OCNブロガー招待に当選して、本日(2/8)“THE TOUR OF MISIA DISCOTHEQUE ASIA Special Blogger's Day February 8, 2009”を観賞しに、横浜アリーナへ行ってきました。関東でのファイナルということもあり、開演前の会場は溢れる人と熱気で満ちていました。早速、グッズ売り場へ行き、気になっていたニット帽をゲット。ネックウォーマーにもなる2WAY仕様とのことでしたが、もし単なる筒状のキャップだとしたら、スキンヘッドの自分には、
頭頂部にすきま風が入り込んで寒いんじゃないか
と一瞬思いましたが、そんなことは杞憂に終わるスグレモノでした。(笑)
ホールに入り座席を探すと……いただいたチケットのナンバーからステージに近い場所らしいということは推測出来たのですが、これほどまでに近いとは! という座席を用意してくださってました。実質5列目あたりで、肉眼ではっきりとMISIAやダンサーの表情が確認出来るポジションです。これにはビックリ。普段はスタンドで良くても真ん中やや後ろ目あたりの座席が常でしたが、この席は今までに参加したMISIAのライヴのなかで、最もステージに近い席となりました。感謝!感激!
そんな感じで興奮していると、OCNスタッフの方がやって来られて、ご丁重な挨拶を受けると同時に当公演などに関する資料をいただきました。後述するセット・リストはそちらにほぼ従ったものとなっています。
横浜アリーナ2Days、2日目公演を端的にまとめると、
MISIAが近い!
ダンサーも近い!
バンドもそれなりに(見えたところは)近い!
そして、
MISIAが自分を指差した!
MISIAが自分に微笑みかけた !!
MISIAが自分に投げキッスした !!!
MISIAが……
って、すみません。妄想を爆発させすぎました。(;・∀・)
初体験としては、
「INTO THE LIGHT」で発破される銀テープをゲット出来た!
(通常はテープが届かない位置で観賞しているので)
ダンサーの踊りを生の迫力で直視することが出来た!
炎がいつもより熱かった!
ということでしょうか。
MISIAは長期にわたるツアーで喉も疲労していたことでしょう、時折かすれた声と感じたこともありましたが、ほとんど問題にならず、素晴らしいステージングを披露してくれました。
「今日の横浜アリーナは、関東ではファイナルなので、ツアー・ファイナルだという気持ちでやります!」と宣言したMISIAの意気込み、それに応えるオーディエンス、それら大勢で創り出すムーヴメント……それらはまさに、横浜アリーナという空間を共有した人たちにとっては、人生という名の旅においての至極の時間、“ジョイフル・モーメント”になったのではないでしょうか。
ハウス・メドレーはやっぱり楽しく、
バラードにはやっぱり聴き入ってしまい、
MCでの声のギャップにホッと心和み、
「Never gonna cry!」から「INTO THE LIGHT」の流れはやっぱりゾクゾクし、
テープ発破で爽快感が絶頂に達し、
MISIAの“もっと、もっと、もっとぉ~”にやっぱり心躍り、
この夏“星空のライヴ”開催決定という重大発表に次への期待が持続する……
やっぱりライヴあってのMISIAだなと頷いたのでした。
…
…
…
ただし、
100%は満足していません。
MISIA(のライヴ)ならばもっとさらなる高みへと行けるはずだという思いと個人的に今回のライヴに馳せていた思いとのほんの僅かなズレによって、そう感じてしまいました。
何故そう感じてしまったのかは以下に記しますが、ひとついえることは、“満足していない”というのは決してネガティヴな意味からではなくて、ポジティヴにライヴを見据えた結果の理由だということです。これによって、最後に訪れた爽快感が削がれるといった部類のものではないということです。それは、終演した今、自分の中に沸き起こっている“必ずや次回のMISIAのライヴも体感するぞ"という思いに駆られていることからもいえます。そして、実際にライヴ会場へ訪れた時に、その証明が完結となるはずです。
満足は100%ではないですが、
快感は120%、そして次への期待度は200% !!!!!
