック。

写真家の主人公が一歩も部屋から出られないというシチュエーションで展開するもどかしさ以外は割と普通なお話だけれども、その一要素だけでこれだけ話がふくらむとは。
これを今やるとなんか無茶苦茶な伏線張りまくって最終的に誰が誰なのか分からないサイコなんだかサスペンスなんだかホラーなんだか分からないものになってしまうかと。
舞台の様な芝居がかった芝居にもすぐ慣れ、リアリティすぎる現代映画って何なんだろうと思う次第。
変な勘ぐりとかも必要無いし、理解できないところもない。映画が純粋な娯楽だった時代の作品、なんですかね。

グレイス・ケリーが可愛すぎ。
この映画は実はコレに尽きてしまうかと思ったほど。一瞬、写真家になろうかと思ってしまったほど。
何を着ても可愛いんだろうけど、衣装も好き。というか好き。ケリー・バッグ100個持ってこい。

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