軍団対決第1R『桜花賞』が終了。
その後の行方は・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
またまた松田厩舎の前でそれは起こった。
ジャ『オ~レは、軍団【フサイチ】だ~』
またも内村プロデュースのノリで元気一杯に彼は叫びながら栗東トレセン内を歩いていた。
そう【フサイチジャンク】である。
先日の宣戦布告?で言われた若葉Sで【キャプテンベガ】を下し、勇躍皐月賞に殴りこみをかける。
そのあとに続くように【リシャール】【パンドラ】が続いて歩いてきた。
だが、この2頭はあまり元気がないようだ。
ジャ『オ~レは、軍団【フサイチ】だ~』
前よりも声が大きくなっている。
ジャ『ほらどしたの声が出てないよせ~のっ』
3頭『オ~レ(わたし)は軍団【フサイチ】だ~』
ジャ『声が小さい』
2頭『はい・・・』
こんな調子であった。
しかし、それだけうるさければやはり松田厩舎に聞こえる。
そしてまた出てきたのが【アドマイヤムーン】である。
ム『あの~』
ジャ『オ~レは・・・んっ』
ム『あの~うるさいんですけど・・・』
ジャ『おっ、出てきたな~【ムーン】
おまえが言ったとおり若葉Sで【キャプテンベガ】倒したぞ
これで宣戦布告だ。受け取れよ』
ム『いや、それは【キッス】ちゃんが勝手に・・・』
ジャ『ちんけなことはいいから、とにかく受け取れ』
ム『は・はぁ・・・』
相変わらず他の2頭は沈んでいる。
すると【ムーン】の後ろからなにやら声が。
キ『ちょっと~またなんか来てるんか?・・・ってまたおまえかい』
【アドマイヤキッス】登場である。
ジャ『おまえって、おまえにおまえ呼ばわりされるアレはないんだよ』
キ『ごちゃごちゃうるさいの~若葉S勝ったぐらいで騒ぎおって~』
ジャ『おまえが勝ったら認めてやるって言ったんだろうが』
キ『【ムーン】がな。でも【ベガ】やぞ。おまえが勝ったの。
そのほかの相手も見てみーや。そして弥生賞と比べてみーや。
その差歴然ってな。正直な、【ムーン】と【ベガ】どっちが強いかゆーたらな、
そりゃ当然【ムーン】やわ。当然、いや断然やな現時点では』
ム『(ポッ)』
キ『おまえは何赤なっとんねん調子のんなや』
ム『はい』
キ『そういうわけや。だからおまえはまだ【ムーン】の・・・
う~ん、せいぜい膝下あたりやろな。そんなもんや。
そこにおる【リシャール】にも勝てへんと違うの?』
リ『へっ僕』
キ『そうや。正直な、朝日杯、共同通信杯、スプリングS見る限りそっちの方が強いで』
リ『(ポッ)』
キ『だから赤なんなや』
ジャ『ははっ、それはどうかな。やってみなきゃわかんねーだろ
競馬っていのはそんな単純なもんじゃないんだよ。成績がそのまま結びつくとは限らねーの』
キ『それをそのままそっくりおまえに返すわ』
ジャ『な・なにお~』
キ『あっ、そーいえば桜花賞。わての勝ちやな』
ピクッと反応したのが【パンドラ】である。
パ『そ・そうね。ちょっとあたしには荷が重かったかもしれないわ・・・』
キ『フフン』
ジャ『なんだなんだその弱気っぷりはそれだから負けちまうんだよ
まったくおまえもおまえだよ。おまえって2着じゃん。勝ってないじゃん』
キ『なに?何が言いたいんや?』
ジャ『(にやけながら)いやだから、おまえってに・ち・ゃ・くじゃん。負けてるじゃん。
しかも同じ【キス】に。おまえって【キッス】なんて気取ってるから
負けちゃったんじゃないの?』
キ『こ・この野郎・・・言わせておけば』
ジャ『競馬っていうのはね~2着も14着も同じなんだよね。同じ『負け』なんだよ』
キ『(ゴゴゴゴゴゴゴッ)』
リ『・・・も・もうそろそろやめとこうかな、【ジャンク】?』
パ『そ・そうよ、第1Rはわたしたちの負けでいいじゃない。