そんなライヴでした。
◇◇◇
贅沢な悩み。
MISIAのツアー“OCN presents THE TOUR OF MISIA DISCOTHEQUE ASIA”を横浜アリーナまで観賞してきた。横浜アリーナ2Daysの2日目で、関東圏での公演はこれがファイナルとなる。そういう意味でも、アーティスト、関係者、そしてオーディエンスともども力が入る公演となることは容易に想像出来た。
今ツアーの特徴であるセンター・ステージの上には、灯篭のようなセットが吊るされてある。その模様といい赤や紫を基調としたライティングといい、どこか“ANANA SUI”(アナ・スイ)を思わせるデザインとエスニックな感じは、ツアー・タイトルにも含まれている“ASIA”を意識してのものだろうか。
正直にいうと、日本武道館公演で感じた思い(その時の記事はこちら)、「“ディスコティック”というテーマの下に構築したステージであれば、それにより特化した構成を組んでもらいたかった」というのは、今回も覆されなかった。前述の記事では「“ディスコティック”という名の割りには、バラード配分が多く感じられてしまった」と書いたのだが、何故そう思えたのかを自分なりに検証してみた。
ハウス・メドレーはショート・ヴァージョンのアレンジが多いが、中盤のバラードはフル・コーラス(しかも5曲)。アッパーで軽快なハウス・メドレーに対し、清廉で繊細かつ重厚な雰囲気のバラードといった重量感……。間近で無心でMISIAのバラードを聴いてハッと思ったことがあった。それは、MISIAが美しい言葉を携えながら丁寧に精魂を傾けて紡ぐバラードの波には、圧倒的な訴求力が存在したということ。心を揺らす歌の伝播力が半端ではないということ、だ。その迫力たるや、もはや単にバラードではなく、文学。「愛」をテーマにした、歌という形に変えた濃厚な純文学がそこにあったのではないかと。
その壮絶な存在感ゆえ、中盤のバラード・セクションがズッシリと感じられたために“よりディスコティックに特化して欲しかった”という感想を持ってしまったのではないかと。実際、バラードでのアクトにケチをつけるところなどはなく、特に「そばにいて…」や「約束の翼」での熱唱は見事だった。MISIAの訴求力、浸透力が強すぎるがゆえのことだったのかもしれない。
アンコールでは、観客を指差しながら、悦びと幸せを伝えたMISIA。私たちは“音楽”という絆で繋がっている……「We are the music」は極めて明るくポップな曲だが、そういったメッセージが込められているのだろう。ステージにはDNAの二重螺旋をモチーフにしたようなオブジェが縦に伸びていた。人種、民族、性別、老い若き、姿かたちや個性は違っても、地球上の人たちのなかには必ず“音楽”という遺伝子が宿っているんだ……そういった想いがヒシヒシと伝わる最高のポップ・ミュージックだった。
MISIAのライヴでは観客がよく“ミーシャーッ!”と呼びかけることが多い。MCの時でない限り、それらにいちいち応えることはないのだが、ただ、最後にMISIA自身から“MISIAと呼んでください!”と語りかける時が来る。そして観客全員で“ミーシャーッ!”と叫ぶのだ。MISIAと観客が一体化し、一度にすべてと会話が成立する瞬間だ。ふとそこで“MISIA”という綴りを思い浮かべてみた。MISIAはデザインロゴなどでよく“MSA”と表わされることがあるが、よく見ると、MとSとAの間の文字はどちらも“I(=私)”で繋がれていることに気づいた。M=MUSIC、S=SONG、A=AUDIENCEだとすると、音楽と歌と聴衆を私(=MISIA)が繋いでいるということになる。さらに、“I(=私)”の読みは“アイ”、すなわち愛=LOVEに通じる。音楽と歌と聴衆に私(=MISIA)が“愛”の架け橋をする……そういう想いが込められたこの上ない名前だ。そして、今日もこの“I”によって観客はその悦びと素晴らしさを体感したのだ。
もしかしたら、MISIAのライヴでは100%の満足は得られないかもしれない。個人個人で嗜好は異なるし、全員がすべて満足するライヴなど存在しないのかもしれない。ただ、いえるのは、100%以上の充実と意義が存在し、能動的な心の動きがあったのは確かだということだ。
自分のMISIAに対する想いは、一時期の不安要素を完全に取り払った。
ただ、それによって、さらなる期待値が高まり、贅沢な悩みが尽きないというもう一つの面がムクムクと湧き上がってしまっていることも確かなのだが。(苦笑)
◇◇◇
<SET LIST>
00 OPENING EVENT “RED TEA CEREMONY” (Performance by KEN HAMAZAKI)
01 Catch the Rainbow -2009 tour Remix-
~ MEGA MISIA MEDLEY ~
02 Royal Chocolate Flush
03 GROOVIN'
04 Escape
05 Rhythm Reflection
06 TYO
07 以心伝心
08 FUNK Delight ~ BAND INTERLUDE ~
09 LOVE TRULY
10 キスして抱きしめて
11 Yes Forever (ver.Pf)
11 そばにいて…
12 約束の翼 -2009 tour ver.-
13 ~ DANCERS PERFORMANCE SECTION~
~ MISIA HOUSE REMIX MEDLEY ~
14 To Be In Love -STUDIO APARTMENT REMIX-
15 THE GLORY DAY -MALAWI ROCKS REMIX-
16 忘れない日々-Hex Hector Remix-
17 Sweetness -Satoshi Tomiie Remix-
18 Never Gonna Cry! -Junior Vasquez Remix-
19 INTO THE LIGHT -Short ver.-
≪ENCORE≫
20 太陽の地図
21 We are the music
22 JOYFUL MOMENT
23 少しずつ 大切に
<MEMBER>
鈴木健治 (G)
種子田健 (B)
重実徹 (Key)
ASA-CHANG (Per)
DJ TA-SHI (DJ)
須藤豪(MP)
[Performer:A→Z]
CanDoo
HIRO
HYROSSI
KOTA
KYO-KO
MAYAKA
NADA
STEZO
TAKUYA
TATSUO
TOM
U-GE
YOSHIE
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