皐月賞はきっと勝てるわよ』
ジャ『いや、言われっぱなしじゃダメだろ~ここでいっとかないとね』
【キッス】の怒りの沸点が上がっていくのを隣で見る【ムーン】はひたすらあわてている。
ム『(((( ;゜д゜)))アワワワワ』
キ『(ゴゴゴゴゴゴゴッ)』
そして、彼女がキレる寸前。どこからともなく1頭の馬が現れた。
マ『ちょ~っと待った~!!』
その場の全員がそっちを向く。
【マイネルスケルツィ】である。
マ『セイセイセイセイ
軍団をおまえたち2つだけだと思ってもらっては困るな。うん困るな』
ム『【スケルツィ】くん?』
マ『軍団の老舗といえばこの【マイネル】軍団だろうが~』
・・・・・
マ『あれっ?』
力強く言い放ったものの、その場の全員は彼の登場でしらけてしまったようである。
そう、彼は雰囲気を読めないのだ。
ジャ『あ~なんか一気にしらけた』
キ『あたしも熱が冷めちゃった』
リ、パ『・・・・』
ム『【スケルツィ】くん・・・』
マ『あ、あれ?』
ジャ『もういいや、じゃあな。とりあえず桜花賞はおまえらの勝ちってことにしとくよ。
中山で会おうぜ』
リ、パ『で、では』
【フサイチ】軍団は立ち去った。
キ『もう、なんやったんやろ。アホみたいやわ。【ムーン】戻るで』
ム『は、はい。バイバイ【スケルツィ】くん』
【アドマイヤ】軍団も立ち去った。
そして彼は残された・・・
マ『あれっ?』
そう、彼は空気が読めないのだ。
こうして決着は第2Rへともつれ込んだのである。
マ『あれっ?』
おしまい
『2大軍団』はこちら
『もう1つの軍団は?』はこちら
皐月賞こそ、本当の激突か。
実力馬同士の力と力のぶつかり合いを堪能したい。
写真は、『TURF DREAMS』さんからご提供いただきました。ありがとうございます。
お馬さんのレースの綺麗な写真が揃っております。
どうぞこちらから
その後の行方は・・・
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またまた松田厩舎の前でそれは起こった。
ジャ『オ~レは、軍団【フサイチ】だ~』
またも内村プロデュースのノリで元気一杯に彼は叫びながら栗東トレセン内を歩いていた。
そう【フサイチジャンク】である。
先日の宣戦布告?で言われた若葉Sで【キャプテンベガ】を下し、勇躍皐月賞に殴りこみをかける。
そのあとに続くように【リシャール】【パンドラ】が続いて歩いてきた。
だが、この2頭はあまり元気がないようだ。
ジャ『オ~レは、軍団【フサイチ】だ~』
前よりも声が大きくなっている。
ジャ『ほらどしたの声が出てないよせ~のっ』
3頭『オ~レ(わたし)は軍団【フサイチ】だ~』
ジャ『声が小さい』
2頭『はい・・・』
こんな調子であった。
しかし、それだけうるさければやはり松田厩舎に聞こえる。
そしてまた出てきたのが【アドマイヤムーン】である。
ム『あの~』
ジャ『オ~レは・・・んっ』
ム『あの~うるさいんですけど・・・』
ジャ『おっ、出てきたな~【ムーン】
おまえが言ったとおり若葉Sで【キャプテンベガ】倒したぞ
これで宣戦布告だ。受け取れよ』
ム『いや、それは【キッス】ちゃんが勝手に・・・』
ジャ『ちんけなことはいいから、とにかく受け取れ』
ム『は・はぁ・・・』
相変わらず他の2頭は沈んでいる。
すると【ムーン】の後ろからなにやら声が。
キ『ちょっと~またなんか来てるんか?・・・ってまたおまえかい』
【アドマイヤキッス】登場である。
ジャ『おまえって、おまえにおまえ呼ばわりされるアレはないんだよ』
キ『ごちゃごちゃうるさいの~若葉S勝ったぐらいで騒ぎおって~』
ジャ『おまえが勝ったら認めてやるって言ったんだろうが』
キ『【ムーン】がな。でも【ベガ】やぞ。おまえが勝ったの。
そのほかの相手も見てみーや。そして弥生賞と比べてみーや。
その差歴然ってな。正直な、【ムーン】と【ベガ】どっちが強いかゆーたらな、
そりゃ当然【ムーン】やわ。当然、いや断然やな現時点では』
ム『(ポッ)』
キ『おまえは何赤なっとんねん調子のんなや』
ム『はい』
キ『そういうわけや。だからおまえはまだ【ムーン】の・・・
う~ん、せいぜい膝下あたりやろな。そんなもんや。
そこにおる【リシャール】にも勝てへんと違うの?』
リ『へっ僕』
キ『そうや。正直な、朝日杯、共同通信杯、スプリングS見る限りそっちの方が強いで』
リ『(ポッ)』
キ『だから赤なんなや』
ジャ『ははっ、それはどうかな。やってみなきゃわかんねーだろ
競馬っていのはそんな単純なもんじゃないんだよ。成績がそのまま結びつくとは限らねーの』
キ『それをそのままそっくりおまえに返すわ』
ジャ『な・なにお~』
キ『あっ、そーいえば桜花賞。わての勝ちやな』
ピクッと反応したのが【パンドラ】である。
パ『そ・そうね。ちょっとあたしには荷が重かったかもしれないわ・・・』
キ『フフン』
ジャ『なんだなんだその弱気っぷりはそれだから負けちまうんだよ
まったくおまえもおまえだよ。おまえって2着じゃん。勝ってないじゃん』
キ『なに?何が言いたいんや?』
ジャ『(にやけながら)いやだから、おまえってに・ち・ゃ・くじゃん。負けてるじゃん。
しかも同じ【キス】に。おまえって【キッス】なんて気取ってるから
負けちゃったんじゃないの?』
キ『こ・この野郎・・・言わせておけば』
ジャ『競馬っていうのはね~2着も14着も同じなんだよね。同じ『負け』なんだよ』
キ『(ゴゴゴゴゴゴゴッ)』
リ『・・・も・もうそろそろやめとこうかな、【ジャンク】?』
パ『そ・そうよ、第1Rはわたしたちの負けでいいじゃない。
皐月賞はきっと勝てるわよ』
ジャ『いや、言われっぱなしじゃダメだろ~ここでいっとかないとね』
【キッス】の怒りの沸点が上がっていくのを隣で見る【ムーン】はひたすらあわてている。
ム『(((( ;゜д゜)))アワワワワ』
キ『(ゴゴゴゴゴゴゴッ)』
そして、彼女がキレる寸前。どこからともなく1頭の馬が現れた。
マ『ちょ~っと待った~!!』
その場の全員がそっちを向く。
【マイネルスケルツィ】である。
マ『セイセイセイセイ
軍団をおまえたち2つだけだと思ってもらっては困るな。うん困るな』
ム『【スケルツィ】くん?』
マ『軍団の老舗といえばこの【マイネル】軍団だろうが~』
・・・・・
マ『あれっ?』
力強く言い放ったものの、その場の全員は彼の登場でしらけてしまったようである。
そう、彼は雰囲気を読めないのだ。
ジャ『あ~なんか一気にしらけた』
キ『あたしも熱が冷めちゃった』
リ、パ『・・・・』
ム『【スケルツィ】くん・・・』
マ『あ、あれ?』
ジャ『もういいや、じゃあな。とりあえず桜花賞はおまえらの勝ちってことにしとくよ。
中山で会おうぜ』
リ、パ『で、では』
【フサイチ】軍団は立ち去った。
キ『もう、なんやったんやろ。アホみたいやわ。【ムーン】戻るで』
ム『は、はい。バイバイ【スケルツィ】くん』
【アドマイヤ】軍団も立ち去った。
そして彼は残された・・・
マ『あれっ?』
そう、彼は空気が読めないのだ。
こうして決着は第2Rへともつれ込んだのである。
マ『あれっ?』
おしまい
『2大軍団』はこちら
『もう1つの軍団は?』はこちら
皐月賞こそ、本当の激突か。
実力馬同士の力と力のぶつかり合いを堪能したい。
写真は、『TURF DREAMS』さんからご提供いただきました。ありがとうございます。
お馬さんのレースの綺麗な写真が揃っております。
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